本記事では、短期連載として実際に収録されている内容を紹介します。第一回は、“第二章:ゲーム業界志望者の不合格理由”から、一部抜粋して掲載します。
ゲーム業界志望者の不合格理由の10の理由
正直、最初は違和感がありましたよ。「??なんで? どうすれば合格できるか? って聞かないんだろう?」って思いましたからね。
それで意識的にいろんな若い今の学生さんに話を聞いてわかったことがあります。それはみんな失敗したくないってことなんです。とにかく自分を否定されたくないんです。極論のように聞こえるかもしれませんが、否定されるくらいなら最初から目指さない、ってことなんです。
個人的にはまるで感情が理解できませんが、本当にそう考えているのであれば考えかたを変えなければならないのは我々の方です。
そんなに他人の不合格理由が知りたいのなら教えて差し上げましょう。きっとそこから学べることもあると思いますからね。
不合格理由その1:絵が描きたいだけでゲームに興味がない
なんの実績もなく発展途上の絵描きをキャラクターデザインに大抜擢する企業は世界中探してもそうはありませんよ。
そもそも、作るゲーム作品によってキャラクターデザインの方向性や雰囲気はその都度変えていきますので、外部の著名なイラストレーターに高額なギャラをお支払いして発注することの方が多く(というか当たり前)、そもそも「絵だけで自分の価値を認めてもらおう」なんて虫がよすぎます。
本当にそれだけの魅力のある絵が描ける方ならば漫画家になることをオススメします。
絵が描けることはあくまであなた自身の付加価値だと思ってください。
そしてゲーム会社に所属してアーティストとして仕事をしていると必ずデザインの仕事がチャンスとして回ってくることがありますので。その時こそ自分の全身全霊で絵を描いて認めてもらいましょう。モノが良ければ採用されます。
そうやって実績を積んでいけばいつか野村哲也さんのようになれるかもしれませんよ。
不合格理由その2:C++を習得していないプログラマー
これなんで誰も教えてあげないんでしょう? っていつも思いますが。
家庭用ゲームソフトの開発はC++という言語で行っています。
もちろんC++だけではありませんが、まずはC++の習得・勉強を行ってください。
順番的にはC言語のつぎに、C++ということになると思いますのでそこまではたどり着いてください。そして応募作品はC++で作ったゲームソフトを送ってください。短い時間で遊べるもので構いません。
『メイドインワリオ』のようなパッと遊べるものが望ましいです。
スタート→プレイ→リザルトまでの1サイクルがちゃんと構成できているか、ちゃんと遊びとして成立しているかなどを評価します。
またゲーム作品は必ずソースコードもチェックします。
大作を1本作るよりも小さい作品をたくさん作ってもらったほうがいいです。
もちろんゲームソフトだけではなくシェーダー(※)などの技術がアピールできるデモでも構いません。
不合格理由その3:企画書を100個書けないプランナー
これもあくまで“こうしたほうがよい”というレベルでアドバイスをさせていただきますが、まずはペラ1枚で構わないので企画書は100個書いてください。
“自分で考えたゲーム企画書(30P)”みたいなものは正直いらないです。
だいたいおもしろくもないし。
ゲーム開発を経験したことがない企画者の企画は何ひとつ信用できませんし、すべてが絵空事でしかありませんし、それはただの怪文書ですよ。
じゃあ“実績のない人間は企画として採用されないのか?”と、言われるとそんなことはありません。
サイバーコネクトツーでも毎年新卒のプランナー(ゲームデザイナー)を採用しています。
自身の適正や能力をアピールするのにもっとも適しているのは物量です。
だって経験も実績も実力もないのですから、量で勝負するしかないでしょう。
なので、どんな企画でも構わないのでまずは100個単位で作ることから始めましょう。
100個書けたらそれを捨てて違うテーマでもう100個つくってください。その後にまた100個。
え? そんなまるで拷問のような理不尽な作業は嫌だって? 何を言っているんですか。
ゲーム会社に入ってプランナー(ゲームデザイナー)として実際にやる仕事内容はこの連続ですよ。
それが企画職のお仕事であり“毎日”です。
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