Shadow Gambit: カリブの呪い(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
操作キャラ、島への上陸ポイント、移動ルート、敵の倒しかたなど、プレイヤーの選択肢の多さが自由度の高いステルスアクションを実現。スキルの異なる複数の操作キャラを同時に動かして敵を誘導し、死角を作り、敵を倒していくという、詰将棋的なスタイルが、潜入任務に高い戦術性と手応えを追加。アクションゲームとして操作がやや複雑と感じる部分もあるが、決まったときの達成感は格別です。
週刊ファミ通1812号より
操作のテクニックをそれほど必要とせず、物語の設定にもうまく落とし込まれているセーブ&ロードを活用し、じっくり考え、試行錯誤して進められるのがいい。キャラを切り換えつつ、船員ごとのユニークなスキルを使い、単独では困難な場面を突破していくのは考え甲斐があります。これから起こす行動を記録して、複数のキャラに同時に実行させる“シャドウモード”も、使うのが楽しい。
週刊ファミ通1812号より
ぶっちゃけ万人向けではありませんが、ゲーム経験値の高いマニアなら、唯一無二の風変わりなムードに浸れるはず。和訳の問題もあって、コマンドまわりや言い回しなどは小難しい印象。もう少し洗練されていれば、と思う場面はしばしばありますが、そこに目をつぶれば、自由度の高いストラテジーゲームが楽しめます。個性的な仲間の背景を掘り下げるサイドクエストも◎。いつでもセーブできて便利!
週刊ファミ通1812号より
固有能力がいずれも強力なキャラを切り換えつつの潜入アクションが、パズル的な敵配置によって、ほどよく制限されています。選択難易度ごとに敵の洞察力自体がだいぶ変化するので、より記号的にも、より泥臭くも楽しめる点がいいですね。アングルの自由度を重視した結果、かえってややこしくなった感のある視点機能と、はしごなどをつかみ損ないがちなインタラクト関連の操作性には相応の慣れが必要。
週刊ファミ通1812号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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