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『ミリシタ』桐谷蝶々さん(宮尾美也役)インタビュー。新たな魅力を放つ美也に応じてお芝居や舞台上での立ち振る舞いを変化。リアルアイドルのパフォーマンスも研究してステージに反映

『ミリシタ』桐谷蝶々さん(宮尾美也役)インタビュー。新たな魅力を放つ美也に応じてお芝居や舞台上での立ち振る舞いを変化。リアルアイドルのパフォーマンスも研究してステージに反映
 2026年6月29日に9周年を迎えた『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』(以下、『ミリシタ』)。それを記念して、宮尾美也役の桐谷蝶々さんにインタビュー。新しい魅力を放ち続けている宮尾美也を演じるにあたって大事にしていることなどをお聞きした。
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桐谷蝶々さんキリタニチョウチョ

1月15日生まれ、東京都出身。フリーランスの声優・ナレーターとして活躍。おもな出演作は、『有吉の壁』、『霜降りせいやのスーパーキングTV』、『ダウンタウンDX』、『天才てれびくん』など。文中は桐谷。

『ミリシタ』桐谷蝶々さん(宮尾美也役)インタビュー。新たな魅力を放つ美也に応じてお芝居や舞台上での立ち振る舞いを変化。リアルアイドルのパフォーマンスも研究してステージに反映

新たな魅力を放つ美也に応じてお芝居や舞台上での立ち振る舞いも変化

――『ミリオンライブ!』は今年で13周年を迎え、『ミリシタ』は9周年を迎えます。改めていまのお気持ちを聞かせてください。

桐谷 
9周年を迎えることが信じられないぐらい、あっという間の感覚です。皆さんが応援してくださっているおかげで、こんなにも長く活動を続けることができています。そのことがとてもうれしいです。

――宮尾美也との出会いとなったオーディションのことは覚えていますか?

桐谷 
最初はロコちゃんを受けて、その様子から、「このアイドルたちも合うのでは」と追加で、中谷育ちゃんと美也ちゃんを受けました。

――美也の第一印象はいかがでしたか?

桐谷 
そのときの美也の髪型が縦ロールぎみで、私服もレースがついている雰囲気だったので、いまのおっとりな印象よりは、お嬢様なのかなと思っていました。オーディションではそこも含めてやさしさ多めで演じました。

――オーディションでとくに印象的だったことはありますか?

桐谷 
スタッフさんから、「ふだんからそういう(おっとりとした)雰囲気なの?」と言われたことは覚えています。いま思うと、そのときから美也ちゃんと雰囲気が似ているなと感じていただいていたのかもしれません。

――そんなオーディションを経て、美也役を演じられることになります。

桐谷 
合格の連絡をいただいたときは、すごくうれしかったです! 765プロさんのアニメも見ていましたし、『シンデレラガールズ』のゲームも遊んでいたので、大好きな『アイドルマスター』の一員になれるんだと、心が躍りました。

――ちなみに、とくにお気に入りのアイドルはいましたか?

桐谷 
765プロではとくに(星井)美希と(菊地)真が好きでしたね。

――そこから美也を演じるにあたって大事にしていることはありますか?

桐谷 
じつは、『ミリアニOVA』を受けて、演じかたを変えている部分があるんです。OVAのエピソードの美也は、かなり感情をストレートに表現しているんですよね。それまでの美也は、受け身な印象があり、ライブでも煽りをしないイメージでした。でも、OVAでは存分に自分の感情を表現していて。そこから、パッションのある美也も表現していいんだと思い、お芝居を変えています。
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『ミリアニ』OVAでの美也の活躍に涙。美也の魅力を紹介する作品としてもうってつけ

――OVAでは、美也と天空橋朋花、徳川まつりによるいわゆる“マイペースユニット”を中心とした物語が展開されました。

桐谷 
まさか美也が主役だとは思っていなかったので、そのことをお聞きしたときはかなりビックリしました。とはいえ、たくさんアイドルたちが出てくるんだろうなと思っていたのですが、基本的には3人を中心とした物語で、台本を読んだときは衝撃でしたし、「こんなに掘り下げていただいていいんですか?」という感覚でした。それと、かなりシリアスな内容も含まれていたので、最初読んだときはけっこう泣いちゃいました。

 美也目線だと、かなり重いところもありますし、感動できる内容なんですよね。だからこそ、美也の魅力をしっかりお届けしてくれる内容となっていてうれしかったです。

――実際に映像をご覧になられて、いかがでしたか?

桐谷 
最初は、Blu-rayの特別映像を収録するときに完成前映像の一部を綿田(慎也)監督とプロデューサー役の中村源太くんの3人で観させていただきました。特別映像用にいろいろ話さないといけないのに、制作途中の映像でも既に感動して、感情がぐちゃぐちゃになった状態で収録したのがとても思い出深いです。

 その後、完成したものを関係者試写会で観させていただきました。映像がとても綺麗で、こだわって作ってくださったことに感動しました。美也のことを知らない方に魅力をお伝えするときは、このOVAを見ていただくのがいちばんだと感じたほど、素晴らしい作品に仕上がっています。
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OVAでのカバー曲『リンダリンダ』は、お芝居での熱量を保ったまま収録

――OVAでは、新曲『飛べない僕は泳いだ』と『リンダリンダ』のカバーも披露されていました。

桐谷 
『リンダリンダ』のレコーディングの連絡がきたときは、「同じ曲名の別の曲かな?」と思っていたら、THE BLUE HEARTSさんの『リンダリンダ』で間違いないということで、かなりビックリしました。

 じつは、ソーシャルゲーム版のころに“文化祭ロックフィーバー!”というカードがあり、そのイラストで美也が熱唱しているのですが、それが『リンダリンダ』で再現できるのがうれしかったです。ただ、どういう風に歌ったらいいのかは少し悩みました。

 当初はOVAの収録の前に
『リンダリンダ』をレコーディングする予定でしたが、順番を入れ替えて、収録後に変更していただけて。その甲斐もあって、本編内の熱量をもったまま『リンダリンダ』の収録に臨めました。

――『飛べない僕は泳いだ』はいかがでしたか?

桐谷 
歌詞が少し暗めで、孤独についてや、置いていかれる怖さみたいな、重い雰囲気がある楽曲なんですよね。ただ、それはOVAでの美也の心情に寄り添ったからこその内容で、それを書き下ろしてくださってうれしかったです!

――確かにOVAの内容を総括するような内容でしたね。そのほかにも、これまで美也として数多くの楽曲を歌われてきましたが、とくにお気に入りはありますか?

桐谷 
近年の楽曲だと、『未完成のポラリス』がお気に入りです。“MOVEMENT OF STARDOM ROAD”シリーズの楽曲なんですが、美也が主役の舞台公演の物語だったので、とくに思い入れが強いです。

――こだわりのポイントなどはありますか?

 “STARDOM ROAD”の公演では、美也が演じる三船なるちゃんが主人公なのですが、歌詞がなるちゃんの心境を表した内容になっています。ですので、美也というよりも、なるちゃんを演じている美也をイメージしながら歌ったので、すごく歌いやすかったんです。

 全体的には暗い歌詞ではありますが、最後の「きっと道標になる」の部分は少し明るくなるので、そうした曲調の移り変わりに注目していただきたいですし、感情を込められそうなところにはいっぱい込めたので、ソロバージョンもぜひ聴いていただきたいです。

――好きなアイドルやユニットなどもお聞きできればと思います。

桐谷 
最近は『Fairy Daysは絶え間ない』がすごく好きです。歌唱メンバーに(四条)貴音さんがいますが、貴音さん役のはらみーさん(原由実さん)に「この曲、すごくよかったです!」とメッセージをお送りしたほどお気に入りです。

 こちらは11thライブのセトリに追加で入った楽曲でもあるんです。公演の直前にゲーム内イベントが行われていて、セトリに入っていないけど聴きたいなと思っていたら、レッスンの際に追加されるとお聞きして、歌う子たちよりも喜んでいました(笑)。そこには、歌唱メンバーであるロコちゃん役の中村温姫ちゃんと最上静香ちゃん役の田所あずさちゃんもいて、いっしょに自分ごとのように喜びました。ライブでは3人で披露していましたが、ダンスもかっこよくて、私もいつか歌ってみたいです。
『ミリシタ』桐谷蝶々さん(宮尾美也役)インタビュー。新たな魅力を放つ美也に応じてお芝居や舞台上での立ち振る舞いを変化。リアルアイドルのパフォーマンスも研究してステージに反映

『初恋バタフライ』のコミュは、美也のさらなる成長が感じられる内容

――『ミリシタ』のコミュで、とくに印象的だったものはありますか?

桐谷 
メインコミュ第85話の美也のソロ曲『初恋バタフライ』にまつわるお話です。それこそ、これまでの美也のコミュは落ち着いた内容が多かったのですが、このお話では初恋がわからないから、初恋について周囲に聞いてみたり、『初恋バタフライ』を歌うために初恋をしてみようとか。そんな内容にビックリしましたし、美也の新しい可能性が広がっていく感覚があり、好きなコミュです。

――美也が新たな第一歩を踏み出したような感覚があったのですね。

桐谷 
好みは分かれるのかもしれませんが、美也もどんどん成長していることが感じられて、私はうれしかったですね。

――そんな『ミリシタ』では、9周年記念楽曲『ドレスコード:最上級』が登場します。初めて聴いたときの印象はいかがでしたか?

桐谷 
イントロがすごくキラキラしていて、いままでにない始まりかたがミュージカルのようで、すごくワクワクしますし素敵だなと思いました。

――とくに注目して聴いてほしいポイントなどはありますか?

桐谷 
技術的なお話になりますが、この楽曲はAメロがめちゃくちゃ低いんです。ですので、そこはがんばって美也の声を出しつつ、サビで「君ともっと 汲々と!」というような、9周年の9にちなんだ歌詞をかわいく歌える部分があるので、とくに注目して聴いてほしいです。また、作詞を担当されている児玉雨子さんの書かれる詞が個人的にすごく好きなので、歌唱資料が届いたときに児玉さんの素敵な歌詞を歌えるんだとうれしい気持ちになったことを覚えています。
『ミリシタ』桐谷蝶々さん(宮尾美也役)インタビュー。新たな魅力を放つ美也に応じてお芝居や舞台上での立ち振る舞いを変化。リアルアイドルのパフォーマンスも研究してステージに反映

海外のプロデューサーとの温かいエピソードも

――ここで改めて、ステージに立つときに意識していることもお聞きできればと思います。

桐谷 
ステージに立つときは楽しんでいる様子が伝わるよう美也を意識して笑顔を心掛けています。またリアルアイドルのDVDを見てパフォーマンスを研究して参考にしています。

――これまで数多くのステージに立たれてきましたが、とくに印象的だった公演などはありますか?

桐谷 
海外公演が印象深いですね。Cleaskyで韓国と台湾でライブをさせていただいたことがありまして。海外のプロデューサーさんたちは、日本語を理解されている方が多くて、MCの内容も楽しんでいただけたんです。それほど熱量高く応援してくださっているのがすごくうれしかったです。

 そのとき、現地の言葉を勉強してMCでお話ししたのですが、それも受け止めてくださったのも思い出深いです。日本はもちろんですが、海外のプロデューサーさんとお会いするのも楽しいので、また海外公演にも参加してみたいです。

――言葉の壁がある中で、温かく受け止めてくれたのですね。

桐谷 
そうなんです。私たちも完全に正しい日本語の文法で話しているわけではなく、多少崩した日本語で話しているのにも関わらず伝わっているので、相当勉強されたんだろうなと思います。お手紙もいただく機会が多々ありますが、日本語でしっかり書いてくださっていて、そういったところもすごくうれしいです。ですので、さまざまな国のプロデューサーさんに感謝の思いを歌で届けられたらなと思っています。

――『ミリオンライブ!』としては、2025年3月に約7年半ぶりとなる“HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2”が開催されました。
桐谷 
先輩たちのステージはとてもパワフルなので、皆さんに負けないパフォーマンスをしようと、みんな士気が上がっていましたね。それと、舞台裏のお話ですと、みんな先輩たちといっしょに写真を撮りたいので、長蛇の列の写真撮影会が行われていたのもすごく印象深かったです。ふだんなかなかお話しさせていただく機会がないので、少しのあいだでしたが、先輩の皆さんを独り占めする時間がとても幸せでした。

 披露させていただいた楽曲としては、
『ラビットファー』が楽しかったです。ダンスが難しいんですけれど、めちゃくちゃがんばりました! 平田宏美さん(菊地真役)といっしょに歌えたのもうれしかったです。平田さんはかっこいいイメージが強いですが、『ラビットファー』のときは「きゅるん」という感じで歌唱されていていたりウィスパーの表現もすごく素敵でした。

――さまざまな挑戦を続けてきた『ミリオンライブ!』ですが、今後、桐谷さんが挑戦してみたいことはありますか?

桐谷 
カバー楽曲には引き続きチャレンジしたいです。美也は『ミリアニOVA』で歌った『リンダリンダ』以外にも、Cleaskyとして『シンデレラガールズ』のレイジー・レイジーさんとコラボして『クレイジークレイジー』をカバーさせていただきました。ほかのブランドさんとコラボによるカバーもできたらうれしいですね。

――確かに聴いてみたいです。それでは最後に、プロデューサーさんへメッセージをお願いします。

桐谷 
いつも温かい応援をありがとうございます。皆さんが支えてくださるからこそ、こうして長く『ミリオンライブ!』が続いていると思います。これからも、アイドルたちといっしょにたくさん思い出を作っていきたいと思いますので、引き続き熱い応援をよろしくお願いします。
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