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『モンハンワイルズ』先行プレイ。トリッキーな動きのププロポルと毒が脅威のネルスキュラ狩猟に挑む。氷で覆われた新フィールドも初体験

byででお

byぽんきち

『モンハンワイルズ』先行プレイ。トリッキーな動きのププロポルと毒が脅威のネルスキュラ狩猟に挑む。氷で覆われた新フィールドも初体験
 2025年1月、カプコンは2025年2月28日に発売予定のプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、Steam向けソフト『モンスターハンターワイルズ』のメディア向け体験会を実施した。

 今回の試遊では、新モンスターのププロポル、そして復活モンスターであるネルスキュラの狩猟クエストを体験できたのでその模様をリポートする。

 なお、使用ハードはPS5(通常版)で、記事内のボタン表記もそれに準じたものになっている。
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グロテスクな見た目が特徴的な新モンスター、ププロポルを狩る!

 ププロポルの狩猟クエストは、油涌き谷と呼ばれるフィールド。地面から油泥が涌くのに加え、激しい炎が油泥を燃やす“火走り”が異常気象として存在する、過去シリーズでいう火山地帯のような側面も見せる場所だ。

 と、ここまで書いたが、まずはグラフィック面について少し語っておきたい。今回の試遊バージョンは、2024年12月19日公開の製品版に向けた調整内容および第1回オープンベータテストからの変更点を紹介する映像で明らかになった修正、調整が反映されていた。

 当然ながらグラフィック面でも確実な調整が入っており、今回は“フレームレート優先”設定でプレイしてみたが、その差は一目瞭然と言っていいものだった。

 2014年11月の第1回オープンベータテスト版ではフレームレート優先でもカクつく場面が多くあったが、今回のバージョンではそういったことがほぼなく、快適そのもの。しかも通常版のPS5でこれなのだから、PS5 Proや、ハイエンドのゲーミング用PCであれば、さらに美しく滑らかなグラフィックでプレイできるだろう。この辺はぜひプレイ動画でチェックしてみて欲しい。

 さて、本題へ。クエストがスタートし、いきなり新モンスターを発見。クラノダスという小型モンスターで、頭部が特徴的な形をしているな……と眺めていると、すぐさま目の前にププロポルが!
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 まだ心の準備ができていないが、やるしかないということで攻撃を仕掛けてみる。ププロポルは獣竜種のモンスターではあるが、これまでのシリーズではいなかったような、ややグロテスクな見た目が特徴。頭部がまるで17世紀の医師(※)のようにも見えるのは、ププロポルが毒を扱うモンスターゆえだろうか。
※ペストが大流行した時代の医師は、香辛料を詰めた嘴状のマスクを被っていた。[IMAGE][IMAGE]
 ププロポルは尻尾を使った攻撃や、毒ブレスなどを多用して攻めてくる。とくに尻尾を地面に押し付けてから広範囲を爆発させる攻撃は、タイミングが取りづらく、かつ高威力なので非常に危険。軽い気持ちでジャストガードを試みるも、モロに食らってしまい、大ピンチに。
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 いったんセクレトに乗って体勢を整えた後、ジャンプ攻撃で乗り状態に。首尾よくダウンさせてから追撃を……と思いきや、操作ミスで連携を失敗してしまった。

 ププロポルは態勢を頻繁に入れ換えるせいか、攻撃を当てにくいとも感じた。だからこそ、ダウンを取れた際は大技を決めてしっかりとダメージを稼いでいく必要がありそうだ。
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 別のエリアへと移動するププロポルを、セクレトに乗って追いかける。と、ここで尻尾攻撃を食らってダウンし、起き上がろうとしたところへ、すぐさま範囲爆発攻撃を“置く”ように出してくるププロポル。一時の油断もならない。
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 開幕に出会った小型モンスターのクラノダスがププロポルを襲撃。いいぞもっとやれ、と思った直後、クラノダスはこちらにも飛び掛かってきた。やはり予想外の動きをしてくる。

 小型だろうがモンスターはモンスターなので、当然ながら味方ではない。彼らの動向にも気を配りながら立ち回らないと、なんでもないようなところで危機に陥る場合も。
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 狩猟を続ける中、やはりどうしても範囲爆発攻撃に足をとられてしまう。ププロポル本体の動きとは時間差で爆発するのが非常に厄介。
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 少々強引にだが、竜杭フルバーストを決めてダメージを与え、傷口破壊で素材も入手。が、やはり時間差の範囲爆発攻撃で足止めされる。ププロポルが動いたときに身構えてしまうのがよくないのかも……?
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 クエスト開始時は食事を取っていない状態だったため、隙を見てこんがり肉をもしゃもしゃと食べることに。本作のこんがり肉は、スタミナはもちろん体力の最大値も増加させる効果があり、狩猟時は非常に役立つアイテムになっている。ただ、食べるのに時間がかかるので、狩猟中だとセクレトの存在は欠かせない。
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 毒攻撃も織り交ぜてくるププロポル。毒を食らうと時間経過で体力が減少するため(赤い部分は残る)、放置しておくと危険。持っていれば、即座に解毒薬や漢方薬で治療したい。ちなみに、本作では毒状態時に体力ゲージの左上にアイコンとともに毒が治るまでのカウントも表示される。カウント数が少ないなら、自然治癒に任せてアイテムを温存するのも判断としてはアリかも。
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 エリアを移動し、再び対峙。ジャストガードからの叩きつけ~フルバーストが2回決まり、そこからさらに追撃も当たったところで、前脚と尻尾の破壊に成功。本作では破壊した時点でどの素材を入手できたかがわかるようになっているのがいい。
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 ここでふと環境生物である閃光羽虫を利用しようと思い立つ。ププロポルから間合いを取り、こっちにやって来るタイミングを狙って閃光を発動! 見た目のイメージから、閃光が効かないように思っていたが、きちんと効果があるようだ。
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 見当違いの方向へ攻撃を始めるププロポルへ集中攻撃を仕掛ける。連装竜杭フルバーストから、さらに竜撃砲のフルコースをお見舞い。
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 オトモによるシビレ罠のサポートも利用しつつ攻撃を続けていると、フルバーストを決めたところでププロポルの身体が急速にしぼみ、完全なダウン状態に。これ幸いと、またも連装竜杭フルバーストからの竜撃砲を決めていく。ガンランスを使っていて最も気持ちよくなれる瞬間と言っていい。
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 瀕死になったププロポルは、休息に向かおうと撤退を始めた。向かったエリアでは、弱ったププロポルにクラノダスが襲い掛かる。途中で拾ったスリンガー爆発弾や、連装竜杭フルバーストなどでダメージを与え続けるも、さらに別のエリアへ逃げるププロポル。さすがにしぶとい。
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 油泥が気になり、少し調べてみる。泥が深い場所では移動速度が低下するようで、何やらぶくぶくと泡立っているポイントも。試しに近づいてみたが、何も起こらなかった。
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 逃げたププロポルをセクレトに乗って追う。まずはジャンプ攻撃で……と思った瞬間、討伐完了。微妙に煮え切らないフィニッシュになってしまったが、クエストは達成できたのでよしとしよう。

ネルスキュラ狩猟! 復活した大蜘蛛は、いったいどんな動きを見せるのか……?

 ププロポル狩猟クエストに引き続いて挑戦したのは、なんとあのネルスキュラの狩猟クエスト。ネルスキュラは『モンスターハンター4』で初登場し、シリーズ作品では『モンスターハンターダブルクロス』以来となるため、じつに約8年ぶりの復活となる。

 さっそくネルスキュラの狩猟クエストをスタート。狩り場となるのは、エリアの多くが氷で覆われている新フィールド。過去シリーズの雪山や、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の渡りの凍て地を思い起こさせる。
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 ほどなくして、ネルスキュラと遭遇。実際に見てみると、さすがにグラフィックの質感やリアルさは過去シリーズから大きく向上している。正直に言ってしまうとかなり“来る”。
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 本作のネルスキュラは“ネルスキュラベビー”という子蜘蛛を連れている。彼らはとても蜘蛛らしい動きで地面を這いまわっていた。ちなみに、ネルスキュラベビーの見た目は蜘蛛恐怖症対策モードに対応しているので、小さな虫が苦手な方も安心してほしい。なお、ラバラ・バリナと同じく、大型モンスターであるネルスキュラ本体は蜘蛛恐怖症対策モードの対象外だ。
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 ずっとビビッてもいられないので、ジャンプ溜め斬りを出しつつ狩猟開始。ナイフ攻撃で傷を付けていると、そのままダウンへ。
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 ここはやはり真・溜め斬りであろうとくり出すも、盛大に外してしまう。恥ずかしいが気に病んでいる暇はない。
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 ネルスキュラはバックステップからの糸攻撃、さらには糸を伸ばした後に滑空するように突進攻撃をくり出してくる。あらゆる動作が機敏で隙を突きにくい。慣れないうちは追いかけるので精一杯になりそう。
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 のしかかり攻撃も健在。重量感があり、まともに食らえばただでは済まないのが見て取れる。
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 こちらの攻撃が空振りした隙に、通常時は隠している鋏角を出し、それで挟み込む強烈な攻撃をくり出してきた。威力もさることながら、鋏角には毒があり、食らうと毒状態になってしまうのが厄介。
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 慌てて漢方薬を飲んで毒を治療。鋏角攻撃は過去シリーズにもあったため、恐ろしい反面、なんだか懐かしい気持ちにもなった。
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 爪による攻撃は、とにかく素早いため隙が少ない。抜刀斬りで様子を見ながら立ち回る。
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 強引に真・溜め斬りを狙ったのが災いし、糸攻撃を食らってしまう。一定時間糸拘束状態になるが、左スティックの連続入力か、消散剤で解除できる。その間身動きが取れなくなるので、非常に危険。案の定、鋏角攻撃をモロに食らってしまった。
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 真・溜め斬りがネルスキュラの頭部付近にヒット。傷口も破壊しつつ大ダメージに。頭部や胴体の肉質は柔らかく、脚や爪はかなり硬い印象。とはいえ頭部を狙うのは難しいので、タル爆弾など、肉質を無視する攻撃を活用するのもいいかもしれない。
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 大剣の新技である相殺斬り上げを狙ってみるも失敗。ネルスキュラは動きが素早いため、鋏角攻撃のように大振りなモーションを決め打ちで狙わないと当てるのは難しそうだ。
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 抜刀斬りで毒トゲを破壊したタイミングで、ネルスキュラはエリア移動を開始。また、あくまで体感だが、第1回オープンベータテストのときより大型モンスターのエリア移動の頻度が控えめになっている印象だ。モンスターとじっくり対峙できるのはうれしい。
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 毒液の結晶からは、スリンガー毒弾を入手できる。とはいえ毒を扱うネルスキュラには効果が薄いと思われるので、ほかのモンスターに対して使用するのがよさそうだ。
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 移動すると、そこは蜘蛛の巣が張っているかのような形状。まさしくネルスキュラの巣だろう。
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 天上からぶら下がっているツララらしき物体をスリンガーで撃つも、揺れるのみ。これは環境トラップではないのか?
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 突進で暴れるネルスキュラを止めるため、閃光羽虫で目くらまし状態に。ここぞとばかりに攻撃を仕掛けていく。さすがに動きが止まれば攻撃を当てやすい。
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 天井に糸でぶら下がり、そこから振り子のように移動しながらの攻撃も確認。食らうと毒状態になるほか、大きく間合いを離されるので追撃が難しい。
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 恐らく巣のエリア限定の行動だろうが、ネルスキュラが巣の裏側に回り込んみ、奇襲を仕掛けてくる行動も確認できた。過去のシリーズ作でも見られた、いかにも蜘蛛らしい行動だ。
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 再度相殺斬り上げを狙うも……ダメ。復活モンスターとはいえ、初見でいきなり狙うのは難しい。慣れれば華麗に決められる……はず!
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 天井にぶら下がり、さらに上昇したかと思えばすぐに着地からのバックステップ糸攻撃といった、かなりトリッキーな動きも見られた。
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 疲れ状態になるネルスキュラ。とはいえ、完全に動きが止まるといったことはあまりないので、油断のないように攻めたいところ。
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 抜刀攻撃でネルスキュラの外套膜を破壊。つるりと皮が剥けたような見た目になり、本体が露わになる。ちなみにネルスキュラは自分が仕留めたゲリョスの皮をまとう独自の生態を持っており、破壊するとゲリョスの素材であるゴム質の皮が手に入る。いったいいつごろネルスキュラに仕留められたゲリョスの皮なのか……と考えてみるとおもしろい。
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 天井にぶら下がってからの攻撃は、ほかの攻撃行動とのテンポが変わるため、こちらの動きのタイミングを外される。
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 エリア移動したネルスキュラを追う。そぞろ周囲を見ると、ユキダマコガネなる環境生物を発見。スリンガーハジケ氷弾を入手できたので使ってみると、ネルスキュラをひるませることに成功。ひるませ値的なものが高く設定されているのかも?
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 振り子攻撃、のしかかりと連続で食らってピンチに。ネルスキュラは1回の行動で止まらないことが多いため、臨機応変な対応が求められる。
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 ネルスキュラは、腹部から睡眠属性を持つ針攻撃を出してくることも。これを食らうと睡眠状態になり、完全に眠ってしまう前に攻撃を受ける(仲間からの攻撃でも可)、もしくは元気ドリンコを使用しないと行動不能になる。
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 アイテム欄から元気ドリンコを探し当てるも、時すでに遅し。ネルスキュラ狩猟の際は、元気ドリンコや解毒関連のアイテムをショートカットに設定しておくとよさそうだ。
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 抜刀斬りからの集中貫通斬りがフルヒットし、ネルスキュラがダウン。よし、ここで真・溜め斬りを……当てたかったが、恐ろしく肉質の硬い爪に阻まれてしまう。オトモの「今が攻め時だよ!」のセリフが虚しく響く。
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 周囲にあった種火石からスリンガー火炎弾を入手できたので撃ってみたところ、意外なほどにダメージが高かった。やはり火属性が弱点か?
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 エリア移動し、疲れているネルスキュラを追い詰める。疲れると糸攻撃が出せなくなるようだ。
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 弱り始めたネルスキュラに攻撃を続けるも、さすがにそうそう倒れてはくれない。しかも機敏さが増しているような? 息つく暇もないように連続攻撃を仕掛けてくる。
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 ネルスキュラの攻撃で毒を受けてしまったため、周囲に生息していた浄化ミツムシなる環境生物を利用してみる。すると毒を治療できたのに加え、体力まで大きく回復するおまけつき。あまり多くは見かけなかったが、もし発見できた際は積極的に利用したい。
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 弱ったネルスキュラは自分の巣へ移動して休眠を始めた。天井からぶら下がった状態で眠るようで、完全に無防備。ちょうどジャンプ攻撃が届かない位置なのがいやらしい。
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 真・溜め斬りを当てるとダウンし、巣に絡まったような状態になる。通常のダウンと同様に攻撃チャンスなので逃さずに追撃。
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 天井にぶら下がった状態からも糸攻撃をしてくるようだ。注意深く観察していないと視界外から攻撃されてしまう。
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 その後も攻撃を続け、ネルスキュラが巣の裏側に回ったところを真・溜め斬りで攻撃すると、ついに狩猟成功。

 素早い動きや毒や糸による攻撃、さらには爪部分の肉質の硬さなど、ネルスキュラの手ごわさは本作でも健在だと感じた。製品版では火属性の武器や各種アイテムなどをしっかりと準備してから臨む所存。
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      集計期間: 2025年03月21日13時〜2025年03月21日14時