完全新作『Overwatch Rush』世界最速プレイレポート。『オーバーウォッチ』がまさかのモバイル進出! FPSから俯瞰視点に変わり1試合約3〜5分ほどのサクサクプレイを実現

完全新作『Overwatch Rush』世界最速プレイレポート。『オーバーウォッチ』がまさかのモバイル進出! FPSから俯瞰視点に変わり1試合約3〜5分ほどのサクサクプレイを実現
 新ヒーロー5人同時実装やタイトルから“2”を削除し原点回帰した『オーバーウォッチ』が大盛況だ。Steamでは同時接続が16万人を超え、10周年を迎えてますます勢いに乗っているところだが、開発元のBlizzard Entertainmentは10周年に向けて裏でさらなる手を準備していた。

 それこそがモバイル版『オーバーウォッチ』、その名も
『Overwatch Rush』(原題)だ。

 ファミ通.comでは世界最速で開発版をテストプレイできたので、一体どのようなゲームだったのかお届けする。
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モバイル向けに作られた『オーバーウォッチ』

 『Overwatch Rush』はスマートフォンとタブレットで『オーバーウォッチ』の世界観を味わえるように開発されている。そのため、『オーバーウォッチ』と同じ世界だが、ゲーム体験は似ているところもありまったく違うところもある。

 一番の大きな違いはFPSではなく見下ろし型の俯瞰視点という点だ。また、最大4vs4となっており、各マッチも3分ほどで終わるハイスピードかつお手軽に遊べるように設計されている『オーバーウォッチ』の完全移植ではなく、モバイルに向けて最適化されたのが『Overwatch Rush』と認識していただきたい。
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 開発はBlizzardで長年モバイルゲーム開発に携わってきたチームが担当する。『オーバーウォッチ』開発のTeam 4とは別チームなので、『オーバーウォッチ』の開発に影響はない。

 開発版はiPhone 17でプレイ。最新のスマホということでスペックは十分であり、60fpsを維持しているように感じた。ちなみに『Overwatch Rush』はiOSだけでなくAndroidでも配信予定。以下は最低要件を満たす機種のリストとなっており、これより上の端末なら『Overwatch Rush』は動作するはずだ。

Android

  • RAM:3GB
  • チップ・セットの最低要件:
Snapdragon 720g、765
MediaTek Dimensity 6XXX、7XX、8XX
Helio G9X
Exynos 980、1380
  • デバイスの例:
Samsung A14 5G
Samsung Galaxy A71 5G
Google Pixel 4a

iOS

  • RAM:3GB
  • チップ・セットの最低要件:Apple Bionic A12またはそれ以上
  • デバイスの例:
iPhone XS
iPhone SE(第2世代)

『オーバーウォッチ』らしい操作感と『Overwatch Rush』特有の調整

 開発版に登場したヒーローは8体。製品版ではヒーローの顔ぶれが変わる可能性があることを念頭に置いてほしい。

  • ラインハルト
  • ファラ
  • リーパー
  • ソルジャー76
  • トレーサー
  • マーシー
  • ルシオ
  • キリコ
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 各ヒーローのアビリティは基本的には『オーバーウォッチ』と同じ仕組みになっている。たとえばファラは空を飛んだり、ソルジャー76のヘリックスロケットにはノックバックがあったりと、なるべく忠実になるように再現されている。

 『Overwatch Rush』用に調整されているアビリティもある。例えばキリコの“鈴のご加護”は地面にオーブ状のエリアを生成してライフを大きく回復する。『オーバーウォッチ』のソレと似ているが多少異なる。

 操作方法は画面左下にキャラ移動用パッド、右下に攻撃関連のパッドが配置されているモバイルゲームらしいオーソドックスな作り。
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 射撃は
射撃パッドを押している間はほぼオートエイムとなる。さすがにターゲットとまったく違う方向を向いていると当たらないが、ある程度範囲内に納めていれば自動で攻撃してくれる。弾を撃ち尽くしたらもう一度タップするとリロードをしてくれるのだが、パッドの横に残弾が表示されるため、指が残弾を隠してしまいリロードのタイミングが掴みづらかった。

 アビリティも基本的にはオートエイムとなっており、使用するときだけタップするので射撃よりも使いやすかった。アビリティのクールダウンは少しだけ『オーバーウォッチ』より短い。これは各試合の時間が短いことにあわせた調整だろう。とは言ってもアビリティが使い放題ではなく、ちゃんと使い所を見極める必要がある。

ヒーローのステータスや性能強化などの独自システム

 じつは『Overwatch Rush』にロール制限はない。そのためタンク抜きのマッチングも可能だ。ただロールの概念が無くなったわけではない。各ヒーローには“Durability(耐久力)”、“Attack(攻撃力)”、“Mobility(機動力)”の3つのステータスがあり、各ヒーローの元々のロールに合わせたステータス配分がされている。

 ラインハルトなら“D5 A4 M1”というように“固い、強い、おそい!”とタンクらしい性能。ソルジャー76は“D3 A4 M3”というバランスの取れたステータスだ。

 ステータスのほかに各ヒーローの性能を変化させる“Mods”と“Talents”がある。『オーバーウォッチ』のパークやパワーのような物と考えてもらっていい。アビリティのダメージ10%アップや、トレーサー専用のブリンクで体力150回復といったものを確認できた。

 カスタマイズという点で外してはいけないのはスキンだ。『Overwatch Rush』も各種スキンが用意されており、開発版では『オーバーウォッチ』から輸入されているスキンも多かった。スキンはゲーム内課金の“Prism”で購入できるようだ。

 また、各ヒーローにはレベルがあり、レベルを上げるとアビリティやemojiが解禁される。アビリティは新規のものではなく、既存のものが解禁される。すぐに解禁されるのでいつまでもアビリティが使えないということはない。

 これらを組み合わせることでヒーローを自分好みにカスタマイズできる。

『Overwatch Rush』専用のプレイリストふたつをプレイ

 開発版で確認できたプレイリストは3種類。まずは“コントロール”。テストプレイはできなかったが『オーバーウォッチ』とほぼ同じ内容とのことだ。一方で残りふたつは『Overwatch Rush』専用のゲームモードとなっている。

 ひとつ目は“Nano Grab”という資金集めの争奪戦だ。各チーム4人に分かれ、マップ中に点在する“Nano”という資金を集め、一定時間ごとに開く“Bank”に入金する。先に一定数のNanoを入金したチームが勝利となる。

 入金するには“Bank”を囲む光るエリア内に入っていればいいだけで、自動で1個ずつ入金される。Bankは点在しているが開くのは1箇所だけなので、敵チームも入金しようと必然的に同じエリアで衝突することになる。キルされると保有している“Nano”を地面に落としてしまい、早いもの勝ちで回収できる。

 Nanoの所有数が勝利に結びつくので、どれだけNanoを確保できるかが勝利の鍵を握る。集めすぎるとロストしたときの影響は大きいし、少数だけだと一発逆転の危険がある。敵をキルして妨害する役割も重要だ。

 一定のエリア内に留まっている必要があるので、 使い勝手が『オーバーウォッチ』と同じリーパーやファラのUltがぶっ刺さるシーンが多かった。
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 ふたつ目は“Free for All”という個人戦のデスマッチだ。最大4人で戦い、5キル先取したプレイヤーの勝利となる。ロール制限がないので誰を使うか悩ましいルールだった。

 攻撃と耐久力に優れるラインハルトを使っていたが、どれだけダメージを与えていてもキルしたプレイヤーにのみスコアが加算されるので、足の遅いラインハルトではキルパクされてしまう場面が度々あった。

 同様に、ほかプレイヤーもキルを取られないように注意したり、逆にキルを奪おうとタイミングを伺ったり、あと1点で誰かが勝利してしまう状況だと自然と手を組んでいたりと、シンプルなルールながらおもしろい展開が多く発生した。

 短いテストプレイだったが、たしかに『Overwatch Rush』は『オーバーウォッチ』のエッセンスを感じられる作品となっている。プレイ前はFPSではなく俯瞰視点という点だけが気になったが、いざプレイしてみるとたった一戦で“これはこういうもの”と納得できてすぐに受け入れることができた。

  一回の試合がすぐに終わり、4人しかいないのでチームキルがしやすくて手軽に快感を味わえるのもいいところだ。学業や仕事、育児などでまとまった時間が取りづらい元プレイヤーたちもあそびやすいのではなかろうか。

 『オーバーウォッチ』らしさを残しつつ、モバイルに向けた調整を施した『Overwatch Rush』。 現在は地域限定テストに向けて開発を進めている段階で、正式リリース時期は決定していない。続報が気になる方は
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