2024年7月19日~21日にかけて京都みやこめっせで開催中の“BitSummit Drift”にて、台湾の Skvader Entertainmentが開発中のカードバトル『Seekers Alliance』(シーカー・アライアンス)のデモ版が、台北ゲームショウブースで展示された。
本作は、3つのゾーンをかけて毎ターン最大6枚のカードを使用するカードゲーム。3つのタイプに分かれたカードが、豊富に登場することが発表されている。
今回のデモ版ではリーダーキャラ・デッキともに固定で、カードの性能やデッキ構築部分は確認できなかったが、基本的なバトルのルールを把握することができた。本記事では、実際にデモ版をプレイした所感と簡単なゲームルールについて紹介していこう。
3つのゾーンを奪い合う戦略性の高いカードバトル
『シーカー・アライアンス』は、3つのゾーンに任意のカードを置き、相手にダメージを与えて撃破を目指すルールだ。
詳細は後述するが、左側がオフェンス/ディフェンス、中央がスピード、右側がディフェンス/オフェンスゾーンになっている。
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このゾーンに手札から各2枚ずつカードを配置し、カードの持つエネルギー(パワー)の総量で競うのが基本ルール。エネルギーはカードの右上に表示されており、数値が高いほど強い。
手札は毎ターン7枚まで補充されるため、よほど強いカード以外は温存せず、毎ターン6枚使用してしまってよさそうだ。
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6枚の配置が終わったらカードオープン。
カードはどこに置いてもいいというわけではなく、しっかりと戦略を練る必要がある。まず、左右のゾーンはシンプルで、総エネルギー量の多いほうがダメージを与えられるという仕組み。
自分から見て左側のゾーンは、数値で勝てばダメージを与えられる。右側の場合は、負けるとダメージを受けるため、相手よりも高い数値を出せば、ダメージを受けずに済む。
両方で勝てるのがベストだが、場合によってはどちらかを切り捨てるという選択肢もアリだ。守りを捨てて強いカードをアタックゾーンに集め、確実にダメージを与えにいくのも戦略のひとつ。
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中央はスピードゾーンで、押し勝つと先攻チップが手に入り、相手よりも先に攻撃できるようになる。直接ダメージを与えるわけではないが、プレイしているとスピードゾーンのキープはかなり重要になりそうな要素だった。
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ゾーンと合わせて重要になるのが、カードの色だ。わかりやすく赤はアタック、緑はスピード、青はディフェンスゾーンに配置することで、追加効果を発揮してくれる。
たとえば赤色のカードをディフェンスゾーンに置くこと自体は可能だが、その場合加算されるのはエネルギーのみで、追加効果は発揮してくれない。
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そして、この追加効果が戦略的に欠かせない要素となっている。今回は一部のカード効果しか確認できなかったが、使いかた次第で強力なコンボが発動できそうな可能性を感じた。
相手だけスピードゾーンにカードを1枚しか置けなくなる効果など、一度使われると先攻チップを奪い返すのが困難になりそうなカードもある。
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ほかにも、相手に与えるダメージを実質2倍に増やしたりと、決まると強そうなカードも存在する。
相手がどのカードを使ってくるかを予測してのカードの温存、ゾーンの駆け引きはおもしろくなりそうだ。
今回は簡単なデモ版ということもあったが、4ターン程度で決着がついたので、カード1枚で盤面がひっくり返るようなこともあるかもしれない。
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カード効果によっては、ひとつのゾーンに2枚以上カードを配置できることも。
そのほか、リーダーユニットにはそれぞれスキルや必殺技も用意されている。必殺技については、1回のバトルにつき、1度のみ使用できるようなので、使いどころの見極めが重要になるだろう。
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こちらも全容はまだ見えないが、リーダーの効果とカードのシナジーを考える、デッキ構築の要素も楽しめるはず。リーダーは現時点で40体を予定しているようなので、戦略の幅もかなり広そうだ。
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必殺技発動時は、カッコイイ演出も入る。
今回はデモ版ということで、使えたカードもごく一部だったが、実際にはかなりの数を用意しているという。
まだ全容が見えてこない部分もあるが、現時点での感触はよく、カジュアルにも遊べそうなカードゲームになっている。PCでの配信を予定しているようなので、カードゲームファンは今後の動きもチェックしておこう。