人や妖怪の末裔など、あらゆる種族が住まう“紙と鋼の大都会”東京で、居心地のいい喫茶店を経営
1作目『コーヒートーク』、2作目『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』ではアメリカ・シアトルが舞台となっていたが、今作では東京が舞台。人間以外の種族もごく自然に行き交う世界のため、日本の妖怪の末裔たちもお客さんとして登場する。試遊では、夏が好きだという少し変わった雪女のような氷の貴婦人・ユキや、定年退職を迎えたカッパのようなサラリーマン・ケンジなどの姿を確認できた。
お客さんからは「抹茶をお願い。ほどよくふんわりと」などのオーダーが入るので、それに沿ってベース、メイン素材、サブ素材を組み合わせることで完成。希望のものをお出しすれば好印象を得られ、新しい会話のきっかけになるかもしれない。なお、間違ったものを作ってしまっても、文句を言わずに味わってくれる。お客さんからの気遣いが感じられて、こちらの心も温かくなった。
接客を続けていくと、ケンジから「どんなコーヒーでも構わない」とオーダーは入ったので、せっかくなので、シナモンラテを作り、ラテアートに挑戦してみることに。
今作ではラテアートの機能が進化。専用のステンシルを使ってパウダーを振りかけるだけでかんたんに美しいラテアートを描けるように。筆者はシリーズ未経験だったので、直接ミルクを注いで描こうとしてもうまくいかなかったが、ステンシルを活用することで、一瞬で見栄えのあるアートを完成させることができた。
最後にミルクを加えたり、エッチングを施したりすることで、自分らしいアートをとことん追求可能。お手軽に、かつじっくりとラテアートに挑戦できるのはうれしいポイントだ。
喫茶店の中で流れる、ジャズやポップ調のゆったりとした音楽も相まって、プレイヤーも居心地のよさを感じながら、じっくりとお客さんたちとの交流を楽しめる本作。“紙と鋼の大都会”と表現される東京で、さまざまな種族たちによってどのような物語が展開されるのか、その全貌が楽しめる日が待ち遠しい。