『レゴ バットマン:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』グラップルと滑空で、オープンワールドのゴッサム・シティをびゅんびゅん飛び回れる! 難易度設定が導入され、さまざまなユーザー層に対応【gamescom2025】
 2025年8月20日~24日の期間、ドイツ・ケルンで開催されたヨーロッパ最大級のゲームイベント“gamescom 2025”。そのオープニングイベント“gamescom Opening Night Live(ONL)2025”にて、WB Gamesのオープンワールド型アクションアドベンチャーゲーム『レゴ バットマン:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』がサプライズ発表。gamescom会場にて試遊できることも同時に発表され、多くのファンを沸かせた。
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※対応プラットフォームはNintendo Switch 2、プレイステーション5、Xbox Series X|S、PC(Steam/Epic Games Store)。2026年発売予定。
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 筆者はOpening Night Live会場にいたのだが、同作が発表されたときの歓声は大きく、レゴとバットマンの人気を肌で感じることができた。その人気を受けてか、gamescom会場に設けられた試遊コーナーはかなり豪華な作り。メディア向けのプレゼン&試遊時間は約1時間も設けられていたりして、随所から本作への気合が感じられた。
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レゴ製バットモービルやバットマンのオブジェが展示されていた試遊エリア。ライティングにもこだわりが。
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 今回の試遊は、ふたつのパートに分かれていた。ひとつ目は、ゴッサム・シティを自由に探索できるパート。もうひとつが、エース・ケミカルの工場に潜入して悪の企みを阻止するミッションを体験するパートだ。

 前者のパートを体験してまず感じたのが、「移動が楽しい!!」ということ。前述の通り、本作はオープンワールド型アクションアドベンチャーで、ゴッサム・シティを自由に探索できる。そして、さまざまな箇所でグラップルを活用できるのだ。

 今回はPS5のコントローラで試遊を行ったが、“L1”という表示が出た際にL1ボタンを押すと、その場所までグラップルランチャーで高速移動できる。このグラップルが有効な場所が多く、スイスイと高所へ移動できるのが爽快。
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 高所から別の場所に移動するときはバットグライダーで滑空して、滑空中にL1を押してまたグラップル移動……なんてこともできる。
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 R3ボタンを押すと周囲をスキャンできるので、まずはスキャンして、犯罪が起こっている場所や、アイテムが隠されている場所を探す。行きたい場所が見つかったら、グラップルや滑空、バットモービルを利用して向かう……というのが探索の基本だ。
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周囲をスキャンすると、犯罪が起こっている現場には赤いアイコンが。アイテムがある場所には白いアイコンが出る。
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犯罪現場に割り込んで阻止!
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バットモービルを呼び出すと、その場で組み立てが始まるのが『レゴ』のゲームならではの表現。
 このゴッサム・シティ探索パートでゲームの基本を学んだところで、つぎはミッションのパートへ。化学工場に潜入するという内容なので、敵に気づかれずに移動したり、奇襲をかけたりすると有利だが、その際もグラップルが役に立つ。
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高所から敵に奇襲をかければ低リスクで攻撃可能!
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敵を引き寄せるガジェットを使い、対象をほかの敵から引き離すのも有効。
 これまでの『レゴ』ゲームというと、お子さんでも遊べるようにと、難度が低めに設定されているものが多かった。しかし本作では3段階の難易度が用意されており、いちばん難しい“DARK KNIGHT”を選ぶと、ライフに制限がある中で多くの敵と戦うことになり、歯ごたえのあるバトルが楽しめる。先ほど述べたようなステルス要素も含めて、大人が遊んでも楽しめるような調整がなされていると感じた。
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難易度選択画面。筆者は日和ってCLASSICにしてしまったが、もう少し難度を上げてもよかったなあ。
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ボス戦では、敵の攻撃をよく見てかわし、連続攻撃を叩き込んで相手をダウンさせる……といったコンバットが楽しめた。
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遠距離にいる敵からの広範囲攻撃を利用して、バットマン周囲の敵にダメージを与えるなど、プレイヤーの立ち回り次第で攻略がラクになる場面も。
 また、今回体験したミッションでは、バットマンとジム・ゴードンがともに行動。要所要所で、ギミックを解くためにゴードンの持つガジェットが必要になるので、適宜操作するキャラクターを切り換えながら進めていく。どのギミックも難しいものではなかったが、ミッションのほどよいアクセントになっていた。
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ゴードンの粘着銃で化学薬品をせき止める!
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バットマンのガジェットを取っ手に引っ掛けて、大型の機械を強い力で引っ張る!
 さて、化学工場への潜入ミッションはクライマックスへ……黒幕であるレッドフードを追い詰めていくバットマンとゴードン。最終局面で、橋からいまにも落ちそうになるレッドフードにバットマンは手を差し伸べるが……。
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R2ボタンで手を伸ばせ! こういうクライマックスシーンにインタラクティブな仕掛けがあるのはいいですね。
 しかし彼はみずから手を放し、化学薬品の海に沈んでいくのだった……。そして意味深なシーンとともにミッションは終了。
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『バットマン』ファンの方には解説するのも野暮だと思われるシーン。
 今回試遊した範囲では、『レゴ』らしいコミカルな描写とスピーディーな展開、コンバットの楽しさなどが、いいバランスでまとめられていると感じた。恐縮ながら、筆者は『バットマン』にはあまり詳しくないのだが、それでも十分に楽しい試遊だった。

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レゴ バットマン』の名を冠するタイトルとしては『レゴ バットマン3 ザ・ゲーム ゴッサムから宇宙へ』(日本での発売は2015年)以来となる本作。10年前からさまざまな点が進化し、さまざまなユーザー層に向けた調整が行われているようなので、『レゴ』ファン、『バットマン』ファンはぜひ続報にご注目を。
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