2024年7月19日~21日にかけて京都みやこめっせで開催された“BitSummit Drift”にて、台湾のSkvader Entertainmentが開発中のカードバトル『Seekers Alliance(シーカー・アライアンス)』が出展されていた。
本作は、3つのゾーンをかけて毎ターン最大6枚のカードを使用するカードゲームだ。豊富なリーダーキャラ・カードが用意されており、2025年に配信が予定されている。
今回、本作の開発を手掛けるSkvader EntertainmentでCEOを務めるLogan Chou氏と、同社のGame Senior PlannerであるIsaac氏に会場でインタビューをする機会を得たので、その内容をお届けしていく。
Logan Chou氏
Skvader Entertainment CEO
Isaac氏
Skvader Entertainment Game Senior Planner
カード総数は200枚以上!多数のリーダーユニットを準備した狙いとは?
――オンラインカードゲームは現在いくつものタイトルがありますが、『シーカー・アライアンス』を製作する際に影響を受けたゲームはありますか?
Isaac
ポイントが高いほうが勝ちになるルールは、『UNLIGHT』というゲームから影響を受けています。
――『UNLIGHT』! 台湾で流行したという話を聞いたことがありますが、そこから影響を受けていたんですね。3つのゾーンで戦うシステムは、最近だと『MARVEL SNAP』などが印象深いですが……。
Isaac
そこから影響を受けた部分もありますね。
――デモ版では固定デッキでの戦いになりましたが、実際は自分でリーダーユニット、カード構成を決められるシステムになりますよね?
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Isaac
その通りです。メインユニットだけでなく、2体のサブユニットを付けることもできます。
――サブユニットというのは、リーダーユニットや通常のカードとは別枠の仕組みですか?
Isaac
リーダーユニットにセットする、サポート枠のような存在になります。
――なるほど、リーダーユニットに追加効果を与えてくれるような存在ですね。カスタマイズの幅が広がりそうです。リーダーユニットの実装数は、全部で何体を予定していますか?
Isaac
全部で40体を予定しています。それぞれのユニットが異なる必殺技を扱えるので、好きなように編成して使ってほしいです。
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――リーダー数はかなり多いですね。デッキを組む際は、すべてのカードを使用できるのでしょうか? それとも、○○専用のようにタイプべつに分けられている形になりますか?
Isaac
『シーカー・アライアンス』では3つの派閥にカードが分類されており、一部の派閥カードは一致するメインユニットでしか使えません。
――アグロ コントロールみたいな形で分類されていると。
Isaac
そうですね、その認識で問題ないです。
――ヒーローユニット以外のカードは、何枚くらいあるのでしょうか?
Isaac
戦場に配置するカードは、現時点で200枚を予定しています。
――リリース前の段階でリーダー40体、カード200枚はかなり作り込んでいますね……!
Logan
私たちはグローバル市場をターゲットにしているため、各キャラクターが異なるプレイヤーの期待と個性を満たせるようにしたいと思っています。だからこそ、たくさんのキャラクターをデザインして、自由に使えることを目指しました。
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――現状でもかなりの数ですが、リリースまでにもっと増やす予定ですか? それとも、いまは製作したカードのバランスを調整している段階でしょうか?
Logan
そうですね、まだバランス調整をしている段階です。台湾には多くのカードゲーム選手がいますので、現在彼らと協力してゲームのデザイン、バランス調整を進めています。
――選手たちにもバランス調整に協力してもらえるのは大きいですね。カード自体の入手方法は、パックなどを購入する定番の形でしょうか。
Isaac
最初にゲームを始めた際はデッキをご用意しますが、そのほかのカードはパックを購入して手に入れていくことになります。ゲームをプレイすることで、ゲーム内通貨を手に入れることでもカードは購入可能です。
配信は2025年夏を予定! グローバル対戦も可能に
――本作の配信はPCだけでしょうか? アプリ版のリリース予定もあればお聞きしたいです。
Isaac
第一目標はPC版ですね。つぎのステップとしてアプリ版も視野には入れていますが、まずはリリースを目指すことを最優先に考えています。
――今回日本語版で遊べたということで、日本を含めグローバルで展開されると考えていいのでしょうか。
Isaac
もちろんです。各国で言語の違うバージョンでプレイしていただける予定です。
――異なるバージョンとのことですが、オンライン対戦は国別のマッチングなのか、全世界のプレイヤーと遊べるのか、どちらでしょうか?
Isaac
グローバルサーバーで、他国の人とも同じサーバーで遊んでいただけます。
――『シーカー・アライアンス』はコアゲーマー向けになるのか、それともカジュアルにも遊べる内容になるのでしょうか? どの層に訴求していく予定ですか?
Isaac
本作のデザインは、カードゲームをプレイしたことがない人でも気軽に遊べる内容を目指しました。一方で、コアゲーマーの人でも満足できるような、戦略の深さも盛り込んでいきます。
――コアゲーマー向けの要素として、ランキングを競うランクマッチのようなものは用意しますか?
Isaac
もちろん用意するつもりです。ランキングを上げることで、得られる報酬を変えていく予定です。
――たとえばシルバーランクとゴールドランクでは、得られる報酬量が変わる、という認識で合っていますか?
Isaac
その通りです。よりランクが上になるほど、報酬は豪華になります。
Logan
ゲームでは定期的にトーナメント、リーグを開催する予定です。これによりコアゲーマーが賞金や、特別な商品を得られるような形を予定しています。
――カード数が多いのでバランス調整などもたいへんだと思いますが、現在のゲーム制作の進捗は何パーセントくらいでしょうか。
Isaac
おおよそ40%といったところですね。2025年にはリリースしたいです。2025年の夏には、リリースできることを目標にしています。
――おおよそ1年後ですね、配信開始が楽しみです。最後に本作に興味を持った人に向けての、メッセージをお願いします。
Logan
本作は、カードゲームを愛するプレイヤーに捧げたいタイトルです。私たちは多くの人がこのゲームで好きなヒーローや戦略を見つけ、勝利できることを願っています。開発を進め、全世界、日本のみなさんといっしょに遊べる日を楽しみにしています。
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BitSummitでは連日盛況だった。
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