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『龍が如く』冠婚葬祭展で知らない人の疑似結婚式に参列して泣いた日

byミス・ユースケ

更新
『龍が如く』冠婚葬祭展で知らない人の疑似結婚式に参列して泣いた日
 『龍が如く』シリーズが20周年を迎える。めでたい。大きな節目ということで記念イベントのテーマは“冠婚葬祭”。なるほど。東京と大阪で開催。東京だけじゃないのはいいですね。キャラクターと結婚式を挙げられる

 どうして?

 疑問を抱いたって仕方ない。だって“『龍が如く』冠婚葬祭展”には結婚式を挙げるプランが用意されているのだから、受け入れたほうが話が早い。
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好きな人と結ばれる。おめでたいことですね。
 結婚式を挙げられるスペシャルパッケージプランの金額は16万5000円[税込]。東京・大阪で各15枠が用意され、東京会場の抽選倍率は10倍近かったと聞いた。愛情の深い猛者(※)がこんなにいる。ゲーム業界の未来は明るい。
※熱量をわかりやすくするために“猛者”と書いているが、本人たちはそんな自覚ないと思う。結婚式はそれなりのお金がかかるものなので「まあ、これくらいかな」程度ではないか。
 2025年11月27日には関係者向けのプレオープンイベントが開催。キャラとの結婚式も実際に行うと聞いて祝福魂(しゅくふくソウル)に火が付いた。ライター・トニオ國崎くん、おれたちも祝うぞ。
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この記事担当のミス・ユースケ(左)と『龍が如く』大好きライターのトニオ國崎(右)。
 なお、とくに示し合わせたわけではないが、ふたりともスーツを着て行った。結婚式に参列するのだから身なりはきちんとしていたい。

 そして、
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 よくわからないけど泣きました。

気分が上がる展示いろいろ

 とにかくファンの気分を上げたいのだな。そう感じた。

 入ったらまずは桐生一馬役の黒田崇矢さんのメッセージを受け取り、進んだ先には自分を待っていたかのように春日、秋山、伊達、真島たちが並んでいる。彼らから声をかけられ、神室町に帰ってきたかのような、受け入れてもらったような気分に。これはうれしい。
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 じーんとした僕の前に飛び込んできたものがこれである。
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 突然、
海外の方から死を突き付けられてしまった。怖すぎる。

 いや、そうではなくて大量の名言が吊り下げられていたのだ。冠婚葬祭展は始まったばかりだというのに、みんないきなり足が止まる。

 自分のお気に入りはないかと、中古レコード屋のようにセリフの束をめくる。「これ泣けるんだわ……」、「それいいですよね!」と盛り上がる取材陣。楽しい。セガのスタッフさんから2回くらい「あの~、そろそろ……」と急かされても気にしないくらい楽しい。

 なお、上の写真は初対面の記者さんが「やっぱりこれかな」とピックアップした瞬間である。どう考えても初対面の相手に気軽に見せる言葉ではないが、これが許されるのが『龍が如く』の魔力。
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「ユースケさんはこれが似合いますよ!」と渡されたセリフ。うん、そうだね。(左)/電撃オンラインのライターさん。結婚式を挙げられるプランに申し込んだが外れたらしい。「16万5000円は安い」とのこと。わかる。(右)
 この調子だといつまでも結婚式のくだりにたどり着かないのでペースアップする。全体像はトニオ國崎くんの記事を読んでほしい。
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『龍が如く』に登場したキャラは約1500人。ずらっと並ぶ様子は圧巻。(左)/。“ぶら下がる男”もカウントするんだ。(右)
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現実と『龍が如く』内のできごとをまとめた年表を見比べるとおもしろい。僕が生まれた1979年、風間譲二は警察を辞めていた。
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ここが式場かー。
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楽しそうで何よりです。
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“婚”エリアで盛り上がった直後、急カーブをドリフトで抜けて突っ込んでくる“葬”エリア。落差にくらくらしたが、スーツで来た僕らは葬式風の展示にも驚くほどなじむ。
 フォトスポットがいろいろ用意されている。取材だけどいったんはしゃぐ。
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ステータス画面に入り込める。(左)/たしかに春日一番はこっちの気分を上げてくれそうだよなー。「よぉ、兄弟!」とか言って。(右)
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ユースケ「原稿を遅らせるなよ」 トニオ國崎「肝に銘じておきます……」
 東城会本部フォトスポットにはソファーが5つ置かれていたので、5人で集合写真を撮れる。ファミ通.comと電撃オンラインでコラボしようぜ!
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トリッキーな新人アーティストのアー写みたいになった。難解なパフォーマンスをしそう。
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頭脳派極道という設定。(左)/にこやかだけどたぶん武闘派。(右)
 そうこうしているうちに、龍が如くスタジオの制作総指揮・横山昌義さんが到着。
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年表を見て盛り上がる。(左)/カラの一坪で写真を撮らせていただいた。ノリがいい。(右)
 横山さんは前日の準備段階でも同じような写真を撮っていた。やっぱりノリのいい人なんじゃないかな。

知らない人の結婚式で泣く

「メディアの皆さんは“婚”エリアにお集まりください」

 結婚式の時間がやってきた。いそいそと式場に足を運ぶと、新婦の友人たちもスタンバイ(結婚式を疑似体験できるプランには10名分の招待券も含まれている)。

 いまかいまかと待つうちに、会場後方がにぎやかになってきた。「おー!」と、横山さんのうれしそうな声が聞こえる。
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 わー! 声にならない歓声が式場を包んだ。ウェディングドレス姿の新婦がとてもきれいだったから。バージンロードをゆっくりゆっくりと歩く。彼女をエスコートするご尊父は少し緊張されているみたいだ。幻覚である。いないけど見えた。

 フラワーシャワーの中を進む新婦を見てふしぎな感情が渦巻く。僕は彼女のことをまったく知らないが、うれしいのだ。僕だけでなく参列者の大半は他人である。そんな違和感は幸せな空気の前ではなきに等しい。
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我も我もと撮影するメディア陣。みんな楽しそう。
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 お友だちもにこにこしている。口々に「かわいい!」、「きれい!」と盛り上がり、スマホで写真を撮りまくる。リアルの結婚式と同じ光景だ。きっと帰路につく際、「いいお式だったね~」と泣くのだと思う。
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ドレスが乱れるとスッと直すスタッフさん。プロの動き。
 このスペシャルパッケージプランは、本気のウェディングドレスやタキシードを着て、プロのヘアメイクにお化粧をしてもらい、プロのカメラマンに撮影してもらえるというもの。もちろん隣には好きなキャラクター(の等身大パネル)。

 式場の奥で待つハン・ジュンギのもとにたどり着くと撮影が始まる。プロのカメラマンはやっぱりプロだった。選球眼がいい。

 しっかり新婦の仕草を観察し、ポーズに困る様子が見えたら「お相手のほうを見てみましょうか」などリアルの結婚式写真と同じような指示を出す。はにかんだ瞬間を狙ってシャッターを切る。
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いい笑顔。
 好きなキャラクターと疑似結婚式を挙げる。人によっては冗談に見えるかもしれないが、そんなことはない。『龍が如く』ファンの本気を見くびらないでほしい。
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すてきですね。
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いちばんきれいな角度を探してすごい体勢になっている。
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自撮り、そしてぬい撮り。
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新婦のお友だちから秋山駿のぬいをお借りして撮影。
 なお、この『龍が如く』ぬいぐるみシリーズはebtenで次回出荷分の予約を受付中。ぜひお買い求めください。
 幸せそうな新婦と楽しそうにはしゃぐお友だちを見て微笑ましいなと思っていると、僕に変化が訪れた。そう、
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 泣けてきたのである。たしかに僕は涙もろいが、まさかこういう取材で涙を流すとは思わなかった。僕は幸せな空間にいると感動のスイッチが入ってしまうらしい。

 昔はたいへんなこともあったね。大恋愛だったね。ホストみたいなやつを連れてきたときはどうなることかと不安だったけど、おまえが選んだ相手だもんな。きっといい男なんだろうな。と、脳内を駆け巡る存在しない記憶。幼いころから新婦を知る叔父さん気分になっている。勝手に。

 ぜんぜん知らない人の、しかも疑似結婚式。真実がひとつもないのに感動している。何なんだこれは。
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おめでとう知らない人!(横山さんは新郎のご尊父ポジションだろうか)
 この感情はなかなか味わえないので、冠婚葬祭展には正装で参加するのがおすすめ。疑似結婚式をやっていたら全力で祝福しよう。
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みんなで記念写真。リアルの結婚式でよく見る光景である。
 この疑似結婚式は横山さんの肝いり企画らしい。「キャラクターと結婚式を挙げるファンがいる。やりたいけど躊躇する人もいるだろうから、公式が背中を押せれば」的なことを仰っていた。

 ファンに喜んでもらいたいのは本心だろうけど、それ以外の意味もあるのではないか。僕には『龍が如く』関係者への福利厚生に思える。ファンがこんなに喜んでいるぞ。きみたちが20年かけてやってきたことは正しかったんだぞ、と。多少なりとも『龍が如く』の記事を担当してきた身として、僕はうれしかった。

 ゲーマーがにこにこしているのを見ると気分がいい。これからは祝福の時代だ。
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横山さんもうれしそうに写真を撮っていた。

20周年記念『龍が如く』冠婚葬祭展 開催概要

【東京】
  • 開催期間:2025年11月28日(金)~12月22日(月)
  • 開催場所:渋谷 BEAM 4F BEAM ギャラリー(東京都渋谷区宇田川町31-2)
  • 開場時間:平日 11:00~21:00/土日祝 10:00~20:00

【大阪】
  • 開催期間:2026年2月6日(金)~2月24日(火)
  • 開催場所:大阪南港 ATC Gallery(大阪市住之江区南港北2-1-10)
  • 開場時間:全日 10:00~19:00
※各会場の入場は閉場の30分前まで。

【チケットについて】

 イベントは場内の混雑緩和のため、すべての日程で販売枚数に上限を設けた“日時指定制”でのチケット販売となる。東京会場の前売券は販売終了。なお、開催以降は枠が空いている日時のみ専用サイトにてチケットを販売予定。

 大阪会場のチケットは
ローソンチケットにて2026年2月5日(木)23時59分まで販売中。日時指定の空き枠が発生した場合は、会場にて当日券が販売される。

【価格】
  • 前売入場券:2,600円
  • 一般入場券(東京):2,800円
  • 当日入場券(大阪):2,800円
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