紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-(Xbox 360)のレビュー・評価・感想情報
独特な色彩やタッチの絵と、独白めいたセリフ回しで展開する物語が見事に調和し、本作だけの個性をきちんと主張している。選択肢は少なく、基本的には読み進めるのみ。だが、場面によってはテキストと違う言葉を音声でしゃべらせるなど、独自の演出が光る。シナリオの追加もうれしい。
週刊ファミ通1316号より
とても個性的な作品。独特なセリフ回しで展開される物語は、プレイヤーを惹き込み、夢中にさせる。しかし、ノリが合わなかった人は、なんだかよくわからないゲームと感じてしまうかも。図書館パートで真実を明かすと進める絵本パートは、幻想的な場面が多くておもしろかった。
週刊ファミ通1316号より
荒廃したミステリアスな世界観の表現は絶品。音楽もマッチしていて耳に残ります。独特で陰のあるキャラたちに、序盤は戸惑うけど、不可思議な世界の謎や人物の関係性が徐々に解き明かされていく過程が絶妙で、どんどん惹かれていく。個性の強い文体は、好みが分かれるかも。
週刊ファミ通1316号より
かなり一本道なノベルゲームではあるが、スチームパンクを軸にした独特の世界観とそれにマッチした音楽が心地よく、ついついプレイを続けてしまう。ストーリーは切なく、キャラクターもなかなかに魅力的。テキストにクセはあるが、それも含めて楽しめる作品になっているかと。
週刊ファミ通1316号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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