ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist(Xbox Series X)のレビュー・評価・感想情報
前作は未プレイだが、美しくも退廃的な世界とキ ャラ、音楽、そして爽快で手応えを感じる難度で、 薄暗い神秘的世界の探索にすんなり入れた。仲間 キャラをボタンに振り分けるシステムは、ワンボ タンで出せるシンプルさと、スキルの取捨選択& ボタン配置で自分なりのスタイルで戦え、爽快感 を後押し。踏破済のフロアの色変えや、 ユーザー寄りなマップの導線で、過度な 迷いなく先に進めるのもいいね。
週刊ファミ通1883号より
前作の『ENDER LILIES』と同様に、繊細なビジュ アルや、物悲しくも美しい雰囲気と、それを演出 する音楽がすばらしく、世界観に引き込まれる。 仲間に加えてスキルとしてセットできるキャラは 厳選されているけど、スキルごとに強化要素があ るほか、“レストポイント”で各キャラとの会話も 発生し、思い入れが深まるのもいい。難 易度選択が可能となり、より多くの人が 楽しみやすくなったのも○。
週刊ファミ通1883号より
崩壊しつつある絶望の街で、残された人や人工生 命体が手を差し伸べあう、やさしく、残酷な世界。 ビジュアルもサウンドもお話も、すべての表現が 美しく、儚げです。戦闘は歯応えがありながらも 理不尽さがなく、さらに、物語を楽しみたい人へ の救済措置として難易度調整まで用意されていま す。仲間との協力は、固有のスキルを組 み合わせてどう活かすかの戦術面も、休 憩ポイントでの会話も魅力的。
週刊ファミ通1883号より
リリカルなBGMで彩られる退廃的な物語世界を、 マップを眺めながら開拓していく体験そのものが 贅沢。キャラのアニメの細かさに見惚れることも、 しばしばです。敵の攻撃は激しめ。少しの油断で 探索を中断させられますが、各アクションの基本 性能がそもそも高いこともあり、必要以上の悪感 情に陥りません。強化要素の地味さは、 プレイスタイルに応じた補強を着実にで きている実感で、相殺されます。
週刊ファミ通1883号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。