
2023年に発売された『アサシン クリード ミラージュ』は、暗殺とパルクールに焦点を当て、原点回帰をコンセプトとして高評価を博した作品。それから約2年、舞台をサウジアラビアに移した無料アップデート“記憶の谷”が2025年11月18日(ヨーロッパ時間)に配信される。
ここでは、配信に先駆けて行われたメディア向けプレゼンテーションで判明した事柄についてお伝えしよう。
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当初は大規模アップデートの予定はなかったものの、リリース後の反響を受けて開発の継続が検討され、これまでにもパルクールの向上、ニューゲームプラス、パーマデスモードなどの小規模なアップデートが行われてきた。そして、2周年のタイミングで全プラットフォーム(PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC、iOS)向けに無料の大規模アップデートを実施するにいたったとのことだ。
“記憶の谷”の舞台となるのは、サウジアラビアの“アルウラの谷”と呼ばれる地域。9世紀の文明交流地点で、ナバテア遺跡などの豊かな伝統と遺産を持ち、『アサシン クリード』の舞台として理想的な場所だという。制作にあたって、地元の専門家や考古学者と協力し、9世紀のアルウラを忠実に再現。ユネスコ世界遺産にも登録されている象徴的なランドマークもゲーム内に登場する。
“記憶の谷”の舞台となるのは、サウジアラビアの“アルウラの谷”と呼ばれる地域。9世紀の文明交流地点で、ナバテア遺跡などの豊かな伝統と遺産を持ち、『アサシン クリード』の舞台として理想的な場所だという。制作にあたって、地元の専門家や考古学者と協力し、9世紀のアルウラを忠実に再現。ユネスコ世界遺産にも登録されている象徴的なランドマークもゲーム内に登場する。
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追加となるストーリーの主人公は、ゲーム本編と同じく“バシム”となる。バシムは『アサシン クリード ヴァルハラ』に登場した人物で、ネタバレは避けるが物語のコアに関わっていた。『アサシン クリード ミラージュ』では、単なるストリートの泥棒だったバシムが、いかにしてマスターアサシンになったかが描かれた。そのバシムの成長の旅路において重要かつ、これまで語られなかった過去のストーリーラインが語られることになる。
物語の核は、長く行方不明になっていた父を探し出すというバシムの個人的なクエストから成り、ゲーム本編の終盤、バグダッドでの最後のミッションの直前にアンロックされる。このクエストは隠れし者との繋がりやゲーム本編の結末とは別軸で展開し、和解と終結によってバシムが人生を前に進めるストーリーとなっているとのこと。
プレイヤーは、この地域を脅かす悪党のリーダー“アハビス”と対決しつつ、地元住民の助けを借りながら、オアシスを中心とする5つの地域を探索。これには、ナバテアの南の首都“ヘグラ”や、数千の碑文が残る屋外図書館“ジャバル・イクマ”といった象徴的な場所も含まれている。
物語の核は、長く行方不明になっていた父を探し出すというバシムの個人的なクエストから成り、ゲーム本編の終盤、バグダッドでの最後のミッションの直前にアンロックされる。このクエストは隠れし者との繋がりやゲーム本編の結末とは別軸で展開し、和解と終結によってバシムが人生を前に進めるストーリーとなっているとのこと。
プレイヤーは、この地域を脅かす悪党のリーダー“アハビス”と対決しつつ、地元住民の助けを借りながら、オアシスを中心とする5つの地域を探索。これには、ナバテアの南の首都“ヘグラ”や、数千の碑文が残る屋外図書館“ジャバル・イクマ”といった象徴的な場所も含まれている。
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ゲーム本編はコンパクトにまとめられた全体ボリューム、都市の美しさとアクティビティーの密度で高い評価を得た。本アップデートではそのコンセプトを継承しつつ6時間以上のコンテンツが楽しめるうえ、さらなるゲームプレイの改善が行われている。
プレイヤーは武器や道具、能力を最大限に活用して、新たなストーリーに挑戦することが可能。スキルツリーには新たなアーキタイプが追加されるほか、道具のアップデートが可能となる。評価の高い“ブラックボックス”が引き続き登場し、新形式のサブクエストや、すべての暗殺ミッションとコントラクトのリプレイ機能などが追加。これらのアップデートは追加されたエリア内だけでなく、ゲーム本編にも適用される。
実機を用いたデモプレイでは、象徴的な自然のランドマーク“エレファント・ロック”や、紀元前600年から存在したダダン王国の“ライオンズツーム”といった、忠実に再現されたアルウラの風景が紹介。
改善されたパルクールを存分に楽しめる都市構造は、各所で入手できる“楽譜”の収集とも結びついており、やり込み要素もたっぷり。
道具をアップグレードすると使える、酸によって死体を跡形なく溶かす機能や、爆破に巻き込んだ敵を眠らせるノイズメーカーの上位版なども披露された。
原点回帰の集大成となるこの無料アップデートは、本編の核であるステルス、暗殺、パルクールを、より挑戦的な環境で楽しむ機会を与えてくれるものになるはず。
プレイヤーは武器や道具、能力を最大限に活用して、新たなストーリーに挑戦することが可能。スキルツリーには新たなアーキタイプが追加されるほか、道具のアップデートが可能となる。評価の高い“ブラックボックス”が引き続き登場し、新形式のサブクエストや、すべての暗殺ミッションとコントラクトのリプレイ機能などが追加。これらのアップデートは追加されたエリア内だけでなく、ゲーム本編にも適用される。
実機を用いたデモプレイでは、象徴的な自然のランドマーク“エレファント・ロック”や、紀元前600年から存在したダダン王国の“ライオンズツーム”といった、忠実に再現されたアルウラの風景が紹介。
改善されたパルクールを存分に楽しめる都市構造は、各所で入手できる“楽譜”の収集とも結びついており、やり込み要素もたっぷり。
道具をアップグレードすると使える、酸によって死体を跡形なく溶かす機能や、爆破に巻き込んだ敵を眠らせるノイズメーカーの上位版なども披露された。
原点回帰の集大成となるこの無料アップデートは、本編の核であるステルス、暗殺、パルクールを、より挑戦的な環境で楽しむ機会を与えてくれるものになるはず。
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これらの情報を踏まえ、本アップデートのクリエイティブ・ディレクターのオリヴィエ・レオナルディ氏とプロデューサーのヴィンセント・マウランディ=ラビオーネ氏に、気になる点について聞いた。
オリヴィエ・レオナルディ氏
クリエイティブ・ディレクター
ヴィンセント・マウランディ=ラビオーネ氏
プロデューサー
――『アサシン クリード ミラージュ』について、発売から現在までのユーザーの反響はいかがだったでしょうか?
オリヴィエ
発売以来、肯定的な反響をいただいています。パーマデス・モード、ニューゲームプラス、新たなプラットフォームでの展開を追加してきましたのでコンテンツ作りに忙しかったのですが、コミュニティーはこれらの追加要素を歓迎してくれましたので、全体的にポジティブな反応と言えます。今回、新しいコンテンツアップデートを見てもらえるのがとても楽しみです。
――発売から約2年が経過して大規模アップデートを配信することになった経緯や理由を教えてください。
――発売から約2年が経過して大規模アップデートを配信することになった経緯や理由を教えてください。
ヴィンセント
ゲーム本編の開発時は、バシムのメインクエストにフォーカスする必要があったため、発売後は後回しにしていたアイデアなどを検討してコンセプト作りを行っていました。その中で2周年に向けて配信できる見通しが経ち、それが実際の製品になったわけです。
オリヴィエ
もともと新しいコンテンツを作る予定はありませんでしたが、コミュニティーの活発な活動を見るうちに、バシムのさらなるストーリーや後回しにしていたアイデアを提供したいと思いました。2周年はちょうどいいタイミングでしたね。
――バシムの物語は完結したと思いましたが、彼にはまだ語られるべきことがあったと。
――バシムの物語は完結したと思いましたが、彼にはまだ語られるべきことがあったと。
オリヴィエ
今回もメインストーリー同様、バシムが大人になり、隠れし者になる過程の成長物語です。彼が幼少期に経験したこと、その中でもとくに父親が彼を手放した瞬間というのは重要な出来事であり、その後の彼の人生のすべてに影響を与えています。長いあいだ父を知らずに過ごしてきたことで何を失ったのかというストーリーを語りたいと思いました。これは過去を乗り越えて人生を前に進めるという、本ゲームの大きなテーマに調和すると考えました。
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――このアップデートはどれくらいのプレイ時間を想定していますか?
ヴィンセント
少なくとも6時間のコンテンツを提供しています。メインの物語が3時間以上、サイドコンテンツが3時間以上と考えていますが、これより長くなることもあります。
オリヴィエ
さまざまな遊びが追加され、新しいチャレンジがあり、新しいリワードをアンロックすることを考慮すると、プレイ時間はより長くなるでしょう。
――バグダッドからアルウラは距離がだいぶ離れていると思いますが、ここに舞台を移した理由はなんでしょうか?
――バグダッドからアルウラは距離がだいぶ離れていると思いますが、ここに舞台を移した理由はなんでしょうか?
オリヴィエ
離れてはいますが、バグダッドからアラムートまでの距離とあまり変わりません。このロケーションを選んだ理由は、本編の開発当初からメインロケーションとして候補に挙がっていたからです。最終的にバグダッドを選んだのは、密度の高さと非常に都会的な点が理由で、私たちがこのゲームに求めるパルクール体験に合致していました。一方で、アルウラの豊かさ、異なる文明の7000年の歴史と残されたものを見たときは、とても美しいと感じました。9世紀のアッバース朝の時代にさえ、すでに何千年も前の遺跡は存在していたのです。
――アルウラの広さやコンテンツの密度は、バグダッドとくらべてどれくらいでしょうか?
――アルウラの広さやコンテンツの密度は、バグダッドとくらべてどれくらいでしょうか?
オリヴィエ
バグダッドは円形都市がそのほとんどを占めるので、それに比べれば都会の密度は低いです。バグダッドとその郊外を合わせると、アルウラは同じくらいの広さになりますが、都会の部分は少なく、自然が豊かです。パルクールで進める道を、より自然な環境に適用させています。
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――とくに注力したポイントはどこでしょうか?
オリヴィエ
バシムの個人的な側面が非常に重要でした。バシムの過去と彼の父親とのつながりは、『ヴァルハラ』や『ミラージュ』本編でも少し触れているに過ぎません。このアップデートでこの部分を深く掘り下げる機会を得たのです。強く感情に訴える旅路であり、このストーリーをゲームに落とし込むのは、とても楽しい経験でした。
――ゲームプレイの改善はどのような部分に加えられていますか?
――ゲームプレイの改善はどのような部分に加えられていますか?
オリヴィエ
皆さんが戦闘やステルス、パルクールを自分の物にして楽しんでいるのを見てきました。そこで今回は、そのような気に入っているものを取り上げて、さらに捻りを加えました。本アップデートのメインクエストだけでもびっくりすることや挑戦的なサプライズがたくさんあると思います。
――暗殺を手助けする道具はユーザーに好評でした。この点がかなりパワーアップしていると感じましたがいかがでしょうか?
――暗殺を手助けする道具はユーザーに好評でした。この点がかなりパワーアップしていると感じましたがいかがでしょうか?
ヴィンセント
すべての道具に新しいレイヤーのアップグレードがあります。そのいくつかは非常に劇的なものですが、新たな挑戦に立ち向かうためのものでもあります。今回は、ある意味で難易度を上げています。エリアにはより多くの敵がいるので、彼らを打ち負かすにはプレイヤーはツールとスキルを最大限に活かす必要があります。
また、これらの新スキルや道具のアップグレード版は『ミラージュ』のゲーム本編でも使用できます。バグダッドとアルウラはいつでも行き来できるので、追加のストーリーを中断して本編のサイドアクティビティを楽しむ、といったことも可能です。
また、これらの新スキルや道具のアップグレード版は『ミラージュ』のゲーム本編でも使用できます。バグダッドとアルウラはいつでも行き来できるので、追加のストーリーを中断して本編のサイドアクティビティを楽しむ、といったことも可能です。
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