
発売に先駆け、ファミ通.comでは『CivVII』のさまざまな特集を予定。その第1弾として、今回は「そもそも『Civ』って何?」というシリーズ未プレイ、もしくは初心者の方に向けて、シリーズの魅力と歴史を解説していきたいと思います。「名前は聞いたことある」という方や、「有名だし気になっている」という方にこそ、この機会に各シリーズをプレイしていただきたいです。
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』のシドマイヤーズって?
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当時シド氏が設立したマイクロプローズ(MicroProse)社でゲーム開発をしている際、プロモーション戦略の一環で、スタークリエイターとしてシド・マイヤー氏を推していくことが決定します。
こうして作品名に名前を冠することになるのですが、これが大成功。以降もシド・マイヤー氏が開発するソフトには彼の名前が入ることになりました。その中で生まれた1本のソフトが1991年に発売された初代『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』となります。
なぜこのような話を先にしているのかと言いますと、『シヴィライゼーション』というタイトルは、英語で“文明”を意味する一般的な用語であり、ボードゲームを始めいろいろなゲーム名に登場するからです。ですので、その区別の意味も込めて、本作はシド・マイヤー氏の作った『シヴィライゼーション』→『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』と覚えてもらえるとわかりやすいと思います。
そんなシド・マイヤー氏は戦略ゲームの先駆者であり、数多くのストラテジーゲームを手掛け、プレイヤーを魅了し続けてきました。その中でも『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』シリーズは戦略シミュレーションとしても、歴史を取り扱ったゲームとしても高い評価を受け続け、いまでは全世界累計販売本数7000万本以上を記録。ゲーム史上で欠かすことのできないタイトルとなり、そのゲームデザイン、シド・マイヤー氏のアイディアはほかの戦略ゲームにも多大な影響を及ぼしています。
ストラテジーゲームファンを魅了し続ける『Civ』
シリーズによってシステムの違いや勝利(クリアー)条件の違いはあれど、基本は自分の選択した文明、たとえば日本やアメリカを紀元前から開拓、発展させ、時には武力で、時には交渉で世界に版図を広げていくことになります。文明は日本・アメリカ・イギリスといったものからエジプト、スキタイ、ローマといった感じで本当に幅広く、前作『CivVI』では最終的に50もの文明が選択できました。
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また勝利条件が多岐にわたっており、単純に武力でほかの国を制圧するというわかりやすいものから、世界会議を主導して外交的勝利を得る、宗教を世界中に広める、科学を発展させて誰よりも早く月に到達する、文化的勝利を収めたい場合は世界遺産をたくさん建てて観光客を増やすなどユニークなものも。前作『CivVI』ではじつに5個の勝利条件が用意されていました。
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対NPCですらそのありさまなので、マルチプレイで人と遊んだ際には誰かが限界を迎えるまで5~6時間ぶっ通しなんてこともザラに起こります。ゲーム自体がおもしろいのは大前提なのですが、この「あと1ターン」が本当にゲームの中毒性を高めている魔力といって過言ではありません。
『Civ』シリーズの歴史を紹介!
『シヴィライゼーション』すべての始まりであり、すでに基礎は完成していた
- おもな対応プラットフォーム:MS-DOSで動作するIBM互換機、PC-98
ちなみに、ナンバリングから外れるため今回はあまり触れませんが、初代『Civ』で宇宙に飛び立った後を描いた作品『シドマイヤーズ アルファ・ケンタウリ』といった外伝的作品なども後に発売されました。
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『シヴィライゼーション II』軍事ユニットの増加やマップ・シナリオエディタが追加
- おもな対応プラットフォーム:Windows、プレイステーション(1998年発売)
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『シヴィライゼーション III』オンラインマルチプレイがスタート
- おもな対応プラットフォーム: Windows(後にSteamに登場、現在も発売中)
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『シヴィライゼーション IV』宗教そして偉人システムが登場。指導者の選択肢も増えさらに自由度を増した
- おもな対応プラットフォーム:Steam、Windows、Mac
自由度と完成度の高さから現在でも『Civ』シリーズ最高傑作と評する人が多く、『Civ』と言えば『IV』という人が珍しくありません。
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『シヴィライゼーション V』長距離砲撃ユニットの追加により、スケールの広い戦闘体験が楽しめる
- おもな対応プラットフォーム: Steam、Windows、Mac、Linux
『CivIV』で複雑になりすぎたシステムをわかりやすく簡略化した作品でもあり、新規で戦略シミュレーションに入った人たちに、とくに好評の一作でもあります。
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『シヴィライゼーション VI』7年間もアップデートが続くほど大成功を収めた
- おもな対応プラットフォーム: Steam、Windows、Mac、Linux、iOS、Android、Nintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One
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前述の通り、2024年8月には『Civ』シリーズ全体で全世界累計販売本数7000万本を突破しており、まさにストラテジーゲームの最高峰となっています。
『Civ』シリーズをいまから遊ぶなら?
ちなみにSteamでは『III』以降のナンバリングが販売されているので、本記事を読んで気になった方は過去作を遊ぶことも可能です。ただし、『III』と『IV』は日本語対応していないためご注意ください。
冒頭のくり返しになりますが、シリーズ最新作『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』は2025年2月11日(火)に発売となります。これまでのシリーズの根幹であった文明と指導者が別々に選択できるようになったり、新しい軍事システムが追加されたりとさらに自由なプレイが楽しめそうな作品となっています。
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ファミ通.comでは、今後も『Civ』ファンの皆さんがワクワクするような記事を予定しているのでお楽しみに。