夏本番を先取り、ゲーム原作ホラー映画5作品をまとめて紹介。劇場版『アンティル・ドーン』は8月1日、『8番出口』は8月29日に公開予定
 プレイステーション5(PS5)、PC(Steam)用ゲーム『Until Dawn -惨劇の山荘-』の実写映画『アンティル・ドーン』(邦題)が2025年8月1日に公開される。

 原作は、雪深い山荘に集まった8人の若者たちの身に巻き起こる惨劇の一夜を描いたホラーアドベンチャーゲーム。実写化は『ヴァチカンのエクソシスト』、『ドント・ブリーズ』シリーズなどで知られる映画スタジオスクリーン・ジェムズと、『アナベル 死霊人形の誕生』監督のデビッド・F・サンドバーグが製作を担当している。

 この劇場版『アンティル・ドーン』の公開を前に、ホラーゲーム原作の実写映画作品を特集するプレスリリースが届けられた。特集の中では8月29日に公開を控える劇場版『8番出口』をはじめ、2002年より展開された映画『バイオハザード』シリーズも紹介されている。

 夏本番を前にホラー映画を探している人は参考にしてみてはいかがだろうか?
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以下、プレスリリースを引用

『ヴァチカンのエクソシスト』『ドント・ブリーズ』のスタジオが放つ『アナベル 死霊人形の誕生』監督最新作!PlayStationの人気ゲームが実写映画化!日本発世界的人気作からこの夏大注目R18+作品まで世界中が新次元の恐怖体験の虜になる!!恐怖確約!!ホラーゲーム原作映画5選一挙紹介!!


『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)、『ライト/オフ』(2016)などを手掛けたデビッド・F・サンドバーグを監督に迎え、『死霊館のシスター』(2018)、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)のゲイリー・ドーベルマンと、『ポラロイド』(2019)のブレア・バトラーが脚本を共同担当。PlayStationのゲーム発の『グランツーリスモ』(2023)、『アンチャーテッド』(2022)、世界的人気サバイバルアクションドラマシリーズ「THE LAST OF US」を手がけてきたアサド・キジルバッシュが製作に加わり、『ヴァチカンのエクソシスト』(2023)、『ドント・ブリーズ』シリーズ等、これまでもホラーファンの心を鷲掴みにしてきた映画スタジオ、スクリーン・ジェムズ発の最新ホラー作品として今年4月に全米で公開されるやいなや4週間連続で全米興行収入ランキングトップ10入りを果たし、R指定の衝撃的な映像描写に「怖すぎる…」「まさに超強烈!」とホラーファンから大興奮の口コミが相次いだ映画『アンティル・ドーン』が8月1日(金)より日本公開!

日本発世界的人気作から2025年夏最注目のR18+作品まで世界がこの恐怖を欲している!!ホラーゲーム原作映画5選一挙紹介!

ゲームジャンルの一角を強力に担い、技術の進化と比例しながらリアリティを増す恐怖でプレイヤーを虜にし続ける“ホラーゲーム”。深淵を覗くような恐怖への没入感は映画界からも熱い視線を集め、いくつものホラーゲームが実写映画化され成功を収めてきた。そんなホラーゲーム界からまた一つ、新次元の恐怖を実現する実写映画化作品が到着!PlayStation5/PC用人気ゲームの大人気ホラーゲーム『Until Dawn -惨劇の山荘-』がR18+指定の“タイム脱出型スラッシャーホラー映画”『アンティル・ドーン』となり日本の夏を残酷な悪夢に陥れる!そんな本作の公開を前に、映画史に名を刻むホラーゲームを原作とする実写映画化作品を一挙紹介。ホラーゲームが作り上げた歴史を感じながら、この夏を地獄へと変える最恐の“殺戮タイムループ”体験に備えよう!

『アンティル・ドーン』<R18+>(8月1日(金)公開)

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ソニー・インタラクティブエンタテインメントから2015年に発売され、迫真の映像美と展開が“ホラー映画のよう”と評され世界中のホラーゲームファンの心をつかみ、大ヒットを記録したホラーアドベンチャーゲーム『Until Dawn -惨劇の山荘-』。キャラクターを実在するハリウッド俳優がモーションキャプチャーで演じたことで生まれるリアリティと、「バタフライエフェクトシステム」を用いたプレイヤーの操作や選択でストーリーが分岐し、「全員生存」から「全員死亡」まで256通りのエンディングが用意された革新的なゲームプレイで得られる恐怖体験が、ついに“実写映画”となり惨劇の舞台をスクリーンへ移し届けられる。

本作の監督は、『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)、『ライト/オフ』(2016)などを手掛けたデビッド・F・サンドバーグが務め、脚本は『死霊館のシスター』(2018)、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)といった大ヒットホラー作品を世に放ってきたゲイリー・ドーベルマンと『ポラロイド』(2019)のブレア・バトラーが共同で担当するという、現代ホラー映画界を代表するこのジャンルを知り尽くした凄腕クリエイターたちが大集結。

映画版では5人の若者が、主人公クローバーの失踪した姉を追って“何かがおかしい”山荘に迷い込んだことで、死んでも死んでも終わらない”地獄の殺戮タイムループ“に巻き込まれ、生きて脱出するために恐怖の一夜を繰り返す<”タイム脱出型“スラッシャーホラー>として、新次元のホラー体験を観る者の心身に刻むこととなる。すでに全米では今年4月に公開を迎えており、4週間連続で全米興行収入ランキングトップ10入りを果たし、全米がR指定の衝撃的な映像描写に夢中になった。日本でもR18+指定が決定しており、本作で描かれるまさにホラー映画へのラブレターとも言うべきスラッシャーホラー体験に最後まで耐えられるか─。ぜひ劇場でこの惨劇からもたらされる恐怖を身をもって実感してほしい。

「バイオハザード」シリーズ(2002~)

1996年にカプコンによって世界へ解き放たれ、今年6月にシリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』の発売が発表されると世界中が歓喜に沸いた、シリーズ累計販売本数1億7,000万本(※2025年3月31日時点。カプコン発表資料より)を誇るサバイバルホラーゲームの金字塔「バイオハザード」シリーズ。2002年にミラ・ジョヴォヴィッチを主演に迎えた映画シリーズ1作目『バイオハザード』が公開されると、瞬く間に一世を風靡し、全世界興行収入1億ドル(※BOX OFFICE MOJO調べ)を超えるホラーゲーム原作映画の歴史を切り開いた。

その後、実写とアニメーションの両軸で映像化が幾度と成されてきたが、2022年に改めてゲーム原作のストーリーラインに立ち戻り、忠実に再構築した
『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』が公開。舞台は1998年の、製薬企業アンブレラ社が秘密裏に行っていた人体実験を原因とし、住民たちがゾンビと化し荒廃した街・ラクーンシティ。ゲームシリーズ「バイオハザード1」および「2」の主要キャラクターであるクレア・レッドフィールド、クリス・レッドフィールド、ジル・バレンタイン、レオン・S・ケネディらが登場し、“ゲームの原点を描く”ことを掲げた本作らしく、初めて「バイオハザード」をプレイしたときの記憶が新鮮かつ底知れぬ恐怖とともに蘇るような、原作への強いリスペクトを随所に見つけることができる。

さらに、新たにゲームシリーズ1作目のホラー要素に立ち返り制作される再リブート版が2026年9月に全米公開することも決定しており、ホラーゲーム原作の金字塔として君臨する「バイオハザード」シリーズはホラーゲーム原作の映画化の道を今後も深い恐怖の闇で包み込んでくれることだろう。

『サイレントヒル』(2006)

コナミから1999年に発売された日本発世界的名作ホラーアドベンチャーゲーム「サイレントヒル」。“恐怖とは何か”という哲学的な問いを内包した異色作。映画化でメガホンを取ったのは、後にディズニーの実写化映画『美女と野獣』(2014)の監督を務めるクリストフ・ガンズ。

物語は、養子の娘シャロンが悪夢の中で繰り返しつぶやく「サイレントヒル」という言葉をきっかけに、母親ローズが深い霧と灰に包まれゴーストタウン化した「サイレントヒル」を訪れるところから始まる。霧に覆われる荒廃した町に、突如鳴り響くサイレン、そして異様な街並み――ゲームの象徴的な演出と、“レッドピラミッドシング”や“バブルヘッドナース”といった異形のクリーチャーたちが精密に再現されており、原作ファンの心を掴んだ。原作ゲームが孕む、母性や宗教観、罪と罰といった深いテーマは映画版にもしっかりと落とし込まれており、ホラーにとどまらない深みを作品に与えた。

2012年には続編
『サイレントヒル:リベレーション3D』が公開され、そこから10年以上の時を経て、ゲームファンのなかで圧倒的人気を誇るゲームシリーズ第2作「SILENT HILL2」を原作とする、映画版第3弾である『Return to Silent Hill(原題/日本公開未定)』の北米公開が発表に。映画版第1作目を手掛けたクリストフ・ガンズが再び監督を務めることが決定しており、ホラーゲーム好きは絶対に見逃せない。

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2024)

2014年にリリースされたインディーゲーム「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」は、不穏な設定や随所に盛り込まれた異様な雰囲気と世界観が若者を中心に熱狂的な支持を集め、リリースと同時に即座に数々のチャートを席巻。実写映画にもゲームで表現された空気感を見事に引き継いでおり、恐怖の工場長の異名を持つジェイソン・ブラム率いる製作会社ブラムハウスが原作ゲームファンの期待に応える仕上がりで実写化し、公開されるやいなや北米を中心に興収1億ドル超のスマッシュヒットを記録。当時のブラムハウス製作作品として史上最高興行収入記録を樹立した。

物語の舞台となるのは、かつて子どもたちに人気を博したが、今や廃墟と化したレストラン<フレディ・ファズベアーズ・ピザ>。主人公マイクが夜間警備員として勤務する中、レストランに放置されたままになっていた巨大マスコットたちが不穏な動きを見せはじめる。過去に起きた“失踪事件”や、マイク自身のトラウマと絡み合いながら物語は展開し、“怖可愛い”マスコットたちの恐怖表現のみならず、キャラクターの心理描写が丁寧に描かれたことで、マイクが過ごす戦慄の5日間を忘れられない映画体験へと昇華させた。

余りの人気にすでに続編
『Five Nights at Freddy’s 2(原題/日本公開未定)』も制作され、北米では12月5日に公開予定。近年高まり続けるホラーゲーム原作の実写化への期待に、ブラムハウスは最新作でも胸を張って応えてくれるに違いない。

『8番出口』(8月29日(金)公開)

異変を見逃さないこと─。周囲をよく観察し、「8番出口」まで辿り着こう─。それだけのルールから生み出される異常な緊張感が爆発的な人気を呼び、以降の同ジャンルゲームに多大な影響を与え、社会現象にもなった日本インディーゲーム発の“異変探し”ウォーキングシミュレータゲーム「8番出口」。たったひとりのクリエイターの手によって制作されたこのゲームは、無限にループする地下通路の中で、正しい出口を見つけるまで歩き続けるという極限状態によって生まれる恐怖を呼び起こす。ゲーム開発者が「“ホラー感のある間違い探しゲーム”は作るのが楽しそうだった」とのちに語ったこのゲームは、その思惑通りにプレイヤーたちを抜け出せない恐怖の虜にした。

映画化の発表では監督・キャストが未発表でありながら、原作ゲームへの注目度の高さから世間の話題をかっさらい、さらなる注目を集めたキャスト発表に続いて、第78回カンヌ国際映画祭への正式招待決定が発表され、上映後には2,300人から総立ちの喝采を浴びるという、ゲーム原作映画の新たな歴史を刻む偉業を達成。
『アンティル・ドーン』と並ぶ、2025年、ゲームファンの夏を熱くする、ホラーゲーム原作映画の一つだ。

クレジット表記

  • タイトル:『アンティル・ドーン』
  • 原題:UNTIL DAWN
  • 公開表記:8月1日(金)全国の映画館で公開
  • 映倫レイティング:R18+
  • 監督:デビッド・F・サンドバーグ(『アナベル 死霊人形の誕生』『ライト/オフ』『シャザム!』
  • 脚本:ゲイリー・ドーベルマン(『死霊館のシスター』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』)、ブレア・バトラー(『ポラロイド』
  • 製作:アサド・キジルバッシュ(『グランツーリスモ』『アンチャーテッド』)、デビッド・F・サンドバーグ、ゲイリー・ドーベルマン
  • 出演:エラ・ルービン(『アイデア・オブ・ユー~大人の愛が叶うまで~』)、マイケル・チミノ(『アナベル 死霊博物館』)、オデッサ・アジオン(『ヘル・レイザー』)、ユ・ジヨン(『モキシー ~私たちのムーブメント~』)、ベルモント・カメリ(『君と一緒に過ごした夏』)、マイア・ミッチェル(『ティーン・ビーチ・ムービー』『ラスト・サマー ~この夏の先に~』)、ピーター・ストーメア(『アルマゲドン』、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』

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