『信長の野望 覇道』1.5周年インタビュー。『戦国無双』コラボ、宮本武蔵や上泉信綱たち剣豪の登場で新シーズンはどう変わる?

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『信長の野望 覇道』1.5周年インタビュー。『戦国無双』コラボ、宮本武蔵や上泉信綱たち剣豪の登場で新シーズンはどう変わる?
 2022年12月1日のサービス開始より1.5周年を迎えた、スマートフォン向け戦略シミュレーション『信長の野望 覇道』。シーズン7が開幕し、『戦国無双』シリーズとのコラボも始まった本作のいままでとこれからについて、開発運営プロデューサーの黒田智広氏にインタビューを実施した。
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黒田智広 氏くろだ ともひろ

『信長の野望 覇道』運営プロデューサーとして、2023年4月より運営の指揮を執る。文中では敬称略。

これまでの歩みでいちばんたいへんだったのはクローズドβテスト

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――『信長の野望 覇道』が1.5周年を迎えました。いまの率直な感想をお聞かせください。
黒田
 運営タイトルなので、気が休まるタイミングというのは正直なくて、あっという間だったという感じです。最近では1.5周年を迎えられるタイトルも少ないので、ここまでやってこられたのは、本当にユーザーのみなさんのおかげですね。

――サービス開始時には1周年くらいまでのロードマップは見えていたと思うのですが、1.5周年の計画はいつごろ立てられたのでしょうか?

黒田
 1.5周年の計画が固まったのは1周年のタイミングですね。おおよそ1年分のロードマップをつねに用意し、定期的に軌道修正しています。1.5周年では、また中央マップに戻るという形も含めて、こういう形にしようと計画を進めていきました 。

――いままで運営してきたなかで、いちばんたいへんだったのはいつでしたか?

黒田
 やはりサービス開始時はたいへんでしたね。24時間対応できる体制をあらかじめ講じるなど、いろいろしていました。それでも本当にいちばんたいへんだったのは、クローズドβテストですかね。本当に想定外で、いろいろなことが起きすぎて……。

 サービス開始後はどうなるのか不安ではありましたが、クローズドβテストでの検証のおかげもあり、思っていたよりもスムーズにサービスが開始できてよかったです。

――そのほかにたいへんだった時期はいつでしょうか?

黒田
 本作はシーズン制で、3ヵ月ごとに大きな変化があります。そのタイミングはやはりたいへんですね。

――なかでも一番印象的なシーズンはいつでしたか?

黒田
 個人的に印象に残っているシーズンは、“鉄砲伝来”がテーマになったシーズン2です。やはり鉄砲というと、戦国時代でも革新的な変化となるので、それをユーザーに体験してもらうにはどうしたらいいか考えました。

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――結果的には、かなり鉄砲が強いバランスで実装されましたね。
黒田
 そこは意識的に強くした部分ではあります。それでもシーズン2当初は兵科適性正Sを持つ武将が少ないこともあってバランスがとれていたのですが、シーズンを重ねるにつれて強すぎるという声もいただくようになりました。

『戦国無双』コラボ武将は真田幸村と明智光秀がかなり強力に!

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――1.5周年のタイミングで『戦国無双』コラボイベントを開催する狙いは?
黒田
 1周年や1.5周年など、要所のタイミングでコラボを実施したいとは思っていて、戦国の世界観を逸脱しない中で親和性のあるIPがないかと、社内外を問わずつね日頃探しています。そこでちょうど20周年を迎える戦国無双シリーズがタイミングも合致するということで、コラボが決定しました。

――ちなみに、そのほかのコラボ候補には何があったのですか?

黒田
 そこは今後打診していくかもしれないので、具体的な名前は伏せさせてください(笑)。

――今回のコラボイベントで登場するのは真田幸村、明智光秀、お市、ガラシャですが、選出の基準はどうなっているのでしょう?

黒田
 まず前提として、コラボ武将は作品内で初登場にならないことですね。性能は別物ですが、ゲーム内ですでに登場した武将の別バージョンということになっています。あとは『戦国無双』らしい人気武将を選びました。最終的には『戦国無双』シリーズプロデューサーの鶴の一声もあって、その4名に決まりましたね。

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――鶴の一声で決まったというのは……?
黒田
 ガラシャですね。

――やっぱり(笑)。ログインボーナスで誰でも入手できるようになっているのも、それが理由ですか?

黒田
 人気があって、引きのある武将は誰でも入手できるほうがいいので、ガラシャはログインボーナスの配布武将になっています。ちなみに、このタイミングから始めた初心者でもログインだけでガラシャは入手できますし、パネルミッションを達成すれば育成も可能です。

――コラボ武将に特別な特徴はあるのでしょうか?

黒田
 共通している特徴は、“無双”という縁があることです。この縁を持つ武将たちを同じ部隊に組み込むとボーナスがあるので、より戦法を使いやすくなります。コラボ武将4名で部隊を組むことももちろんできますし、本多忠勝のような"無双"の縁を持っている既存の武将とも組み合わせられます。

 あとは『無双』コラボ武将はピンチになったときにより力を発揮するのも特徴で、兵力が低いと無双秘奥義状態になって戦法が強力になります。

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――性能的には、初心者でも扱えますか? 既存武将と比べての性能はいかがでしょう?
黒田
 コラボをきっかけに始めるユーザーも多いと思いますので、初心者でも扱いやすい性能になっています。とくに真田幸村と明智光秀は強力な性能なのでご期待ください。ちなみにお市とガラシャはサポート的な、バッファーとして活躍させられます。

――コラボのログインボーナスでは、ガラシャ以外にどんなものが入手できますか?

黒田
 ガラシャ以外には、限定フレームや限定アイコンを獲得できるようになっています。ちなみに同時開催されるパネルミッションでは育成アイテムや小判なども入手可能です。

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――お得なパックの販売などもありますか?
黒田
 コラボ武将をお得に引けるようなパックが販売されます。

――コラボ武将を確定入手できるようなパックもあるのでしょうか?

黒田
 はい、コラボ武将が必ず獲得できる特別登用状の入ったパックもあります。また、コラボ武将自体が登用(ガチャ)を10回すると確定で引けるようになっているので、かなり引きやすくなっています。新規でも入手しやすいと思うので、ぜひ狙ってみてください。

新シーズンではNPCとしての織田家の登場が環境に大きな変化を生む

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――シーズン7“刀光剣影(とうこうけんえい)”が開幕しますが、まずは過去シーズンからどんな変化や調整が入るか聞かせてもらいたいです。
黒田
 戦Lvのバランス調整は行う予定です。前シーズンでは途中からあまり意識しなくても上げられるようになっていたので、より意識的にプレイすることで上げられるようになります。ほかに大きいところは、東北マップから中央マップになることですね。地理的にはシーズン4までと同じですが、山城国と近江国を織田家が支配しているので、情勢はかなり変わっています。

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――選べる大名家は武田家、上杉家、足利家、松永家、雑賀衆になるとのことですが、どういった基準で選出したのでしょう?
黒田
 舞台となるマップのなかで活躍した大名家というのが選出の基準ですが、それに加えていままでのシーズンで登場しなかった大名家を優先的に登場させています。シーズン7でいうと、足利家と雑賀衆ですね。

――ちなみに、新シーズンではどの大名家が人気になると思いますか?

黒田
 これまでの傾向でいうと新登場の大名家が人気になるので、やはり雑賀衆ではないでしょうか。それと武田家に関しては、過去シーズンでは周囲を敵対勢力に囲まれていたせいで人気が出ませんでしたが、最近のシーズンでは本城がないので安定して人気が出るのかと思います。

――それぞれの大名家の特徴はいかがですか?

黒田
 おもなものとしては、下記のような特徴を持っています。

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■シーズン7の大名家が持つおもな特徴
  • 武田家:騎馬と弓部隊が与える戦法ダメージを確率で増やす
  • 上杉家:騎馬と足軽が受ける通常攻撃の損害を確率で回避する
  • 足利家:弓、騎馬が与える不利状態や能力弱化を延長する
  • 松永家:足軽と弓の出陣時に破壊性能をアップする
  • 雑賀衆:弓、足軽部隊のダメージを確実に増加させられる

――雑賀衆が鉄砲向きではないのは意外ですね。

黒田
 強力な鉄砲をさらに強化できると、その大名家に人気が集中してしまうので……。そこは本意ではないので、各大名家の特徴を出すという形で調整を図っています。

――シーズン7の仕官不可大名家は織田家ですが、どういった特徴があるのでしょうか?

黒田
 シーズン7開始時に近江国と山城国の領土をすべて持った状態で織田家は登場します。最初は全大名家のなかで圧倒的な勢力でスタートするので、ユーザー的には倒すべき相手ですね。織田家の領土に進行できるのはシーズンの中盤~終盤になるので、そこからがシーズンの本番ともいえます。さらにその時期になると織田家もユーザーの城に攻城戦を仕掛けてくるので、それにどう対応するのかが重要です。

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――サーバーごとに織田家に対する動きが変わってきそうですね。
黒田
 どうしても対人要素の強い戦略シミュレーションでは膠着状態になりやすいので、そこにひとつ刺激を加えたいと思っています。織田家は強制的に攻城戦を仕掛けてくるので、そこでプレイヤー同士で共闘するか、あるいは出し抜いて敵対するかなどの駆け引きをが楽しんでいただければと。

――新要素である“楽市”の重要性についてはいかがでしょう?

黒田
 交易で獲得できる交易品を増やせる効果があります。シーズンを通して交易品を獲得して技術を開発していくのが重要になるので、かなり重要な要素です。楽市の効果は一門のなかで共有されるので、どこに建築するか、あるいは攻撃するかなどの協力が重要になってくると思います。

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――“楽市”は序盤から利用可能ですか?
黒田
 比較的序盤から利用できます。

剣豪は鉄砲へのメタとして活躍可能でかなり強力

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――シーズン7“刀光剣影(とうこうけんえい)”の注目要素について教えてください。
黒田
 新兵科“剣豪”の登場が大きな追加要素ですね。鉄砲に強い兵科になっていて、攻撃と攻撃間隔の短さが全兵科の中で最高ということで、攻撃性能が高いです。さらに技能で敵部隊の戦法発動速度を低下させたり、通常攻撃の対象数を減少させたりできます。

――かなり強そうですね。逆に弱点はあるのですか?

黒田
 兵力や防御性能は低く、打たれ弱いところですね。

――鉄砲のメタとしても活躍できそうです。

黒田
 もちろん鉄砲のメタにもなりますし、現在人気の攻撃対象数が増える技能を持っている武将にも強いです。ただ、実装当初はそもそも剣豪適性が高い武将が少ないという点はありますね。

――初期の鉄砲のようなイメージですね。

黒田
 今後増えてくるとは思いますが、剣豪自体が戦国時代限定だと対象となる武将も限られます。適性の高い武将が少ないので、個々の戦闘で猛威はふるっても環境を大きく壊すことはないようなイメージですね。

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――剣豪部隊を組むうえでのオススメの編制はありますか?
黒田
 大将としては宮本武蔵と上泉信綱がとくにオススメです。とくに上泉信綱は大将で発動する技能が強力ですね。

 逆に宮本武蔵は大将に入れなくても発動する技能を持っているので、上泉信綱を大将にしてその下に宮本武蔵を入れる編制もオススメです。

 ちなみに、同時に実装される佐々木小次郎や柳生石舟斎は副将・与力向きの性能をしています。ほかに実装されるのは、伊東一刀斎と北畠具教ですね。これらの武将がSSR武将となっています。それと剣豪適性Aの武将としては、宝蔵院胤栄も実装予定です。

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――SSR以外にも剣豪向きの武将は実装されますか?
黒田
 SR武将で1名、富田勢源が追加されます。"剣豪の教え"という秘伝を持っていて、その秘伝を使うと剣豪適性が低い武将も適性Aまでは上げられるので、SSRの剣豪武将を引けなくても剣豪編制を作ることが可能になっています。

――今後も剣豪武将は追加されますか?

黒田
 もちろん追加予定です。既存武将のバージョン違いという形でも実装していけたらと思います。シーズン7の環境しだいではありますが、新シーズンごとに1~2名くらいのペースで追加していく予定です。

シーズン7では気軽に参加できる双六イベントも実施予定

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――現在の環境での人気武将は誰ですか?
黒田
 性能的にも、織田信長(鉄砲)は人気です。あとは織田信長(鉄砲)との組み合わせが強い立花誾千代や、どの兵科にも強い上杉謙信も人気ですね。

――こういったMMO戦略シミュレーションですと、新規ユーザーが始めるのはハードルが高そうですが、新規ユーザーを増やすための施策はどんなものを行う予定でしょう?

黒田
 まずは毎週木曜日に新しいワールドがオープンしていて、そのタイミングでなら同じ時期に始めたプレイヤーと戦えるのでオススメです。あとは今後もコラボも含めた大きな施策を定期的に追加していきますので、それをきっかけに楽しんでいただけたらと思います。

――そのほか、今後実装予定の要素についても話せる範囲でお願いします。

黒田
 メインはどうしても領土争いで、それに対しての変化を感じられるようにしていかないと飽きてしまうかなと思うので、そこは日々意識していますのでご期待ください。今後については剣豪以外の新しい兵科の追加や西日本のマップの登場も予定しているので、そこもお楽しみにしていただければと。

 それとシーズン7では双六イベント“投賽周遊(とうさいしゅうゆう)”をリリース予定です。モノポリーのようにプレイヤー同士でマッチングする非同期型のイベントとなっており、同じ盤面の中でどれだけマスを進めたか競います。部隊の育成の影響のない緩いイベントになっているので、気軽に参加していただければと思います。ちなみにイベントでは、上位報酬として特別なフレームが入手可能です。

――最後に『信長の野望 覇道』のファンに向けたメッセージをお願いします。

黒田
 まずは1.5周年、みなさまのお陰で迎えられたことを改めてお礼申し上げたいです。今回実現した『戦国無双』シリーズとのコラボ以外にも今後さまざまな施策を実施予定なので、毎月の生放送も含めてご期待ください。

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