2024年8月17日にアトラスが東京・秋葉原で開催する『メタファー:リファンタジオ』、『ペルソナ3 リロード: Episode Aegis』(以下、『エピソードアイギス』)東京体験会(8月16日にも実施予定だったが、台風接近の影響により中止に)。
イベントで公開される『エピソードアイギス』試遊版を先んじてプレイする機会をいただいたので、17年の時を経て今回初めて再収録およびリメイクが行われた本作の世界最速試遊版のプレイレポートをお届けする。
イベントで公開される『エピソードアイギス』試遊版を先んじてプレイする機会をいただいたので、17年の時を経て今回初めて再収録およびリメイクが行われた本作の世界最速試遊版のプレイレポートをお届けする。
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なお、プレイ動画も公開している。こちらも合わせてチェックしてほしい。
17年ぶりに“完結編”もリメイク!
アトラスのジュブナイルRPG『ペルソナ3 リロード』。その本編の後日談である追加シナリオが『エピソードアイギス』で、2024年9月10日より『エクスパンションパス』DLC第3弾として配信が予定されている。このコンテンツは、2007年4月19日にプレイステーション2向けに発売された『ペルソナ3フェス』に収録されていたもののリメイクであり、ビジュアル、サウンド面に加え、演出やアクションなどさまざまな追加、調整が施されている。
今回の試遊版では、シナリオ序盤のイベントから第1の扉の探索、最初のボス戦まで楽しめるようになっていて、いくつかの新要素も盛り込まれていた。まずは、注目要素をまとめてみよう。
今回の試遊版では、シナリオ序盤のイベントから第1の扉の探索、最初のボス戦まで楽しめるようになっていて、いくつかの新要素も盛り込まれていた。まずは、注目要素をまとめてみよう。
- 『ペルソナ3リロード』仕様のビジュアル、演出、UI
- アイギス固有のフィールドアクション
- 新たなテウルギア
- 戦闘のバランス
これらをオリジナルである『ペルソナ3フェス』版との比較も交えながら、分析していきたい。
最新のビジュアル&演出で臨場感アップ
『エピソードアイギス』は『ペルソナ3』の完結編ともいうべき内容となっており、本編でもパーティーメンバーとして活躍した人型兵器アイギスが、本編の主人公=“彼”に代わって主人公を務める。物語が本編エンディングの数日後から始まるので、最初からエンディングのネタバレも全開だ。プレイは本編をクリアーしてからにすることをおすすめする。
新キャラクターとして、アイギスの妹を自称する人型兵器メティスが登場。最初こそ得体の知れないミステリアスな雰囲気を出しているが、意外と隙が多くシスコン丸出しの態度など残念な一面を早々に見せてくれるのがポイントだ。
新キャラクターとして、アイギスの妹を自称する人型兵器メティスが登場。最初こそ得体の知れないミステリアスな雰囲気を出しているが、意外と隙が多くシスコン丸出しの態度など残念な一面を早々に見せてくれるのがポイントだ。
一方でコロマルとの会話能力やオルギアモードなど、アイギスが失ってしまった特徴を有しており、「なるほど妹を自称するだけはある」と思わせてくれる。
試遊は、シナリオ冒頭の事件発生のイベントから始まる。シナリオ自体はそのままのようだったが、ビジュアルやUI、演出、ボイスは当然のことながら『ペルソナ3リロード』仕様となっており、オリジナル版からずいぶんと変わっている。
試遊は、シナリオ冒頭の事件発生のイベントから始まる。シナリオ自体はそのままのようだったが、ビジュアルやUI、演出、ボイスは当然のことながら『ペルソナ3リロード』仕様となっており、オリジナル版からずいぶんと変わっている。
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いくつかのシーンを比較してみた。何でも新しいものばかりがいいとは思わないが、やはりより精彩に描かれたビジュアルは臨場感を際立たせてくれる。そしてついつい見入ってしまう。
また、主人公がアイギスになったことでメニュー画面の背景なども変わっている。キャラクターがアイギスになっただけでなく、ポーズも異なっており芸が細かい。
また、主人公がアイギスになったことでメニュー画面の背景なども変わっている。キャラクターがアイギスになっただけでなく、ポーズも異なっており芸が細かい。
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アイギス固有のフィールドアクションを活用せよ
冒頭のイベント(大ボリューム)が終わると、いよいよダンジョン探索開始である。メンバーはアイギス以外に、メティス、ゆかり、真田、天田の中から3人を選ぶことになる。
『エピソードアイギス』では、アイギスの初期ペルソナが本編主人公の初期ペルソナであるオルフェウスとなっている。それだけ聞くと「本編のアテナのほうが(強いので)いい!」と思う人が続出しそうだが、同時にアイギスは“ワイルド”の力に目覚めており、本編の主人公同様ペルソナの付け替えが可能に。実質、戦力的にはそれほど変わっていない。
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一方で、メティスという新戦力が加わっている。本編で言うところの荒垣と似たような能力構成で、さらに本編ではアイギスの専売特許だった“オルギアモード”が使える(その代わり、アイギスはオルギアモードを使えなくなっている)。しかも、メティスは多彩なスキルが使えるので、スキル使用時のHP、SPの消費がゼロになるオルギアモードはかなり有効なのだ。
もっとも、本作ではオルギアモードはテウルギアとして登場しているため、あまりお手軽に発動させることはできないのだが。
もっとも、本作ではオルギアモードはテウルギアとして登場しているため、あまりお手軽に発動させることはできないのだが。
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そのほかの変更点としては、新要素としてアイギス専用のフィールドアクション“銃撃”が追加されたことなどがおもなところか。
“銃撃”は射程が長いため、敵シンボルに気づかれても早めに撃っておけば、先に体当たりされて奇襲を食らうリスクを減らせるのでありがたい。ただ、先制攻撃を決めるには剣同様に敵シンボルが背中を見せているところを攻撃する必要があるので、ソロリソロリと近づくことが求められる点では本編と同様である。また、銃撃を外してしまうと大きい音が鳴って確実に敵シンボルに気づかれるというデメリットもある。
とは言え、総合的には本編よりも使い勝手はいいはずだ。あとは使っていて、シンプルに気持ちいい。ボタンの反応も早いし、弾も一度に複数発射されて耳に心地いい。ムダ撃ちすると音で敵が寄ってきてしまうが、それさえ気をつけていればストレス解消にもなるはずだ。
“銃撃”は射程が長いため、敵シンボルに気づかれても早めに撃っておけば、先に体当たりされて奇襲を食らうリスクを減らせるのでありがたい。ただ、先制攻撃を決めるには剣同様に敵シンボルが背中を見せているところを攻撃する必要があるので、ソロリソロリと近づくことが求められる点では本編と同様である。また、銃撃を外してしまうと大きい音が鳴って確実に敵シンボルに気づかれるというデメリットもある。
とは言え、総合的には本編よりも使い勝手はいいはずだ。あとは使っていて、シンプルに気持ちいい。ボタンの反応も早いし、弾も一度に複数発射されて耳に心地いい。ムダ撃ちすると音で敵が寄ってきてしまうが、それさえ気をつけていればストレス解消にもなるはずだ。
そのほか、一部の敵は属性の相性が、イベントバトルで登場する敵の顔ぶれも変わっていたりするので、オリジナル版でプレイしていた人はついつい昔の記憶を頼りに攻撃して失敗しないように注意しよう。
新たなテウルギアも実装
ワイルドの力に目覚めたアイギスだが、テウルギアもオルギアモードや全弾展開ではなく本編の主人公と同じもの(ミックスレイド)になっている。体験版では、カデンツァと新技の“ジャスティス!”が使用可能だった。
“ジャスティス!”は敵全体に耐性無視のクリティカル率が高い貫通中ダメージを与えるというもので、とくに“耐性無視”と“全体攻撃”がとても使える。ゲージも本編主人公と同じくペルソナ召喚ごとに溜まっていくようになっているので、ボス戦までにゲージを満タンにしておきたいところだ。対ザコ戦でペルソナを付け替えながら弱点属性を突く、という戦いかたをしていれば、すぐ溜まるだろう。
“ジャスティス!”は敵全体に耐性無視のクリティカル率が高い貫通中ダメージを与えるというもので、とくに“耐性無視”と“全体攻撃”がとても使える。ゲージも本編主人公と同じくペルソナ召喚ごとに溜まっていくようになっているので、ボス戦までにゲージを満タンにしておきたいところだ。対ザコ戦でペルソナを付け替えながら弱点属性を突く、という戦いかたをしていれば、すぐ溜まるだろう。
なお、メティスの“オルギアモード起動”は、それ自体の威力もオルギアモード後のメティスの強化ぶりもすぐれているが、ゲージを溜める手段が“アイギスからのシフトを受け取る”というピンポイントのものになっているので、スキルの種類が少ない序盤はちょっと溜めづらい。そのため、より多彩なスキルを習得する中盤以降になって、彼女は本領を発揮してくれるようになるのではないだろうか。
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テウルギアは本編同様、いざという時の切り札にも使えそうである。
『ペルソナ3 リロード』の完結まで、もうすぐ
オリジナル版をプレイしていた人にとっては、難易度も気になるところだろう。オリジナル版では戦闘難易度がHARDで固定されていたが、試遊版ではCONFIGの操作はできないものの初期状態でNORMALに設定されている。おそらく難易度変更が可能になっているものと思われる。
ほかにも、オリジナル版では弱点属性で攻撃してもそれを敵が完全回避してしまう“見切り”がそこそこの確率で発生し、プレイヤーたちを悩ませていたが、本作では発生はゼロではないが、だいぶ確率は下がっている印象だ。
ほかにも、オリジナル版では弱点属性で攻撃してもそれを敵が完全回避してしまう“見切り”がそこそこの確率で発生し、プレイヤーたちを悩ませていたが、本作では発生はゼロではないが、だいぶ確率は下がっている印象だ。
本編をクリアーしたプレイヤーが対象だったせいか、どうしても難易度は辛めだった『エピソードアイギス』だが、本作では操作性だけでなく難易度そのものもマイルドになったと言える。さらにナビ(風花)によるアドバイスやスキルサポートも得られるので、オリジナル版と比べるとだいぶ遊びやすくなっている。
一方でストーリー面では演出以外大きな変化は確認できなかったが、それも含めて早く全貌を確認してみたくなった。配信開始までのカウントダウンは始まっている。『ペルソナ3 リロード』の完結まで、もうすぐだ。
一方でストーリー面では演出以外大きな変化は確認できなかったが、それも含めて早く全貌を確認してみたくなった。配信開始までのカウントダウンは始まっている。『ペルソナ3 リロード』の完結まで、もうすぐだ。
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