日常的に行われていた社長チェック

ゲーム開発の序盤・中盤・終盤に関係無かったですね。
どのプロジェクトでもほぼ毎日チェックが実施され、こういった感じで(文字どおりの)怒号が飛び交っていました。
実際には(マンガで表現できないような)強い言葉が使われていた気がします。
といいつつ、そういった言葉を発していたのは当の私自身(松山)なんですけどね。
こういったチェックが定例化すると、一度でいいから自分たちでチェックをしておけばわかるはずのミスや、微妙な状態のビルドを「とりあえず社長に見せてから感触を聞いてみるか」と油断して持ってくるもんだから、こっぴどく叱られるんです。
チェックが定例化したことによる悪い状態の二次被害といったところです。
で、そういうのを私は許しませんでしたからね。
「お前らは俺のチェックを通すためにゲーム開発をしているのか? 言ってみろ、このゲームソフトはいったい誰に向けて作っているんだ?」
そういう意味を込めて割としっかり目に指導していました。
マジンガーZ事件

「お前はマジンガーZを殴ったことがないのか?」って。
ただし、実際は『プロジェクト.hack』ではなくて、『NARUTO-ナルト-疾風伝 ナルティメットストームレボリューション』の頃だったんですよね。
『NARUTO-ナルト-疾風伝 ナルティメットストームレボリューション』に、オリジナルキャラクターとして登場するメカナルトの覚醒状態時に変化した後の、メカクラマを殴った時の感触に対して、こう言いました。
ただ、『NARUTO-ナルト-疾風伝 ナルティメットストームレボリューション』の開発をしていたのは2013年くらいの話なので、今回の西川さんの新入社員編のエピソード(2000年頃)としては時間軸があまりにも離れているので、『.hack』のスケィスで代用した形になっています。
実際に起きたことをただ並べればいい、というものでもありませんからね。
ただ、「お前はマジンガーZを殴ったことがないのか?」というセリフは実際に言いましたし、いまでも当時の開発スタッフからはもっとも理不尽だった言葉として語り継がれているようです。
しかし、よくこのエピソードに対して許諾してくれたもんだなぁ。
永井豪先生、ダイナミックプロの皆さん、寛大なお心に感謝しております。
このころから開発の中心人物になっていた西川さん

それから『ナルティメットヒーロー2』の開発の経験と実績から『NARUTO-ナルト-ナルティメットポータブル 無幻城の巻』で開発ディレクターに大抜擢されています。
開発の経験があるすべてのスタッフが自動的にディレクターに抜擢されるわけではありません。
チームの中でしっかりとした信頼関係を築き上げて周りから頼られるようになって初めてその順番が回ってくるのです。
「火影になった者が皆から認められるんじゃない、皆から認められた者が火影になるんだ、仲間を忘れるな」
まさに、うちはイタチが言ったセリフの通りだったわけですね。
そうやって西川さんはやがてディレクターからサイバーコネクトツーという会社の取締役に就任するわけですが、それはまた別のお話、ということで。
松島先生の次回予告カット

次回の『チェイサーゲーム』は、2026年6月29日に公開予定です。
サイバーコネクトツー展が東京でも開催!


6月27日には、トークイベントが14時から実施されます。その後サイン会もあるとのことですので、詳細はサイバーコネクトツー展の公式サイトを確認してみてください。
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