ハコボーイ! もうひとハコ(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
ルールも操作もグラフィックもシンプルなのに、アクションパズルとしてよくできている点と、“ハコ”を展開して道を切り拓く独自性の高さという、前作で好評だったポイントは健在。そのうえで、本作ではふたつ目のハコが作り出せるようになり、より奥深さが増している。閃きが重要となる謎解きの難度が、相変わらず絶妙なバランスなのもお見事。直前からやり直せるクイックリトライ機能も便利でいい。
週刊ファミ通1416号より
同時に出せるハコがふたつになり、それらを組み合わせたパズルは、先の手順まで想像を働かせる必要があって、歯応えが増している。とはいえ、序盤は難しくなく、ステージをサクサククリアーしながらテクニックを学べる構成がいい。ゲームコインと交換でヒントが見られる救済措置もナイス。新たなテクニックなどはあまりなく、1作目で感じた新鮮味はちょっと薄れているけれど、安定したデキです。
週刊ファミ通1416号より
“ハコ”をふたつ置けるようになったことで、仕掛けもより多彩になり、解き応えがアップ。ハコをハコで持ち上げたりと、新たな“ハコ技”を駆使するのも楽しい。ステージの途中ですぐにリトライできたり、簡潔なヒント機能もうれしいね。やり込み要素である衣装は、一部が前作と連動。のちのちにでも、本作だけで獲得できるとよかったな。衣装ごとに変わる、キュービィの細やかな仕草にも和みます。
週刊ファミ通1416号より
基本的な内容は前作と同じだが、同時に出せる“ハコ”がふたつになったことで、よりバリエーション豊富なパズルが楽しめるように。余計なものを削ぎ落としたゲームデザインとグラフィックがすばらしく、シンプルながらも、奥深さと心地よさが同時に楽しめる。ヒント機能もあるが手詰まり感は少なく、絶妙なバランスでサクサク進められるテンポのよさもいい。制作者のセンスが随所で感じられる秀作。
週刊ファミ通1416号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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