長谷川明子さん(ハセガワアキコ)
4月14日生まれ。新潟県出身。おもな出演作は、『グランブルーファンタジー』(マリー役)、『アズールレーン』(デイス、フォルバン、ル・マルス役)、『ロウきゅーぶ!SS』(葦原怜那役)、『フォトカノ』(成田瑠宇役)、『ロボティクス・ノーツ』(悠木ロゼッタ役)、『ファンタジスタドール』(小明役)など。文中は長谷川。

美希役に選ばれたのは、声の生意気さが理由!?
それから約20年経過しましたが、さらに勢いを増して、本当にすごいなと改めて感じています。そんなすごい作品に関わらせていただけて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
――オーディションのことは覚えていらっしゃいますか?
ですので、不安な気持ちで帰宅したことを覚えています。オーディションのときはまだ美希のイラストはなく、セリフのみでした。そのときは、ハッキリ物言う女の子という印象で。本編中にも登場した「席に座りたいから、どいてくれる?」というセリフがあったことを覚えています。
――実際に美希の姿を見たときはどういった印象を感じましたか?
その理由とイラスト、そして実際に演じて思ったのは、すごく素直だから生意気に感じるだけで、好きなものは好き、嫌なものは嫌といえる幼くも純粋な子なんだなと。第一印象とはガラッと変わりましたね。

プロデューサーに愛された“覚醒美希”のお芝居のこだわり
その後、セリフの収録でしたが、やっぱり最初は生意気で、世間知らずな部分が大きいなと思いました。プロデューサーと関わっていくうちに、アイドルとしても、人や女の子としても成長していくようだったので、変化をつけていきましょうというディレクションをいただきました。
いきなり大人の男の人が急にやってきて、信頼度もあまりなく、中学生からしたら距離感が気になるところから、プロデューサーを信頼してアイドルとしても前向きになる。そこの変化を意識するのと、「あふぅ」のセリフがくり返し演じていくうちにニュアンスが変わっていっていたので、最初の「あふぅ」を意識してほしいと言われたこともありました。
――初期のころの美希は、プロデューサーから“覚醒美希”の愛称で親しまれている姿もありました。通常の美希との演じわけにおいて、意識された点などはありましたか?
衝撃的な体験を通じてそのことを実感して、そこからはいままで何となくやっていたことも、「この人の期待に応えたい」、「いっしょに夢を叶えたい」という想いが強くなっていき、そこから美希は一途にプロデューサーを信頼するようになります。
ですので、通常の美希のときはやる気がなく、ゆっくりと「○○なの」と話す、テンションの低い状態でしたが、覚醒した後は基本的にテンションが高くなりますし、好きな気持ちを隠さないようにもなります。お仕事に対しても、「こんなんじゃダメだ」ともっとしっかりこなす姿も表れてきます。そのことをしっかりと感じていただけるようにお芝居をした記憶はありますね。
先輩アイドルとしての美希の立ち振る舞い
――そんな美希の姿がありながら、『ミリオンライブ!』では先輩アイドルとなりました。『ミリオンライブ!』が始動するお話を聞いたときはいかがでしたか?
――イラストを見たときに、第一印象で気になったアイドルはいましたか?
――そこから、『ミリシタ』もスタートすることになります。
――『ミリオンライブ!』や『ミリシタ』で美希は先輩アイドルとしての姿も描かれていきますが、演じる際に変えた点などはありますか?
そこで、美希がありのままの姿でいるからこそ、みんなから尊敬を得ている、憧れの存在となっていると気づいたので、あえてお芝居はあまり変えないように心掛けました。

溢れ出る765AS愛と真愛
――ミリオンスターズのアイドルの中から選ぶとするなら誰ですか?
――どのアイドルも魅力的ですので、ひとりを選ぶことはなかなか難しいですよね。それでは、お気に入りのユニットや楽曲についてはいかがですか?
あとは、765プロオールスターズで歌う『SunRiser』もお気に入りで、この楽曲も“HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2”で披露させていただけて、本当に最高でした。
――美希が歌唱に参加していない楽曲で、お気に入りのものがあったりしますか?
もし、歌わせていただけるなら、(高槻)やよいちゃんといっしょに歌ってみたいですね。やよいちゃんの『relations』や『蒼い鳥』とか最高なので、また別の扉が開いちゃいそうです。
――765プロのアイドルの新たな魅力も発見できそうです(笑)。『ミリシタ』では9周年記念楽曲『ドレスコード:最上級』が登場しますが、初めて聴いたときの印象なども伺えればと思います。
――とくに注目して聴いてほしいポイントなどはありますか?
歌詞としては、「クラウド・ナイン」が“この上なく幸せな状態”を意味していて、9周年にも掛かっているということを知ったときは驚きでした。「最上級にいいもの」というところで、美希がウキウキワクワクしている点が伝わればいいなと思いながらサビなどは歌ったので、ぜひ意識しながら聴いていただけたらなと思います。
――『ミリオンライブ!』としてはアニメも放送され、第1話では765プロオールスターズが歌う『ToP!!!!!!!!!!!!!』のライブシーンなどもありました。
個人的には、(最上)静香ちゃんがオーディションで不安を感じているシーンがとても印象に残っています。そこも含めて、『ミリオンライブ!』のアイドルたちが、劇場で夢を叶えるために歩み出す様子を観ることができて、すごく感動しました。こういった思いを抱えながら劇場にいるんだなということにも改めて気付けて、とても魅力的な作品でした。
765プロオールスターズが出てくることは知らず、いきなりあのような形で出していただけるとは思いませんでしたが、やっぱりみんなの姿を観ることができてうれしかったです。(天海)春香が転びそうになるところを支えるシーンもうれしくて、夢中になって観ていましたね。
――3DCGアニメでの描写も新鮮でした。

『アイドルマスター』として、美希としての活動の原点
約20年間考え続けてきたので、ひとつ答えが出ましたが、やっぱり“がんばるしかない”と思います。美希はとにかくカリスマ性があって、天才で何でもできる女の子です。美希はすごすぎるので、その背中を追いかけて、とにかく私ががんばるしかないということがわかりました。これからも精進していきたいと思います。
――数多く立たれてきたステージの中で、とくに印象に残っているものはありますか?
そのときから、おふたりはすごく気に掛けてくださっていて。当時は衣装も自前だったので、私に似合いそうなショートパンツがあったから買いに行こうと、代官山のお店に連れて行っていただきました。私は東京に出てきたばかりだったので、「ここが代官山かぁ」といまいち実感がない状態でしたが、おふたりは緑のショートパンツを選んでくださったり、たくさんアドバイスもいただいたりしました。当時はすごく緊張していましたし、いまより余裕がなかったと思いますが、気に掛けてくださったおふたりとの思い出も含めて、私の出発点なので、いちばん印象に残っています。
――そこから約20年、皆さんご活躍され続けています。
近年の大型ライブでは、約20年の活動の中で初披露の楽曲も満を持して歌唱
そんな“HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2”では、プロデューサーさんたちが応援広告やフラワースタンドも用意してくださったのですが、皆さん、ミルキーウェイのイラストなどを描いてくださっていて。それほど期待してくださっていたんだなと思うととてもうれしかったですし、そんなミルキーウェイ全員で『星屑のシンフォニア』を歌えたのが幸せでした。
また、『ミリオンライブ!』で歌い紡がれてきた『Marionetteは眠らない』も私はオリジナルメンバーなのですが、このときに初めて歌わせていただいて。しかも、『Marionetteは眠らない』の玄人であるMachicoちゃん(伊吹翼役)とのデュオということで、リハーサルのときからMachicoちゃんのすごさを目の当たりにしながら、なんとかがんばってついて行こうと歌っていました。ライブで初めてパフォーマンスする楽曲をたくさん歌わせていただいたのはうれしかったですね。
あとは、『SunRiser』が好きなので、この楽曲のイントロで(若林)直美さん(秋月律子役)の太陽のような明るい掛け声がほしいと思って、直美さんに「ここでひと言ください。その後、このタイミングで行くよって言いたいです」とご相談させていただきました。直美さんもご快諾してくださったので、本番では非常に高まった状態でパフォーマンスをすることができました。そんな状態で『ミリオンライブ!』の子たちといっしょに歌えたのもうれしかったです。そのときの映像は、いまでもくり返し観ているほどです(笑)。
――NEIはいかがでしたか?
それと、公演を通じて改めて765プロの皆さんのパワーにも圧倒されました。ただ歌やダンスがうまいだけでなく、人間味と言いますか、自分の足で駆け巡って会場を盛り上げる様子が手作り感も感じられて、懐かしい感覚でした。まったく個性の違う皆さんとの久しぶりの共演が楽しくて楽しくて、765プロオールスターズは最強だなと思いながら、そして改めて尊敬しながらステージに立たせていただきました。
――プロデューサーへの手紙やお姫さまティアラの演出も感動的でした。
お姫さまティアラの演出については、じつは最初に用意していたセリフをかなり変えさせていただいたんです。収録のときに、初期のころの美希はプロデューサーさんを“そこの人”と言っているし、やる気もそこまでなかったので、全体的にテンションを下げつつ、「がんばらないようにがんばらないと」という当時のセリフも入れて、初期のころの美希を感じていただけるようご相談して収録しました。
――あの感動的な演出には、そうしたこだわりがあったのですね。MOIW2025はいかがでしたか?
ほかには、元961プロと現961プロのみんなとのステージも忘れられないですね。神原大地くん(伊集院北斗役)たちといっしょに『REALIZE!!!』を歌えたのはとてもうれしかったです。
それと、楽曲の終盤で「同じ場所」と美希がシャウトする場面があるのですが、961プロの中ではプロジェクトフェアリーはいちばんお姉さんなので、私たちががんばらなきゃと思い、スタッフさんともご相談して、私がいつもより長めにシャウトをして、それが終わってからみんなが「REALIZE!」と掛け声を入れてくれる流れを考えました。みんなの協力の甲斐もあって実現し、無事かっこいいステージになったので、とても思い出深いです。
――ほかのブランドの方とのステージに立つときは、心持ちもいつもと変わったりするのですか?
当日は、『学マス』の『ENDLESS DANCE』を765プロオールスターズで披露させていただきましたが、直前に皆さんと相談して、自分たちのやりたい表現を実行することに決めたんです。そしたら、本番にそれがピッタリ噛み合いまして。765プロオールスターズの強さが表れていて、私たちらしいパフォーマンスができました。それが会場での盛り上がりにもつながったのかなと思います。ですので、合同ライブではいつもとは違うアプローチで臨むことは大事にしています。

海外Pからの熱い応援に思わず涙
披露した楽曲としては、『きゅんっ!ヴァンパイアガール』を歌うのがかなり久々だったので歌えて幸せでした。この楽曲のM@STER VERSIONは美希、貴音、響の3人で収録していたこともあり、喜びも大きかったです。
――“Anime Central 2026”では、美希の海外ソロ公演も実施されました。
美希自身はマイペースで慌てたりする子ではないですが、やっぱり海外でのソロ公演となると、さすがに力が入って、いつもより大きく動いて息が上がるんじゃないかなとも思ったので「がんばれ、がんばれ」と応援しながら見守っていました。
最後の「美希最高!」コールは本当に素敵な光景でした。
――アメリカでの公演が無事終了しましたが、8月には韓国・ソウルのKIMCHIKURA Fes '26にもご出演されます。
765プロオールスターズ全員による東京ドームでのxRライブが夢
いまの段階では技術的な課題などもあるかもしれませんが、これからも『アイドルマスター』は続いていきますので、いつか実現してほしいです。
――それでは最後に、プロデューサーさんにメッセージをお願いします。















