HOME> ニュース> 【TGS2010】『モンスターハンターポータブル 3rd』の体験版配信!【モンハン3rd】

【TGS2010】『モンスターハンターポータブル 3rd』の体験版配信!【モンハン3rd】

ゲーム PSP
カプコンブースで開催された『モンスターハンターポータブル 3rd』スペシャルステージ。その発表内容の詳細をお伝えしよう。

2010-09-16

●ハンターズモデルの発売も発表に

TN2_0806

 実況中継で要点をお伝えしたが、カプコンブースでPSP用ソフト『モンスターハンターポータブル 3rd』のスペシャルステージが開催された。

 登壇したのは『3rd』の辻本良三プロデューサーと一瀬泰範ディレクター。登場するなり辻本プロデューサーは、「珍しく僕が台本を持っています。これはつまり、いろいろな発表があるということです」と切り出して、どっと詰め掛けたマスコミ陣を沸かした。

 ステージではまず、今回の東京ゲームショウで初公開となった新PVを上映。『3(トライ)』に登場したウラガンキン、ギギネブラ、ベリオロス、ドスバギィといったモンスターとともに、まだ名前も素性も明らかになっていない新モンスターも多数映像の中で躍動! 「発表していないモンスターも映っていますが、これらについては後の情報をお待ちください」と辻本プロデューサーは語り、ここでは『3rd』のメインモンスターである“ジンオウガ”について詳しく語られた。ジンオウガは東京ゲームショウの会場で、新フィールド“渓流”を舞台にした大連続狩猟で相対することができる。特徴は“雷狼竜”の名の通り“雷”で、一瀬ディレクターによると「雷光虫を呼び集めて電気を蓄積します。そしていかずちをまとって、より強くなるんです」という。ジンオウガを相手に立ち回るときは“いかに雷光虫を集めさせないか”がポイントになるとのことなので、ハンターの皆さんは覚えておくといいだろう。

 続けて紹介されたのはティガレックス亜種。「『ポータブル』シリーズを代表するティガレックスに、いよいよ亜種が登場します!」と辻本プロデューサー。本当に、満を持しての登場だ。特徴は“轟竜”の異名のとおり“咆哮”にあり、「咆哮を使った攻撃が増えています」と一瀬ディレクターは断言した。

 そして、武器がモンハン史上最多となる12種導入されること、オトモアイルーを2匹同時にクエストに連れていけることがおさらいされたあと、辻本プロデューサー、一瀬ディレクターによる実機デモが披露された。スクリーンに現れた両人のハンターネームを見ると、辻本プロデューサーはひらがなで“りょうぞう”、一瀬ディレクターはカタカナで“イチノセ”とある。「ハンターネームが日本語対応になり、ひらがな、カタカナ、漢字で名前をつけられます」と辻本プロデューサー。さらにオトモアイルーの名前を変えることも可能になっており、一瀬ディレクターは「仲のいいコや自分のペットの名前をつけたりするといいかも。開発チームでもそうしている人は多いです」と笑った。

 続いて、ハンターの拠点となるユクモ村の施設を紹介。『2nd G』と比べてもっとも変わったのは集会所、とくに“集会浴場”と呼ばれる施設で、ここではお風呂に入ると前作のアイルーキッチンでの食事と同じような効果を得ることができる。集会浴場に入ると(自宅から直で行くこともできる)、画面右下に“お湯の状態”というパラメーターが表示されて、その効能どおりの恩恵をハンターは受けることができるのだ。辻本、一瀬両氏が入ったお湯の状態は“体力150、スタミナ150”というもので、ふたりは満タンの体力、スタミナを得てジンオウガ討伐に出向くことになった。ちなみに集会浴場にはオトモアイルーといっしょに入ることも可能。お湯の中でのアクションが多彩で、オトモアイルーにお湯を引っ掛けるとイヤイヤをする……なんていうラブリーなシーンも見られた。

 そしてオトモアイルーは集会浴場に止まらず、ふたりプレイのときはお互いに1匹ずつ、オトモを連れて行けるようになったことも発表に! 「お互いのオトモアイルーを見せ合いながら狩りをすることができます」とは一瀬ディレクターの弁。

 ジンオウガを相手にしたクエストでは、『3rd』でとくに変わったと思われる武器、双剣と狩猟笛の解説つきで進行した。武器については、各武器の解説記事や動画に詳しいのでそちらにゆずるが、双剣、狩猟笛とも『2nd G』のそれと比べると別物のような動きになっていたことは強調しておきたい。

 ここから、いくつかの特別発表が行われた。まず「オトモアイルーがどう変わったのかを紹介するPVを紹介します」という辻本プロデューサーの振りで公開されたのは、テレビアニメ『鷹の爪』とのコラボ映像! 『ぽかぽかアイルー村』をモチーフにしたアニメ『ぎりぎりアイルー村』を『鷹の爪』のDLEが制作した縁で実現した映像とのこと。ロングバージョンの映像も制作中とのことなので、ファンは楽しみにしておくといいかも。

 続けて、『3rd』のティザーCMに登場するタレントも発表に。イメージキャラとなるのは俳優の三浦春馬で、会場では三浦春馬のメッセージビデオが上映された
。それによると三浦はかなりの『モンハン』ファンで、『2nd G』は270時間プレイしているという。ビデオの中で三浦は、「期待しているのはオトモアイルー。2匹連れて行けるので、1匹は回復役、1匹は攻撃担当をやらせたい。心強いです」と『3rd』への期待を語った。

 おつぎは『モンハン』シリーズでは初となる体験版の配信決定ニュース! なんと10月13日の午後より、東京ゲームショウ出展バージョンとは違う体験版がPlayStation Storeで配信されるというのだ。モンハン部員限定のサービスで、ダウンロードにはプロダクトコードが必要。モンハン部にてひとりにつき2名分までコードが発行される。発行期間は、9月29日〜11月30日とのこと。

 そしてもうひとつ! すでに詳細が記事になっているが、『3rd』をモチーフにした特別制作のPSP本体、その名も“ハンターズモデル”が発表になった。カラーリングはマットブラックとゴールドが基調となっており、ジンオウガとギルドの紋章のモチーフがプリントされている。ここまではこれまでの特別仕様と大差ないが、注目はここから。なんとハンターズモデルは、指にフィットしやすいように中央部が凹んだアナログスティック、アイルーの肉球をかたどったスピーカー部、そして大容量バッテリーを標準搭載しているのだ。大容量バッテリーをつけると本体裏側が膨らんでしまうが、片側も同じような膨らみを持たせることで、より手に馴染む形状を実現したという。価格は19800円[税込]で12月1日発売。ソフトは別売りだ。

 このように、盛りだくさんの発表があった『モンスターハンターポータブル 3rd』のスペシャルステージ。辻本プロデューサーによると「まだまだ隠された情報はいっぱいありますよ!」とのことなので、今後の展開にも期待したい!

TN2_0808
TN2_0812
TN2_0815
TN2_0839
TN2_0857
TN2_0889
TN2_0891
TN2_0895
TN2_0900

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

この記事の個別URL

その他のニュース

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第50回

サイバーコネクトツー松山社長が『戦場のフーガ』の開発秘話を赤裸々に解説する『インターミッション』。第50回をお届け。

【新生! サイバーコネクトフォー】『チェイサーゲーム』シーズン2 第33話 悪事千里(3)

アニメ業界の闇に切り込む内容となったシーズン2の『チェイサーゲーム』は、実在のゲーム制作会社サイバーコネクトツーを舞台にしたゲーム業界お仕事マンガ。シーズン2の第33話を掲載。

【ブログ】【ChinaJoy 2024】開催まであと1週間弱!ChinaJoyの見どころを勝手に推測!

今年で21回目を数える「ChinaJoy」。7月26日から7月29日まで、例年どおり上海新国際博覧中心で行われる。この「ChinaJoy」の見どころを推測!

【シェインの正体 “戦争×復讐×ケモノ”マンガ】『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第50話

ファミ通.comで連載されている“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ、『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の第50話を掲載。

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第32回

サイバーコネクトツー松山社長が『チェイサーゲーム』の短期連載期間中、ゲーム業界のウラ秘話を赤裸々に解説する『デバッグルーム』のシーズン2の第32回をお届け。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第49回

サイバーコネクトツー松山社長が『戦場のフーガ』の開発秘話を赤裸々に解説する『インターミッション』。第49回をお届け。

【宮崎太一郎氏、享年52歳】『チェイサーゲーム』シーズン2 第32話 浮沈要塞(11)

アニメ業界の闇に切り込む内容となったシーズン2の『チェイサーゲーム』は、実在のゲーム制作会社サイバーコネクトツーを舞台にしたゲーム業界お仕事マンガ。シーズン2の第32話を掲載。