初代『ドラゴンクエスト』40周年。いまなお続く日本のRPGブームを生み出した大人気シリーズの原点。本日は『ドラクエ』の日【今日は何の日?】

初代『ドラゴンクエスト』40周年。いまなお続く日本のRPGブームを生み出した大人気シリーズの原点。本日は『ドラクエ』の日【今日は何の日?】
※本記事は、2024年5月27日にアップした記事を再編集したものです。
広告

ロールプレイングゲームの金字塔

 1986年(昭和61年)5月27日は、ファミコン用ソフトの初代『ドラゴンクエスト』が発売された日。本日で発売から40周年を迎えた。なお、5月27日は本作が発売されたことを機に、“ドラゴンクエストの日”として日本記念日協会に認定されている。
初代『ドラゴンクエスト』40周年。いまなお続く日本のRPGブームを生み出した大人気シリーズの原点。本日は『ドラクエ』の日【今日は何の日?】

 『ドラゴンクエスト』は、エニックス(現スクウェア・エニックス)から発売されたRPG。ふだんゲームで遊ばない人ですら知っている認知度を誇り、『ドラゴンクエスト』が出たときだけゲームで遊ぶ人さえ存在するという、まさに国民的RPGのシリーズ第1作。日本においてロールプレイングゲームの知名度を飛躍的に広めた作品ひとつで、家庭用ゲーム市場でRPGの一大ブームを巻き起こすキッカケとなった作品でもある。
初代『ドラゴンクエスト』40周年。いまなお続く日本のRPGブームを生み出した大人気シリーズの原点。本日は『ドラクエ』の日【今日は何の日?】

 ファミコンでは『
ドルアーガの塔』や『ハイドライドスペシャル』などファンタジーRPGテイストな作品がすでに人気だったが、ジャンルとしてのRPGを意識したのは、やはり『ドラゴンクエスト』という人が多いのではないだろうか。当時の雑誌に掲載されていた『ドラゴンクエスト』の紹介記事には“ロールプレイングゲームとは?”というトピックがよくあったので、そういった影響もあるかもしれない。

 シナリオ・ゲームデザインは堀井雄二氏、キャラクターデザインは鳥山明氏、音楽はすぎやまこういち氏、プログラミングは中村光一氏率いるチュンソフトという布陣。いまなら名前を聞いただけで平身低頭してしまう豪華メンバーだとわかるが、当時子どもだった筆者は「
『ドラゴンボール』読んでる! と『ドアドア』持ってる!」くらいしか感想はなかった……。しかし、それでも初めて遊んだときの衝撃は忘れられない。とくにタイトル画面で流れる『序曲』を聴いたときはワクワクが止まらず、何度もリセットして冒頭だけをくり返し聴いた記憶がある。『ラダトーム城』の美しくも物悲しい旋律などは、王宮のイメージとしていまでもしっかりインプットされてしまっている。
初代『ドラゴンクエスト』40周年。いまなお続く日本のRPGブームを生み出した大人気シリーズの原点。本日は『ドラクエ』の日【今日は何の日?】

 村人から話を聞いて手掛かりを得るというRPGの基本ですら、当時はとにかく新鮮。つねに正面を向いて歩く主人公を奇妙には思いつつも、ユーザーは夢中になって村人に話しかけまくった。「ゆうべは おたのしみでしたね」や「せかいの はんぶんを ○○に やろう」に代表されるようなユーモア溢れるセリフ回しも印象的で、いわゆる“堀井節”が強く記憶に残っているユーザーも少なくないはず。
初代『ドラゴンクエスト』40周年。いまなお続く日本のRPGブームを生み出した大人気シリーズの原点。本日は『ドラクエ』の日【今日は何の日?】

 そして何よりバトル画面のカッコよさには誰もがシビレただろう。エンカウント時の円を描くように画面が表示される演出に驚かされ、続いて流れる緊迫感ある音楽に聴き入り、アニメのように色鮮やかに再現された鳥山明氏のモンスターには目を奪われた。パソコンゲームを知らないユーザーの多くは、アクションではないコマンドバトルというものがそもそも初体験で珍しく、ウロウロしてひたすら戦いをくり返してしまったのではないかな。筆者などは、もはやスライムだけを300年でも倒し続けられる勢いだったと言っても過言ではなかった。戦いの状況がテキストで表示される点にいたっては、もうただただ「すごい」の一言。
初代『ドラゴンクエスト』40周年。いまなお続く日本のRPGブームを生み出した大人気シリーズの原点。本日は『ドラクエ』の日【今日は何の日?】

 『ドラゴンクエスト』と言えば“ふっかつのじゅもん”。初期のカセットにはバックアップ機能などはなかったので、続きから遊ぶためにはこのパスワードの書き留めが必須だった。もちろん、1文字でも間違えると再開は不可能なので、数多くの悲劇が生まれたのは言うまでもないだろう。筆者はこのために専用のノートを作ってコツコツ書き留めていたのだが、友人のひとりはテレビ画面を感熱紙でプリントアウトできるという当時としてはかなりハイテクなテレビを持っていて、めちゃくちゃ妬んだ記憶がある。『
ドラゴンクエストII』の長いふっかつのじゅもんも何のそので、本当に羨ましかった。
初代『ドラゴンクエスト』40周年。いまなお続く日本のRPGブームを生み出した大人気シリーズの原点。本日は『ドラクエ』の日【今日は何の日?】

 以降『ドラゴンクエスト』はシリーズ化。社会現象となってたびたびニュースに取り上げられるほどの人気を獲得することになる。続編の『
ドラゴンクエストII 悪霊の神々』は、何と翌年の1987年1月26日発売。いまでは考えられないスパンで、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が1988年2月10日に発売。3作合わせて“ロト三部作”や“ロトシリーズ”などと呼ばれている。

 2021年5月27日のシリーズ生誕35周年には、スクウェア・エニックスが“「ドラゴンクエスト」35周年記念特番”を配信。その中で、シリーズ最新作となる『
ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』が発表された。発売日やプラットフォームなどの続報が待たれる。

 本日、2026年5月27日22時には、スクウェア・エニックスの公式YouTubeチャンネルにて“ドラゴンクエストからのお知らせ”という番組の配信が予定されている。以前、堀井雄二氏と鳥嶋和彦氏がホストを務める番組"ゆう坊とマシリトのKosoKoso放送局"にて、ドラクエの日に配信を行うこと、さらにそこで堀井氏が「次回作がなにかとは言いませんけども、いろいろ情報出します。ご期待ください」と発言していた。どんな発表があるのか楽しみだ。

      担当者プロフィール

      • ウワーマン

        ウワーマン

        ゲームの進化の歴史とともに歳を重ねてきたゲームライター。ゲーム&ウオッチや電子ゲーム(LSIゲーム)の大流行をリアルタイムで体験してゲームにハマり、週刊ファミ通編集部に所属してありとあらゆる家庭用タイトルに触れてきた。その後、ファミ通ソーシャル編集部やファミ通App編集部に異動したことでスマートフォンゲームも嗜むようになる。現在はフリーランスとなり、PCゲームも積極的にプレイ中。

      この記事を共有

      本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

      週刊ファミ通最新刊
      週刊ファミ通表紙
      購入する
      ebtenamazon
      電子版を購入
      bookWalker