新作『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』緊急インタビュー。「前作とのつながり」「あのキャラクターは出る?」など気になる話題&新作の特徴に迫る

新作『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』緊急インタビュー。「前作とのつながり」「あのキャラクターは出る?」など気になる話題&新作の特徴に迫る
 2026年2月5日の“Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2026.2.5””で発表された、スクウェア・エニックスの『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』(発売日は2026年2月19日。※Steam版は2月20日)。本作は、2023年3月9日に発売され、ストーリーやキャラクター、ゲームならではの仕掛けで人気を博した『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』の流れを汲む、『パラノマサイト』シリーズ新作だ。
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 突然の発表に大きな話題を呼んだのはもちろん、前作をプレイしたファンにとっては前作とのつながりや、あのキャラクターが登場するか、といったいろいろなことが気になるだろう。

 ファミ通.comでは今回の発表を受けて、『パラノマサイト』シリーズのディレクター/シナリオを担当する石山貴也氏と、同シリーズのプロデューサーを務める奥州一馬氏に緊急メールインタビューを実施。気になるアレコレについて回答をいただいた。

 発売前ということで当然ながらネタバレはないが、何も知らずに楽しみたいという方はご注意を。
ーー突然の新作の発表に驚きました。前作『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は熱いファンが多かった印象ですが、前作の好評さから新作が決まったのでしょうか?

奥州
1作目は多くのファンの皆さんに楽しんでいただけたおかげもあって、本作を開発する後押しになったのは間違いないですね。もともとシリーズ化を目指したい作品でもあったので、今回お届けできることは私自身もうれしいです。

石山
はい、前作の結果があったおかげでつぎにつなげることができた形です。新作が欲しいと声を上げてくださった皆様には感謝しかありません。

ーー今回のタイトルでは、前作『FILE23 本所七不思議』から『FILE38 伊勢人魚物語』とファイルの数字が進んでいますが、これは時代が進んだようなイメージでしょうか?

奥州
『本所七不思議』から1年後くらいの時間経過になります。1作目のインタビューでもお話をしているのですが、数字に深い意味はなく(笑)、今回も仮で三重県だし38(ミエ)で振っておいて、なんとなくでそのまま数字が決まっていました。

石山
数字にとくに意味はないのですが、ご指摘の通り、それぞれの事件のだいたいの前後関係はわかるようにしていこうかなと思っています。コミック版は“FILE25”なので直後なんだな、みたいに。今回、数字が一気に15も進んでますがじつは『本所七不思議』の翌年の夏の話ですので、その間なんか大変なことがあったんでしょうかね。気になりますね。

ーー前作『FILE23 本所七不思議』との物語上のつながりはありますか?

石山
同じ世界の時間軸ですが、物語に直接的なつながりはありません。

奥州
一部『本所七不思議』に出てきた描写が含まれていますので、ゲーム内の資料などを読んでみるとつながりに気づかれる方はいるかもですね。

ーーキャラクターが一新されているように見えますが、前作のキャラクターは登場するのでしょうか?
石山
物語には登場しないですが、話題は少しだけ出てきます。ホントに少しだけ。
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ーー前作『FILE23 本所七不思議』では呪詛バトルがありましたが、今回もそういった要素はありますか?

石山
今回は全部一新するのだぜえ! と思ってナシにしようとしたら入れてほしいという要望があったので、ちょっとだけ入れました。なので、ちょっとだけあります。ホントにちょっとだけ。

奥州
そのかわり呪詛珠を行使しないバトルシーンがございます! ぜひ楽しみにしてもらえたらと思います。
新作『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』緊急インタビュー。「前作とのつながり」「あのキャラクターは出る?」など気になる話題&新作の特徴に迫る
ーー前作『FILE23 本所七不思議』はキービジュアルからもホラー寄りの雰囲気を感じましたが、今回のキービジュアルは明るいイメージがあります。ゲームの雰囲気はどうなりますか?
新作『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』緊急インタビュー。「前作とのつながり」「あのキャラクターは出る?」など気になる話題&新作の特徴に迫る
奥州
1作目がホラーテイスト強めだったせいか、「ホラー苦手!」という声をたくさん耳にしました……。オカルト要素は前作同様に残しつつも少しホラー要素や暗めのシチュエーションは抑えた形になっております。ホラー苦手で触れなかった方にぜひ今作を遊んでいただきたいなと思っています!

石山
「夏!」、「離島!」、「青い空!」、「青い海!」という青春群像劇です。『パラノマサイト』ってのは、ホラーじゃなくてもいけるんだぜえ、というメッセージ性の高いキービジュアルとなっております。でもちょっとおどろおどろしい雰囲気も潜んでるので、一筋縄ではいかないかもだぜ? どうなんだぜ? 気になりますね。

ーー今回のキャッチコピーは「この夏――きみと生き残る 呪い」です。爽やかな雰囲気……かと思いきや締めが怪しいですが、どういうコンセプトなのでしょうか?

奥州
言葉通りです(笑)。今作は呪いから「生き残る」がテーマになっています。

石山
「呪い」というワードを『パラノマサイト』シリーズのキーにしていこうというメッセージ性の高いキャッチコピーとなっております。前作が「呪い殺せ」だったので、今回は「生き残る」にして対称性を出しつつ、それでも呪いはあるんだというところが奥深さを感じさせるいいコピーですね。気になりますね。

ーー前作『FILE23 本所七不思議』よりもとくにパワーアップした点、注目してほしい点を教えてください。

奥州
全天球背景を使った新謎解きパートやミニゲームで海に潜って海女漁を体験するモードがあるので、1作目とは違った遊び要素は詰め込んでおります! 好評だったなめどりシール探しも完全リニューアルでコンプリート後に隠れた要素も実装しているので、楽しみにしていただければと思います。

石山
あと、これは革新的な変更点なのですが、なんとキャラクターの表示で左右フリップ差分に対応することができたのです。前作では省コストのためそこは割り切っていたので、ミヲちゃんの髪飾りは左右どっちに付けてるの? だとか、利飛太のホクロは左右どっちにあるの? といった疑問が出てしまいましたが、今作ではちゃんと左右どっちを向いてるかで変えられるようになったので、服に文字が入っていても大丈夫になりました。前作ではそのために吉見の服に入っていた“P”という文字を左右対称の“O”に変更せざるを得なくなり無念でした。アザミ君の着ている“KAMESHIMA”Tシャツにぜひご注目ください。
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ーー前作『FILE23 本所七不思議』を遊んでいたほうが、本作『FILE38 伊勢人魚物語』もより楽しめる要素はありますか?

石山
これは今作の冒頭で案内人から問われることなので先に言っちゃいますけども、できることなら先に『本所七不思議』を遊んでおいたほうがいいんじゃないかと思います。そしてなんと、いま『本所七不思議』のSwitch版とスマホ版が75%OFFセールをしているので、気になる方はすぐにプレイしましょう。
奥州
本作は前作を遊んでなくても楽しめる内容になっているので、未プレイの方でも気軽に遊んでもらえたらと思ってますが、近しい要素は今作でも実装しているので、できたら1作目を遊んでもらえたらより楽しめるんじゃないかなと思います。

ーー前作『FILE23 本所七不思議』は墨田区いろいろな場所がゲーム内に登場しました。本作『FILE38 伊勢人魚物語』は三重県伊勢志摩地方の“亀島”が舞台とのことですが、前作のような聖地巡礼ができる実在の場所が登場するのでしょうか?

奥州
本作も伊勢志摩地方の実在の場所で撮影させていただいてますので、伊勢志摩地方での聖地巡礼は楽しめる形になっております。ですが、今作は島と本土でフィールドが広めなので、一日で周りきれないかもですね(笑)。

石山
今作に登場する“亀島”は架空の島ですが、モデルになった場所はあります。奥州Pが三重県や鳥羽市の観光協会と協力して、いろいろ仕込んでる様子でしたので、きっと何かあるんじゃないかと思います。続報にご期待ください!
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ーーゲーム全体のボリュームは前作と比べていかがでしょう?

奥州
今作は伝承や資料類が豊富かなと思いますので、プレイする人によっては前作より少し長く感じるかもしれません。

石山
大変申し訳ないことに、QAチームに確認したところ前作のプレイ時間の目安が10時間前後だったのに対し、今作はその1.5倍以上はかかるという見込みになってしまいました。手軽さが売りだったのに皆様の貴重な時間がより多く必要となった上に、価格も前作よりしれっと上がっております。ですが、得られる満足度で見たタイパやコスパはそんなに変わらないんじゃないかと思っておりますので、どうかご容赦いただけますと幸いです。

ーースピンオフのコミカライズ『パラノマサイト FILE25 霊感少女・黒鈴ミヲの邂逅』が好評連載中ですが、本作『FILE38 伊勢人魚物語』との関連は?

石山
なんと、同じキャラクターが登場します。おそらくゲームで先に知ることになると思いますが、どっちを先に見るかで印象がちょっと変わるような仕組みですので、好きな順番でぜひ両作品お楽しみください。
新作『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』緊急インタビュー。「前作とのつながり」「あのキャラクターは出る?」など気になる話題&新作の特徴に迫る
ーー本作を楽しみにしている読者にメッセージをお願いします。

奥州
1作目から約3年と大変お待たせしてしまいましたが、ようやく新作の発表することができました! 前作を楽しんでいただいた方にも1作目とは異なるストーリー、謎解きのおもしろさ、群像劇ならではの感動を味わえる作品に仕上がっていますので、オカルト好きの方やアドベンチャーゲームが好きな方問わず、多くの人に遊んでいただきたいです。また、コミカライズの単行本も絶賛発売中となりますので、併せてゲームもコミックも『パラノマサイト』を堪能していただければ幸いです。また、いろいろと企画やイベント事も計画中ですので、続報をご期待ください!

石山
大変お待たせしてしまいました。いまは、ようやく完成して新作をお届けできることにホッとしている気持ちが半分、果たしてどのように受け止められるのか、キャラクターを一新したことによる反応がどうなるのかといった不安が半分という落ち着かない日々を過ごしています。3年もかかってしまったのは、全部自分のせいです。おもしろくなくても自分のせいです。その批判は甘んじて受け止めます。精も根も尽き果てました。がんばりました。怖いです。楽しんでいただけたら幸いです。よろしくお願いします。

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