ホストガールとの楽しい会話が楽しめる異色の恋愛シミュレーション
プレイヤーは“ホストガール”と呼ばれる女の子たちが所属する“ドリームクラブ”に来店し、会話を楽しみつつ女の子と仲よくなり、親密な関係になっていく。
通いつめればホストガールのプライベートな話題も聞くことができ、条件を満たすと恋人どうしになるエンディングを迎えることもできる。
これまでの恋愛シミュレーションゲームとは一線を画するアダルトなテーマのゲームとなっており、本作目当てにXbox360を購入する人もいたとかいなかったとか。
プレイヤーがお酒を飲むとホストガールもそれに合わせてお酒を飲んでいく。自分とホストガールの酔い度によって会話の内容が変化し、いろいろな情報をゲットできるようになっている。
片方が酔っ払ったときにだけ得られる情報もあり、計算した飲酒をしないとホストガールのプロフィールをすべて知ることができないなど、見た目のわりにゲームシステムは硬派でシビア。飲みすぎてどちらかが酩酊状態になってしまうとまともな会話ができなくなってしまうので、表示されている“飲酒量ゲージ”の管理も重要だ。
ある程度ホストガールと仲よくなるとリクエストでき、プロ並みの歌唱シーンを堪能することができる。歌唱できる曲は、なんと本作オリジナルの録り下ろし。ホストガールごとに持ち歌が存在し、仲よくなるとほかの女の子の曲もリクエストできるようになる。
秘密だらけのホストガールの好みを知り、プレゼントをあげたり、休日のデートやアフター(お店の終了後に店外デートすること)に誘ったりしなければ恋人関係になることはできない。
一度のプレイでベストエンディングを見ることは難しく、やり込みが必要。女の子と仲よくなり、隠されたホストガールの秘密を本人の口から聞けたときに味わえる達成感は、ほかの恋愛シミュレーションでは味わえない魅力となっている(とくにそれまで“源氏名”しか知らなかった女の子の本名を聞けたときはヤバい)。
恋愛シミュレーションと大人の社交場の魅力をミックスさせた『ドリームクラブ』は、一部で絶大な人気を博し、2011年に第1作の前日譚である『ドリームクラブ ZERO』が、2014年にはキャラクターを一新した『ドリームクラブGogo.』が発売。だが、それ以降は残念ながら新作が発売されていない。
現行機ではプレイステーション4で配信された『ドリームクラブ ホストガールオンステージ』がプレイ可能。こちらはカラオケに特化したゲームで、ステージやコスチュームを好きなようにカスタマイズして鑑賞できる。
ダウンロードは無料でアイテムを追加購入する形式なので、気になる人は気軽にプレイしてみてほしい。