龍が如く7 光と闇の行方(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
男たちの生き様と闘いを描く物語と、やり込み要素満載の“街遊び”は、まさに『龍が如く』。シリーズが築き上げてきた世界観で、王道RPGの冒険が楽しめる。“ジョブ”や“召喚魔法”、コイン集めといったお約束の要素を、ゲーム性を損なうことなく、理詰めでリアル現代世界に変換してしまう力技とセンスが見事。序盤は単調気味なバトルも、くり出せる技や仲間が増えるとグッと楽しくなるのもRPGっぽい。
週刊ファミ通1623号より
ターン制のコマンドバトルは、テンポが若干気になるときもあるけど、立ち位置などが刻一刻と変化し、状況によって攻撃の方法や効果も変わるのが、ライブ感があって○。現実世界をRPG仕立てにしたようなシステムや演出も、新鮮味がありおもしろい。“ドラゴンカート”などの新要素で遊びの幅が広がっている印象で、多彩な顔を見せる異人町の広さにも感動。引き込まれるドラマは、しっかり健在です。
週刊ファミ通1623号より
まっさらな新主人公が成り上がる人情劇に魅了されました。メディアで取り上げられないディープな横浜が再現されているのは驚きで、その独特の風情は、基本を変えずに新章に突入したシリーズに新風を吹き込んでいます。コマンド入力バトルとリアルタイムアクションの組み合わせもおもしろく、作品との相性もバッチリ。オートバトルの導入も奏功し、全体的にテンポアップしていて小気味よい。
週刊ファミ通1623号より
“人生はゲームが如し”をゲームキャラに体現させるメタなストーリーテリングが、シリアスとくだらなさの振れ幅が大きいシリーズ特有のノリにマッチしています! まだ色がついていない陽気な主人公視点で描く、現実の社会問題を風刺した大小さまざまなエピソードには、妙な説得力が。戦闘では、キー入力のタイミング次第で効果補正が入りまくり、アクションゲームさながらのテンポ感を楽しめます。
週刊ファミ通1623号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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