Sludge Life(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
確実に人を選ぶとは思いますが、珍妙な住人だらけのカオスな設定に惹き付けられました。かなり物静かな世界で、ラジオなどから流れてくる楽曲がBGM代わりになっているのが印象的です。やるべき目標はいくつかありますが、基本的には目的地へ到達するためのルートを見つけ出す探索がメイン。ストーリー的な要素も薄いので、ひとしきり会話した後はルート開拓自体を楽しめないとキビしそう。
週刊ファミ通1700号より
コミカルでアンニュイな雰囲気の独特の作風がなんともいい味。最初は何が目的なのかもわからないまま、小ぢんまりとしたオープンワールドに放り出されるけれど、なんとなくやることが見えてくると自由気ままにあちこちを見て回りながら目標を達成していくのが楽しくなってきます。自分の足もとの当たり判定の幅が狭く、高い場所へ上っていく際に足場を踏み外しやすいのが、ちょっとストレスに。
週刊ファミ通1700号より
街中にグラフィティを描くという目的はあるけれど、気ままな街歩きこそがメインに思えてきます。人々のセリフはぶっ飛んでいてクセになりますね。簡素なグラフィックですが、置かれているモノにも下ネタが散りばめられており、臭気が漂うかのよう。主人公の放尿アクションも強烈でした。徹底したナンセンスっぷりや、説明の少なさは人を選ぶかな。ルートを考えるミニゲームはなかなかやり応えアリ。
週刊ファミ通1700号より
センス溢れるローファイな世界観を歩き回りながら、さまざまな発見をしていく楽しさがある。とはいえ移動およびジャンプにクセがある操作性に若干のストレスも。また、ヒントが乏しい&マップがない中でひたすら歩き回って“スプレー缶”を見つけ出すゲーム性は骨が折れる。エッジの効いた箱庭を自由気ままに探索する心地よさはあるけれど、それと同じくらいの“わかりにくさ”や“遊びづらさ”も感じた。
週刊ファミ通1700号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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