ロゴジャック広告

アニメ『ダンジョン飯』最終回のあらすじをネタバレしつつ紹介! ダンジョンの生物をおいしくいただくアニメの最終回はここまで進んだ(第1期/24話)【アニメ最終回ハンター】

アニメ『ダンジョン飯』最終回のあらすじをネタバレしつつ紹介! ダンジョンの生物をおいしくいただくアニメの最終回はここまで進んだ(第1期/24話)【アニメ最終回ハンター】
 古今東西のさまざまなアニメの最終回を解説する企画“アニメ最終回ハンター”。

 近年ではアニメを分割クールで放送することも多く、シリーズが長く続く作品のアニメの場合「いまどこまで物語が進んでいたっけ?」となってしまうこともしばしば。

 そこで本企画では、記事掲載時点でのアニメの最新話(最終回)のあらすじを掲載して、現在どこまでのストーリーが描かれているのかを解説します。

【注意】この記事には、題材とする作品の重大なネタバレが含まれますのでご注意ください。
広告
※記事内の画像は『ダンジョン飯』アニメ公式Xアカウントより引用しています。

『ダンジョン飯』第1期最終回(24話)のあらすじは? ネタバレ込みで紹介します

 本記事では『ダンジョン飯』の最終回をご紹介! アニメは2024年1月〜6月まで、連続2クール(全24話)で放送されました。

作品紹介:ダンジョンに潜む生物を調理して食べる! 『ダンジョン飯』

 『ダンジョン飯』は、九井諒子氏が描く同名のマンガを原作としたアニメ作品。マンガ雑誌『ハルタ』にて2014年に連載スタートし、“この漫画がすごい2016 オトコ編”第1位に選ばれるなど大いに注目を集めました。2023年に最終巻である14巻が発売され、原作マンガでは物語は完結を迎えています。

 マンガのほうで物語の結末を観た人も、「アニメでも早くクライマックスまで観たい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
 エルフやドワーフが登場する『D&D』風の世界観でダンジョンを冒険するという設定をベースに、“モンスターを料理して食べる”という特徴をプラスした作品。ファンタジー世界の魔物を現代的な調理法で現代的な料理に仕上げて食べるため、味を想像しやすく観れば観るほどお腹が減るグルメ作品となっています。

 アニメ公式サイトでは、作中に登場した魔物食のレシピと画像が公開されています。現実でも似た食材で作れるメニューもあるので、おいしそうだと思った料理を再現グルメとして作ってみるのも楽しそうです。
 アニメは、第1期が2024年に2クール連続全24話で放送。第1期では、原作8巻途中までのストーリーが描かれています。制作は、『キルラキル』、『プロメア』などで知られるアニメスタジオTRIGGERが制作。原作の雰囲気を表現し、いきいきと動き回るライオスたちが見事に描かれました。

 なお、2024年6月の24話の放送終了後、第2期の制作が決定したことが報じられました。放送時期については、現段階では未発表。早く続きが観たい!

おもな登場人物

ライオス(声:熊谷健太郎)

[IMAGE]

 トールマン(人間のような種族)。優秀な剣士でパーティのリーダーを務める。ダンジョンの知識や冒険についての経験も豊富なうえ、剣士としての実力もかなりのもの。

 魔物の生態について並々ならぬ関心があり、そのうち魔物の味までにも興味を抱くようになっていた。魔物や食についての考えかたが常人とは異なり、たびたびマルシルやチャルチャックに恐れられている……引かれている?

マルシル(声:千本木彩花)

[IMAGE]

 魔術の才能に長けたハーフエルフ。自称“魔法学校始まって以来の才女”(わりと本当らしい)。攻守ともにパーティを助ける実力者。

 「魔物なんて食べるものじゃない!」という、この世界では一般的な感覚を持っており、魔物食を食べるたびにおいしさと常識的価値観のはざまで揺れ動いている。

チャルチャック(声:泊 明日菜)

[IMAGE]

 ハーフフット。人間の子どものような見た目だが、しっかりと成人しており、故郷に家族も持っている。五感にすぐれ手先が器用なため、罠にあふれたダンジョンでは生命線ともいえる存在。魔物食にはマルシルほどの嫌悪感を抱いてはいない。

 嫌いなモンスターはミミックだが、アニメ6話ではダンジョンのトラップを活用しひとりでミミックを撃退。“茹でミミック”として堪能した。

センシ(声:中 博史)

[IMAGE]

 ダンジョンのなかで自給自足をして生活していたドワーフ。魔物食のスペシャリスト。物語冒頭で魔物を素人作業で調理をしているライオスを見かねて、代わりに調理を行う。

 ひとりでは討伐できないレッドドラゴンを調理してみたいと考え、パーティに同行することに。“魔物食”と栄養摂取にこだわりを持ち、若者にはたくさん食べさせてあげたいと考えている。

イヅツミ(声:神戸光歩)

[IMAGE]

 猫のような耳と尻尾を持つ獣人の少女。もともとはトールマンだったが、魔術によって魔物と魂を混ぜられて獣人になってしまった。

 もともとは別のパーティの一員だったが、抜け出してライオスの一行に加わることに。第1期の後半(19話)から登場し、ライオス一行に対し最初はツンケンしているがじょじょに心を開いていく(とくにマルシル相手には)。

ファリン(声:早見沙織)

[IMAGE]

 ライオスのじつの妹。マルシルとは魔法学校の同級生で、パーティーではおもに回復や強化系の魔法を使って仲間たちをサポートしていた。

 レッドドラゴンとの交戦時に脱出魔法を使用したが、すでに自身はドラゴンに食べられてしまっていたため、ファリンだけ脱出することができなかった。

第1話から最終話までのあらすじ

 舞台は、魔物や魔法が存在するファンタジー世界。「“狂乱の魔術師”を倒せば膨大な富が手に入る」と言われているダンジョンには、さまざまな冒険者が集まっていた。

 主人公のライオスもそのひとり。妹のファリンたちとパーティーメンバーを従えてダンジョンを冒険していたが、道中で強力なモンスターであるレッドドラゴンに遭遇してしまい、全滅の危機に見舞われる。

 ファリンは自分を犠牲にしてダンジョンを脱出する魔法を使用したが、本人はレッドドラゴンに飲み込まれてしまった。

 地上に帰還したライオスは、すぐにファリンを救い出すためにふたたびダンジョンに潜ろうとする。このダンジョン内では、命を落としても魔法を使って復活させることができる。「レッドドラゴンがファリンを消化しきる前に救い出すことができれば、生き返らせられるかもしれない」と、ライオスは妹の復活に一縷の望みがあると考えていた。

 しかし、レッドドラゴンに全滅させられたことでメンバーの一部はパーティーから離脱。残ったメンバーはマルシルとチャルチャックのみとなってしまう。さらに、物資も乏しく、このままダンジョンに潜り直しても、装備や食料が足りずに再び全滅してしまう危険性もあった。

 そこでライオスは、ダンジョンで倒した魔物を食べて進む自給自足を提案する。

 ライオスは地下1階に現れたモンスター“歩きキノコ”を「食べてみよう」と提案。マルシルは「ヤダー―――ッ!」と逆立ちしてまで嫌がってみせたが、ライオスは意に介さずササッと調理してしまう。しかし、マズすぎて吐いてしまった。そこに謎のドワーフのセンシが現れ、見事な調理によって“大サソリと歩き茸の水炊き”を完成させた。

 かつてない美味に感動するライオスは自身の目的をセンシに告げ、パーティメンバーとして勧誘し、ともにダンジョンの深部を目指して冒険することになった(第1話)。

 ダンジョン内には建造物だけでなく自然あふれる空間も存在し、さまざまな魔物が生息している。鶏の顔と蛇の尻尾を持つバジリスクを狩れば、薬草といっしょに“ローストバジリスク”を完成させ、毒状態となった冒険者を助けつつお腹を満たした(第2話)。

 罠に使われていた油がオリーブ油だと知れば、死ぬ気で捕まえたマンドレイクと大蝙蝠を混ぜた“マンドレイクのかき揚げと大蝙蝠天”を作ったり(第2話)、成仏せずにダンジョン内で彷徨う幽霊の冷気を利用して“厄よけ祈願!除霊ソルベ”を作ったり(第5話)、倒したケルピー(水棲馬)を解体して焼き肉にしたり(第7話)……と、状況に応じてダンジョンのなかとは思えないほどの美食を堪能しつつ、本来の目的であるレッドドラゴンを探して歩を進めていった。
[IMAGE]

レッドドラゴンを討伐できたものの……(第12話)

 自給自足を行いながらダンジョンの深層へ到達。ようやくファリンを食べたレッドドラゴンを発見したライオスたち。苦心のすえレッドドラゴンを討伐し、禁忌の古代魔術を使ってファリンを復活させることができた。

 しかし、ファリンを蘇生させるもととなったレッドドラゴンは狂乱の魔術師の使い魔のような存在で、ファリンも同様に支配を受けてしまう。

 そして、レッドドラゴンの死骸と融合し、上半身は人間で下半身はドラゴンのような、キメラと呼べるような姿となって姿を消してしまった(第12~13話)。
[IMAGE]

 絶望に打ちひしがれるライオスたちは、禁忌を使ったため地上へと戻ることができなくなってしまった。そのため、ライオスたちは狂乱の魔術師を倒してファリンを救い出すため、ふたたびダンジョンの最深部を目指すことになる。

 道中では、狂乱の魔術師の呪いによって不死にさせられた住民が住む村にたどり着く。そこライオスたちは、狂乱の魔術師の生い立ちと、守り神と言われる“翼獅子”の存在を知る。

 「翼獅子の力を借りれば狂乱の魔術師を倒せるかもしれない」と考え、一行は翼獅子の解放も目的のひとつとして行動することとなった。

ファリンを救う希望が見えた『ダンジョン飯』最終回(第24話)

 そしてアニメ最終回となる第24話。第23話でリング状に生えたキノコの中に入ると、姿が別のものに変わってしまう“チェンジリング”の影響でさまざまな種族になってしまったライオスたち。しかし、体についた胞子を洗い流すことで元の姿に戻ることができた。
[IMAGE]
ふだんと異なる種族となったライオスたち。
 この性質を利用して、ファリンの下半身を地上でも生きていける生物に変えるという作戦を考えるが、効果が永続的ではないことが判明したため、ボツとなる。

 チェンジリングの効果を利用して作ったさまざまな種類の餃子セットを堪能した一行は、エレベーターのような装置に乗り込んで、さらなる深部を目指す。

 エレベーターのなかでセンシは、ライオスになぜファリンといっしょにダンジョンに潜っているのかを聞いた。実の兄妹であるライオスとファリンだが、幼いころに離れ離れになって寂しい想いをさせてしまったため、ファリンを守る別の人物が見つかるまではふたりでいっしょに居たいと語る。また、学校の同級生だったマルシルは、もっとファリンといっしょにご飯を食べればよかったと涙を流した。

 それぞれの想いを知ったセンシは、人間を蘇生することには反対だが、ライオスたちがファリンを助けたい気持ちには協力したいと語る。そしてその一案として、「ファリンのドラゴンの部分を食べれば、元の姿に戻せるのでは」と提案した。

 現在のファリンは、レッドドラゴンの肉体と魂が結びついてしまっている状態にある。

 そして、レッドドラゴンの肉を加工して作ったハムはファリンとの融合の際、ドラゴン部分を再構成するために使われてしまったが、ライオスたちが食べてしまった肉の部分が戻ることはなかった。センシが語る発見はこうだ。ダンジョンのルール“ダンジョン内の死者は蘇らせられる”。しかし、“食べられたもの(部分)は蘇らない”。この性質を利用して、ファリンを救えないか、と思いついたのだ。

 センシは、
「いまのファリンはベーコンエッグだ。ベーコンが卵に乗っている。くっついているが、キレイに剥がせそうな感じもする。それがファリンだ」と語る。つまり、ファリンのドラゴンの部分を食べてしまえば、ファリンはレッドドラゴンと狂乱の魔術師の支配から抜け出せるのでは、と考えていた。

 “モンスターを食べる”から始まったライオスたちの冒険は、第1期最終話にて “妹(のドラゴンの部分)を食べる”という新たな目的が設定された。すごい話だ。

 ほかに手立てもないため、ライオス一行は狂乱の魔術師を倒すこと、そしてファリンを救うことを目的に掲げ、ダンジョンをさらに進む。

 ライオスはエレベーターのなかで、「ファリンをどう調理するのか」を前向きに考えて、マルシルやチャルチャックにドン引きされるのだった。

まとめ

 果たしてライオス一行はこの後、狂乱の魔術師を打倒できるのか? ファリンを救えるのか? 島に到着したエルフたちの思惑とは? 途中で出会い分かれた別パーティのメンバーはどう活躍してくれるのか? などなど、この後も気になる展開が目白押し。しかし先述の通り、この続きとなる第2期は放送時期未定です! 気になる方は原作マンガを買って読んじゃうというのもいいと思います。

 ダンジョン飯。それは、“食う”か“食われる”か――。
この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

週刊ファミ通最新刊
週刊ファミ通表紙
購入する
ebtenamazon
電子版を購入
bookWalker

集計期間: 2025年12月29日20時〜2025年12月29日21時

特設・企画