子どものころ、ブロックで作ったマイ兵器で破壊行為を楽しんだ、あの感覚がゲームで楽しめるとは！　ステージのクリアー方法に明確な正解はなく、目的を達成すればどんな形でもアリな自由度が作り手の想像力と遊び心を、破壊の爽快感が物作りの達成感を1段階高める。作り手それぞれの試行錯誤こそ魅力だけど、兵器作りのコツをつかむまでの敷居は高い。もっとチュートリアルが充実していれば。

週刊ファミ通1877号より

攻城兵器を自作し、破壊を楽しむ“作って壊そう”的なコンセプトが秀逸。ステージごとの目的を達成するため、マシンを組み立てては改良をしてのくり返しに、クリエイティブなゲームが好きな人なら没頭できるはず。パズルチックではあるけれども、物理演算ゲームならではの多少の強引さも許容される作りが、おもしろおかしさを引き立てています。操作性や機体のもろさは、若干気になるところかも。

週刊ファミ通1877号より

工作キットを使った実験をデジタルで行う、教育的なエッセンスが香ります。それだけに、物の破壊に留まらず、生物にまで危害を加えることになるのには、ゴア表現をオフにしても抵抗を覚えました。クラフトまわりの操作は、慣れるまで時間がかかるものの、実際に作ることを考えればとってもお手軽。目標達成の手段が何通りもあるため、プレイヤーの創意工夫が試され、やる気をかき立てられました。

週刊ファミ通1877号より

本当に何を組み立ててもよい自由さに、戸惑います。ミッション達成優先派としては、衝撃に対するパーツの耐久力がもう少しあってもよいのでは……とも思いますが、パーツ／機構間の相互作用をトライ＆エラーで探る過程に、マゾヒスティックな快感がよぎるのも、確かです。組み立て時の操作性は、直感的とは言えないものの、まずまずの快適さ。制作中の状態を気軽に保存できるのもいいですね。

週刊ファミ通1877号より