2019年3月30日(土)・31日(日)に、東京・ベルサール秋葉原で開催中の“セガフェス2019”。本イベントは、セガグループのコンテンツが一同に集結したファン感謝祭です。本記事では、開催初日全体の模様をお届けするとともに、一部ステージの模様などを筆者がピックアップしてお届けいたします!

初日となる3月30日は、桜も咲いた季節だというのに、やや肌寒い1日でした。

新発表でセガファンを魅せる、迫る、唸らせる!

 開催を記念したオープニングセレモニーを経て、地下1階のメインステージに行われたのは、新情報満載の、“SEGA Fan Meet-Up 2019”。ここでは、複数のオリンピックプロジェクトタイトルの発表や、メガドライブミニの発売時期や収録タイトルの披露、そして『サクラ大戦』シリーズ最新作である『新サクラ大戦』の詳細発表などが行われました。

発表を務めたのは、セガホールディングス 代表取締役会長CEO 里見治紀氏。
東京2020オリンピックプロジェクトタイトルの発表にはソニックのほか、2020東京オリンピック/ 東京パラリンピックの公式マスコットであるミライトワや、任天堂からマリオも登場!

 この“SEGA Fan Meet-Up 2019”は、応募抽選により生観覧もできるステージ。会場に集まっているのは生粋のセガファンというわけです。メガドライブミニの発表では『VAMPAIRE KILLER(バンパイアキラー)』や『レンタヒーロー』などの収録が明かされるたびに「おおおおっ!」と、“メガドライブミニ、分かってるじゃないか!”というファンならではの喜びが感じられるような、大きな歓声があがっていました。

 そして里見氏から「ところで、桜も咲く季節となりましたね」と切り出されると、会場の皆さんの期待度もマックス! 『新サクラ大戦』の詳細発表には、音楽を手掛ける田中公平氏、ストーリー構成を担当するイシイジロウ氏が登壇し、さまざまなトークをくり広げました。

 新映像が公開されると、会場の雰囲気は盛り上がるというよりは、どこか静かな雰囲気。3Dグラフィックで描かれた美麗なビジュアルや、メインキャラクターデザインを漫画家の久保帯人氏が担当すること、旧『サクラ大戦』のキャラクターとは違う新たな“花組”の面々などなど、怒涛の新情報が一気に飛び込んできて、まだまだ皆さん飲み込めていない様子でした。

 しかしそこに! あのイントロやサビと、さらなるアレンジが加えられた新テーマ『檄!帝国華撃団<新章>』が流れると、会場からも大きな拍手が沸き起こる! 筆者も思わずウルッと来てしまい、取材中じゃなかったら大声をあげて泣き出していましたね……。ちなみに同じ場にいた、週刊ファミ通編集長の林は「ヤバい、泣くわ」、ファミ通.com編集長の世界三大三代川は「イントロ聞いた瞬間にもう涙出る!」と、両編集長も感動しっぱなしでした(笑)。

さっそくメガドライブミニの試遊も登場!

 1階は、さまざまなアクティビティや試遊が楽しめるアトラクションコーナー。発表されてすぐに、メガドライブミニの試遊もスタートしました。また、配信は地下だけではなく1階でも行われており、自由にステージを閲覧できました。さらに、物販やプレゼントコーナーなども長蛇の列ができており、外気の寒さを吹き飛ばすくらい、セガファンの熱気で溢れていたのが印象的でした!

1階配信コーナーで行われた、『SEGA AGES』ステージの一幕。リードプロデューサー・ディレクターの小玉理恵子氏、スーパーバイザーの奥成洋輔氏、開発を手掛けるエムツー代表取締役の堀井直樹氏が登壇し、新たな『SEGA AGES』タイトルを発表していました。
自分の体で景品をゲットするセガフェスおなじみの“MEGA UFO CATCHER”。
小さな男の子が、両手いっぱいにお菓子を抱える姿がとても微笑ましかったです。
いやでも、そうだよね……。小さい子は、お菓子のほうが欲しいよね……。
となりには、通常サイズのUFOキャッチャー。1発ゲットも簡単に狙える、スタッフさんの甘々配置が魅力!
今年はセガサターン25周年ということで、超巨大なサターンコントロールパッドが!
『ファイターズメガミックス』など、さまざまなタイトルをふたりでワイワイとプレイすることができました。
さらに、セガサターンの周辺機器も勢ぞろい。こちらはお触り自由ということで、ツインスティックをグリグリする人も多かったですね(笑)。
メガドライブミニの試遊コーナーは、現在発表済みの10タイトルが遊べました。
オリジナルであるメガドライブとの比較展示も! こう見ると、メガドライブミニはカワイイ。
キャーッ! 『VAMPAIRE KILLER(バンパイアキラー)』よ! これ、現在はすごいプレミア価格になってまして、なかなか手が届きにくいタイトルだったんですよね~。
2019年5月21日発売の『チームソニックレーシング』の試遊や……。
2019年5月より配信予定の『ファンタシースターオンライン2』Stars:EPISODE6「終の艦隊迎撃戦」の試遊も行われていました。
こちらは『DARTSLIVE(ダーツライブ)』の体験コーナー。
秋葉原の店舗と連動したセガフェス2019大抽選会コーナー。
Nintendo Switchやプレイステーション4など、豪華な景品がゲットできました。
セガロゴ焼き&シロコッペ出張販売コーナーも! 寒い日ということもあり、ホカホカのフードを求める人が多かったのか、午後過ぎには一部が売り切れちゃうほどの人気ぶりでした。
さらに人気だったのが、物販コーナー! 筆者が見たときには80分待ちの超超長蛇の列!!
物販で販売されていた、限定グッズや新作グッズがズラリ!
筆者がとくに気になったのが、せがた三四郎グッズ! しかも藤岡弘、氏の販売している“藤岡、珈琲”もセガフェスで買えちゃうんです。

『サクラ大戦』&アトラス展示会!

 そして会場の2階では、『サクラ大戦』シリーズの原画やこれまでの歴史が楽しめる“サクラ大戦博覧会”のほか、『女神転生』シリーズや『ペルソナ』シリーズなど、アトラス作品が一同に集結した“大アトラス展”が行われており、こちらも時間を区切って入場制限が行われるほどの人気ぶり。こちらは、下記記事で詳しく紹介されているので、ぜひチェックを。本記事では、筆者が気になったところをチョイスして紹介しましょう!

会場の入り口にはスタンプラリーの用紙が配られており、会場を巡りながら歴代ヒロインのイラストスタンプを集めることができました。
ミニゲームやBGMなどが楽しめるオマケモード“帝劇の長い一日”の試遊も可能! 懐かしみながら楽しんでいる人が多かったですね。
キャラクターが描かれた缶バッジのガチャガチャも、多くの人が回しまくり。しかも会場外では交換会も行われていましたね。
クリアファイルやアクリルキーホルダーなどグッズの物販もあり、こちらも大盛況!
発表後に公開されたのが、『新サクラ大戦』に関するパネルや映像などの展示!
“サクラ大戦博覧会”を抜けると、続いては“大アトラス展”へ。
歴代アトラス作品がズラリ! あっ『deSPIRIA (デスピリア)』だ! 『BUSIN 〜Wizardry Alternative〜 』だ! と、取材そっちのけで楽しんでいたのはナイショです。
一部のゲームは体験コーナーもありますよ。魔剣……デウス・エクス・マキーナ……。
ひときわ目立っていたのが、デカラビアが祀られた“メガテン神社”。奉納すると、おみくじを引くことができます。
ちなみにおみくじの結果、筆者は“Light-Law”のようです。自分では“Dark-Chaos”だと思っています。
アトラススタッフさんの絵馬は見どころ満載です!
うおおおどれか持って帰っていいですか!? 右上のライドウのとか、個人的にはとくに!!(ダメです)

初日の最後に、セガサターン、シロ!

 そして初日のラストには、あの男! せがた三四郎こと、藤岡弘、氏が地下1階メインステージに登場! セガサターン25周年を記念して、当時を振り返るエピソードトークや、本人によるグッズ紹介など、プレミア感満載のステージとなっていました。そして最後には、あのCMソング『セガサターン、シロ!』をみんなで大熱唱!! 2日目もあるというのに、燃え尽きるかの如く熱い魂の籠ったステージで、セガフェス1日目は終了となりました。

藤岡弘、氏扮する、せがた三四郎。控えめに言って、カッコよすぎる。
日本一歌のうまいサラリーマンこと、セガのサウンドコンポーザー・光吉猛修氏を交えて『セガサターン、シロ!』。この日の寒さとは、何だったのかというくらいアツすぎる!!!!!!!