- 長月あおい(花海咲季役)
- 小鹿なお(月村手毬役)
- 飯田ヒカル(藤田ことね役)
- 川村玲奈(篠澤広役)
- 天音ゆかり(雨夜燕役)
『学マス』にとって初のライブとなったデビューライブ“初ツアー”以来、2年ぶりとなった今回のツアー公演。ファイナル公演の神奈川に向かって、福井を皮切りに福岡、岩手と、前回のツアーとは異なる各地を巡り、多くのプロデューサー(『アイドルマスター』シリーズのファン)へ熱いステージを届ける。
開演前には、ステージ後方のスクリーンに学園長・十王邦夫(声:大塚明夫さん)が登場。開演に向けてライブを盛り上げるようプロデューサーに発破をかけると、続いて根緒亜紗里先生(声:古賀葵さん)から観覧上の諸注意が伝えられた。
改めて学園長による開演宣言が行われ、大きな声援に包まれる中、オーバチュアとともに映像でキャスト陣が紹介される。トップバッターとして飯田さんがステージに登場すると、ソロ曲『The Cute!!!』を披露した。
「福岡、いくぞ!」という力強い呼びかけでスタートし、シンフォニックロックナンバーに乗せた情感たっぷりな歌声で熱いステージをくり広げる。
続いては天音さんによるソロ曲『MY STAGE』。ジャズテイストも感じられるおしゃれなナンバーで、挑発的なダンスとハイレベルな歌唱力により会場を圧倒。ホール公演という空間にもマッチした楽曲が、ライブの雰囲気をさらに高めていく。
3曲目は川村さんによる『サンフェーテッド』。疾走感溢れるロックサウンドに、儚さを感じさせる歌声が合わさる独特のミックスが魅力的な一曲だ。音程の難度が高い楽曲ながら、広らしい繊細さを感じさせるパフォーマンスで見事に表現してみせた。
長月さんは、ノリノリのダンスナンバー『EGO』で会場を一気にダンスフロアへと変える。余裕たっぷりの笑顔とセクシーな歌声で魅了し、サビでは長月さんのパフォーマンスに合わせてプロデューサーが腕を振り上げ、会場が一体となった。
続いて小鹿さんが『叶えたい、ことばかり』を歌唱。力強いロックナンバーに合わせた情熱的なパフォーマンスを披露し、大歓声に包まれる。
最初のブロックを締めくくったのは、5人で歌う『修楽旅行』。アイドルたちの歌唱パートに合わせて歌詞や曲調が展開し、今回のツアーを文字通り修学旅行のように楽しむアイドルたちのワクワク感が詰め込まれたようなステージとなった。












そのまま突入した全員でのMCパートでは、それぞれのアイドルをイメージしたセリフに続いて自己紹介が行われた。福岡県出身の飯田さんは凱旋公演ということで、会場に向かって「ただいまー!」と呼びかけると、客席からは「おかえりー!」と大歓声が上がり、心温まる一幕となった。
『学マス』として初の福岡上陸ということもあり、長月さんは直前に披露した『修楽旅行』が今回限りの特別バージョンだったことに言及。パフォーマンスや歌詞の中に福岡要素が盛り込まれていたことや、ラストのキメポーズの意味などについてのトークで盛り上がった。
また、飯田さんが『学マス』ライブ初参加のプロデューサーへ問いかけると、客席では多くの手が挙がった。今回のツアーは初めて参加する人にも『学マス』の魅力を知ってもらう絶好の機会ということもあり、ライブをたっぷり楽しんでほしいと呼びかける場面も。
恒例となっている「回ってー!」のコールで衣装の魅力をアピールしたほか、各自が博多弁を使った煽りで会場を盛り上げると、ライブが再開する。
再開1曲目は、飯田さんによる初解禁の新曲『神かわいい』。王道のアイドルナンバーであり、タイトルにふさわしい神クラスのかわいい歌声とダンスで会場のボルテージは急上昇する。
続く長月さんの『nazonazo』も、今回サプライズ発表となった新曲だ。チップチューンが光るノリノリでおしゃれなナンバーを、楽しげな歌声で届ける。言葉数が非常に多く息つく暇もない楽曲だが、長月さんは余裕の表情で見事に歌い上げた。
小鹿さんは、おしゃれかつパワフルさも感じさせる『アイヴイ』でさらに会場を熱狂させる。切なさも感じられる熱い歌声に対し、客席からも「ハイ! ハイ!」と力強いコールが送られた。
一転して、川村さんはゆったりとしたテンポ感の『コントラスト』を披露。独特なダンスも印象的で、一見か細く感じられながらも内に秘めた力強さがにじみ出る、魅力的なステージを展開した。
最後はキャスト陣が揃い『「ねえ、言っちゃうよ。」』を歌唱。清涼感溢れるロックサウンドに合わせた切なくも力強い歌声と、5人ならではのフォーメーションが光るダンスパフォーマンスで会場を魅了した。









MCパートではそれぞれの楽曲について振り返りが行われ、まずは飯田さんが新曲『神かわいい』を紹介。ついにかわいさが神の領域まで来てしまったと笑顔を見せ、“神”という強いワードに負けないよう懸命にパフォーマンスしたと語った。
長月さんも新曲『nazonazo』を紹介。花海咲季の頭脳明晰で優等生な一面をフィーチャーした一曲だと明かす。咲季のキャラクターとして「広には劣るけど……」と、学力ナンバーワンキャラである篠澤広役の川村さんに話題を振ると、川村さんも「2位の人……」とゲーム内で広が咲季に言及した際のセリフで応戦し、会場の笑いを誘った。
天音さんは『MY STAGE』について、ホール公演ならではの距離感ゆえに客席のひとりひとりがよく見え、緊張したと振り返る。
小鹿さんは『叶えたい、ことばかり』について、約1年半ぶりの披露となったことに触れ、前回と同じ衣装でのステージにエモさを感じたと語った。
川村さんは、ダンサーやほかのメンバーがいないひとりきりのパフォーマンスとしては“初ツアー”以来となった『コントラスト』について言及。曲中の特徴的なキメポーズについて「うまくできていましたか?」と客席に呼びかけ、送られた大歓声に満足げな笑顔を見せた。
『「ねえ、言っちゃうよ。」』については、5人のフォーメーションの手応えに触れつつ、全員がレッスンの段階からかなり力を入れて取り組んでいたエピソードが明かされた。
つぎのブロックへ移る前、小鹿さんが「お腹がすいてきたなぁ……」と急に芝居がかったセリフを切り出し、「福岡と言えばとんこつラーメンですよね?」と会場へ呼びかける。続けて「プロデューサーさんには麺になってもらって、湯切りウェーブをやってもらいます!」とユニークな提案が行われた。
ステージ左端の飯田さんが麺を湯切りするようなポーズを見せると、それに合わせて客席のウェーブがスタート。右端の小鹿さんに到達したところでラーメンをすするポーズを取り、「お腹いっぱい!」と満足げな表情を浮かべるなど、なんともコミカルなやり取りで会場を和ませた。
MC明けは、天音さんによる『Be proud』でライブパートを再開。パワフルさ全開のハードロックサウンドに、がなりを効かせた歌声も織り交ぜた力強いステージを展開する。ヘッドバンギングをしながら「声出せ!」と客席を煽り、会場の熱気を再び急上昇させた。
続いて、川村さんがトリッキーなサウンドが特徴の『メクルメ』を歌唱。早口言葉のような高速パートから急にスローダウンするなど、ストップ&ゴーも盛り込まれた高難度の楽曲だ。印象的な美しい高音を含め、見事に歌い上げてみせた。
小鹿さんが披露したのは、疾走感の中に切なさも感じる『一体いつから』。胸の内をぶつけるような情熱的なステージを展開し、ラスサビ前にはスタンドマイクを用いた演出も盛り込んで、さらに熱いパフォーマンスを見せる。
長月さんの『Try it now』では、曲の序盤から「福岡! 声をちゃんと出して!」と煽り、客席は大きな歓声に包まれる。クールなクラブサウンドに乗せ、『EGO』と同様に腕を振り上げるパフォーマンスで、会場の空気を再びダンスフロアへと塗り替えた。
ステージへ戻った天音さんが歌うのは『クライアイ』。おしゃれなR&Bサウンドに圧倒的な歌唱力、そしてキレのあるダンスで観客を圧倒する。カメラに向かって蹴りを見せるパフォーマンスなどパワフルなステージに歓声があがり、会場の空気を瞬時に支配してみせた。
一転してキュートさ全開のステージを見せたのは、飯田さんの『Yellow Big Bang!』。かわいらしい歌声と弾ける笑顔、そして会場とのコール&レスポンスで、アイドルとしての魅力が詰まった空間を作り上げた。









続いてのMCでもセットリストの振り返りが行われ、天音さんはライブ初披露となった『Be proud』や『クライアイ』について言及。初めてのステージにも関わらず、完璧に合わせてくるプロデューサーたちの適応能力を称賛した。
川村さんは初ツアーぶりの披露となった『メクルメ』について、ロングイントロにある心電図のような音に触れ、「(これで)『メクルメ』って気付きました?」と問いかける。客席から多くの歓声が上がると、理解度の高さに満足そうな笑顔を見せた。
小鹿さんは『一体いつから』のパフォーマンス中、後ろを振り返った際にスクリーンへ投影されるカメラ映像(客席の様子)について言及。直に目にするだけでなく、カメラ越しに映るプロデューサーの表情にも感動した様子で、「みんな大好き!」と照れくさそうに伝えると、大きな歓声が沸き起こった。
長月さんは『Try it now』について、自身だけでなく聴く人すべての背中を押してくれる楽曲だと解説。この曲も含め、今回のステージを通して咲季のさまざまな表情を見せられたのではないかと手応えを語る。
『Yellow Big Bang!』をこれまで何度も披露してきた飯田さんは、冒頭の挨拶で宣言した“世界でいちばん楽しい場所にする”という言葉をしっかり伏線回収できたと満足気な表情。お互いに元気をチャージし合える楽曲であり、近い距離でプロデューサーたちのワクワクに満ちた顔が見られてうれしかったと語った。
最後の曲という前振りで会場が落胆する中、突然、福岡公演にちなんでか、ラーメン店でおなじみの麺の固さを叫び出す5人。続けて川村さんから、初星学園にいる個性豊かなアイドルたちのように、それぞれの思いを乗せて歌ってほしいという言葉が添えられた後、初星学園の校歌である『標』が披露された。
おそらくラーメンの固さと個性をかけた文脈で、一瞬戸惑いと笑いが漏れた会場だったが、長月さんの「校歌斉唱!」という呼びかけで一気に空気が引き締まる。スクリーンに映し出される歌詞に合わせて会場が一体となったところで、キャスト陣は一旦ステージを後にした。


アンコール前には学園長が登場し、藤田ことねと十王星南のSTEP4が9月10日に実装されることなど、『学マス』に関するさまざまな新情報が公開された。
アンコール1曲目を飾ったのは『古今東西ちょちょいのちょい』。公演地の福岡に合わせて名産品や観光地を盛り込んだコール&レスポンスが組み込まれ、ツアーならではの特別感が溢れる一曲に。笑顔全開で楽しそうに歌う5人のステージにより、場内は一気に華やいだ。



最後の挨拶では、天音さんから大きなステージよりも距離が近く、みんなの表情がよく見えることでかえって緊張したと、自身初となるホール公演の感想が語られる。
川村さんは、最初の発表時点では広とあまり絡みのなかったメンバー構成だったため、どんなステージになるか期待を寄せていたとしつつ、パフォーマンスの相性も抜群で非常に楽しいライブだったと振り返る。
飯田さんは地元・福岡への凱旋公演であり、声優として地元に立つのが夢だったと吐露。トップバッターということで緊張もあったものの、絶対に盛り上げてみせると練習を重ね、ほかのメンバーからも刺激を受けてすばらしいステージにできたと語った。
小鹿さんは、昨年開催されたイベント“The 1st Period Harmony Star”にて、今回と同じ衣装でパフォーマンスした際に発生したイヤリング落下事件について言及。以来、右耳だけに装着して左耳を隠すようにしているという裏話を明かし、「気になった人もいたかと思って」と苦笑交じりに語り、会場の笑いを誘う。同時に、ペンライトと客席のキラキラした笑顔を見られたことへの多幸感溢れる表情を見せた。
長月さんは過去の47都道府県全国行脚イベントに触れつつ、いつかライブで各地をまわりたいと思っていたため、福岡に来られて本当にうれしかったとコメント。まだ会えていない場所にいるプロデューサーのもとにも歌声を届けられるよう、これからもがんばりたいと笑顔を見せた。
ラストを飾ったのは、『学マス』2周年テーマソング『ガラクタロード』。ラップパートや賑やかなコール、客席との合唱など、楽しさが溢れるナンバーで会場の熱気は最高潮に達する。最後は飯田さんの呼びかけによる「アイマスですよ、アイマス!」で締めくくられ、キャスト陣が退場。その後、スクリーンに登場した十王学園長と亜紗里先生による一丁締めで、福岡公演Day1は幕を閉じた


サプライズ披露となった新曲はもちろん、久しぶりの披露となった楽曲まで、新旧織り交ぜた至高のセットリストでプロデューサーを魅了した本公演。アイドルの個性が存分に発揮されたソロ楽曲の数々によって、多彩な音楽性を堪能できるステージとなった。
MCパートでは、楽曲やパフォーマンスに対する熱い思いが語られる一方で、福岡公演ならではのトークやユニークなやり取りも繰り広げられ、そのギャップも印象的だった。
ファミ通.comでは、Day2公演の模様もリポート予定となっているので、ぜひあわせてチェックしてほしい。
“学園アイドルマスター LIVE TOUR -標- 福岡公演”Day1セットリスト(※敬称略)
- The Cute!!!(飯田ヒカル)
- MY STAGE(天音ゆかり)
- サンフェーデッド(川村玲奈)
- EGO(長月あおい)
- 叶えたい、ことばかり(小鹿なお)
- 修楽旅行(長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル、川村玲奈、天音ゆかり)
- 神かわいい(飯田ヒカル)
- nazonazo(長月あおい)
- アイヴイ(小鹿なお)
- コントラスト(川村玲奈)
- 「ねぇ、言っちゃうよ。」(長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル、川村玲奈、天音ゆかり)
- Be proud(天音ゆかり)
- メクルメ(川村玲奈)
- 一体いつから(小鹿なお)
- Try it now(長月あおい)
- クライアイ(天音ゆかり)
- Yellow Big Bang !(飯田ヒカル)
- 標(長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル、川村玲奈、天音ゆかり)
- 古今東西ちょちょいのちょい(長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル、川村玲奈、天音ゆかり)
- ガラクタロード(長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル、川村玲奈、天音ゆかり)

















