デスマッチラブコメ!(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
キャライラストが一新されて、かなり印象が変わりましたね。より美しくなってうれしいけど、せっかくなのでボイスも欲しかったな。システムはオーソドックスなタイプですが、フローチャートが優秀で、再スタートの際もノンストレス。ヒントも楽しく見せてくれる心意気が好印象。風変わりな設定の物語は魅力ですが、ドタバタ劇の流れを抜け出すまでの数日間がちょっと長く感じちゃいました。
週刊ファミ通1647号より
突飛な設定がおもしろおかしくて、物語の幕開けからすぐに心をつかまれます。単にトリッキーなだけではなく、勢いを保ったままさらなる謎が出てきて先が気になる、しっかり構築されたシナリオが見事。キャラのボイスがないのを始め、背景などのグラフィックのバリエーションが少なめなのは、やや寂しく感じるところだが、分岐の確認やジャンプが可能なシナリオチャートが便利で、プレイは快適。
週刊ファミ通1647号より
「リア充爆発しろ」が題材になっており、女の子の好意を受ける選択肢を選んでしまうとゲームオーバーになる、二者択一のシステムがおもしろい。のちのちの展開に効いてくる選択肢もあり、攻略の難度はやや高めだけど、失敗時の解説でヒントが聞けるのもいいね。後半のシリアスさに対して、主人公の言動がギャルゲーの軽いノリなので、好き嫌いが分かれそう。動画配信へのフォローがあるのは目新しい。
週刊ファミ通1647号より
ライトなノリのラブコメかと思いきや、物語が進むにつれてダークでグロテスクな様相を呈していく。登場人物たちが抱えるトラウマや得体の知れない奇妙な事象が複雑に絡み合い、意表を突く展開がトラップのように仕掛けられ、頭の中は絶えず「!?」状態。緻密に構築された世界観で、いい意味で何度も裏切られる。バッドエンド必至だが、トゥルーエンドへの到達をわかりやすく教えてくれる設計も〇。
週刊ファミ通1647号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。