一線を画すシステムとストーリー
『メダロット』は、現在も根強い人気を誇るゲームシリーズ。1997年6月号からのコミックボンボンでのコミック版連載を皮切りに、ゲーム、トレーディングカードゲーム、アニメ、玩具など、あらゆるメディアで展開され、好評を博した作品だ。もしかするとゲーム版は知らずとも「アニメにハマった」なんて人もいるんじゃないかな。
原作者である、ほるまりん氏がほぼすべての作品に関わっており、世界設定、キャラクターやメダロットのデザインなどを手掛けている。ボンボンに掲載されていたコミック版の執筆も担当していた。
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ゲームの本編シリーズでは毎作『カブト』と『クワガタ』の2バージョンで発売されるのがおなじみとなっている。そのことからも伺い知れるように、本作は当時無数に発売されていた『ポケットモンスター』フォロワー作品のひとつであることは間違いないだろう。しかし、多くのフォロワー作品が消えてゆくなかでも『メダロット』は独自路線の世界を築き上げ、いまも健在。
そもそも“メダロット”とは、メダロット社が開発した自我を持つロボットの総称のこと。メダロットどうしを戦わせる“ロボトル”が大流行している世界を舞台に、プレイヤーは悪の組織に立ち向かい世界を救っていく、というのが初代『メダロット』の大まかなストーリーだ。
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メダロットはパーツを自由にカスタマイズ可能で、心を宿す“メダル”を素体フレームであるティンペットに搭載。それに加えて頭部・右腕・左腕・脚部の4つのパーツを装着することで1体のメダロットが作られる仕組みになっている。成長するのはメダルのみで、ほかのパーツは自由に組み替えられるという発想がユニークだった。
また、従来のロボットものとは一線を画すシステムとしてメダルやパーツの奪い合いの要素もあり、これが心を熱くさせてくれる。初代『メダロット』にはメダル交換のシステムがなかったため、通信対戦の“しんけんロボトル”に本気で打ち込んでいたプレイヤーも多かっただろう。
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1998年3月20日には、「パーコレ」の愛称でおなじみの『メダロット パーツコレクション』が発売。これはすべてのメダルやパーツが入手できる、いわゆる“パワーアップキット”のようなソフトになっている。もちろん、本編シリーズである『カブト』と『クワガタ』と通信も可能だ。限定生産だったためか、同年5月29日にはバージョン違いのような存在の『メダロット パーツコレクション2』が発売されている。
1999年7月23日には続編である『メダロット2』が発売となり、本編がシリーズ化。ゲームボーイから始まり、ニンテンドーDSやニンテンドー3DSにハードを移してナンバリングだけで9作品も発売されている。
家庭用ゲームの最新作は、2020年11月12日に発売された『メダロット クラシックス プラス』。こちらは過去作を合計8タイトルを収録したコレクション作品となっている。また、スマホ向けの『メダロットS』もサービス中だ。
今年(2025年)2月10日には、スマートフォン向けに『メダロットサバイバー』が配信開始。個性豊かなメダロットたちを指揮して迫りくる無数の敵を相手に、生き残りを懸けた戦いをくり広げるサバイバーアクションゲームとなっている。初期のプレイアブル機体だけで30体以上も収録されており、スキルも豊富。強力スキルで一発逆転のチャンスもあり、手に汗握るバトルを楽しめる。











