『PAVOnication』最強AI(実際は完全に人力)のサポートで個性的な女の子たちと楽しくおしゃべり。1000人超の女性にアプローチした実体験で得たノウハウを全投入【東京ゲームダンジョン10】

by小林白菜

『PAVOnication』最強AI(実際は完全に人力)のサポートで個性的な女の子たちと楽しくおしゃべり。1000人超の女性にアプローチした実体験で得たノウハウを全投入【東京ゲームダンジョン10】
 恋愛対象となる相手と、楽しくおしゃべりしたい……。それは人類普遍の欲求です。インディーゲーム制作スタジオ、COR_ORDERが“東京ゲームダンジョン10”に出展していたとあるアドベンチャーゲームが、そんな想いを叶える心強い味方になってくれそうでした。

 ゲームのタイトルは、『
PAVOnication(パボニケーション)~ランダムチャットに究極のアシスタントがいる生活~』(以下、『PAVOnication』)。対応プラットフォームはSteam、iOS、Androidが予定されています。
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 本作は、マッチングアプリでつながった女の子とのメッセージのやりとりを、“チート級のコミュ力を持つ最強AI”にサポートしてもらい、お相手の女の子が求めるであろう受け答えを導き出してもらうことで、よりよい甘々トークをしてしまおう! という夢のようなゲーム。

 東京ゲームダンジョン10のブースには試遊用のPC2台が出展されており、PCごとに攻略できる女の子が異なっていました。ひとりはBL好きなオタク系女子“むーみん”で、もうひとりは意外とさまざまなことに好奇心旺盛なダウナー系女子“しゅり”。製品版では6人の女の子が攻略対象として登場予定とのことでした。
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 プレイするにあたって気になってくるのが“チート級のコミュ力を持つ最強AI”の正体。ChatGPT? Gemini? これがなんとまさかの“人力”。あくまで“最強AI”はゲーム内設定で、本作にAI技術は一切使われていません。「この女の子にはこういう受け答えをしたほうがよい」といったアドバイスは、なんとすべてシナリオライターの経験則によるものだというのです。

 「“最強AI”を謳えるほどにいろいろなタイプの女性とのコミュニケーションの必勝法を理解しているなんて、ライターは何者!?」とブースにいたサークルメンバーの方に聞いてみると、自信の根拠は
「マッチングアプリで1000人以上の女性にアプローチした実体験とそのデータ」

 主人公側の台詞や、AIによるアドバイス、そして女の子側の反応などなど。『PAVOnication』を構成するあらゆるテキストには、実在する数多くの女性とのコミュニケーションで得た経験が反映されているのです。いま世間でよくも悪くも話題になっている“AI”を謳いながら、その再現方法が“地道に膨大な数の経験をこなす”という、考えうる限りもっともアナログな方法だとは……よもやよもや。

 筆者が最初にやりとりしてみたのは、オタク系女子の“むーみん”。プロフィール欄の文字列を読んだ時点で「オ……オタクだ!」という感じですが、ひとまず会話を続けてみることに。
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「ツイ廃が死後になるの受け入れない悲しきモンスター」とのこと。なるほど?
 コミュニケーションでは、ときおり選択式のメッセージが出現。ここでどんな言葉を投げかけるかによって、大半の会話は決められたやりとりで進行していきます。選択したメッセージによって“解析進行度”と“好感度予測値”が変化していき、“解析進行度”が100%になると、AIがこの女の子が好むコミュニケーションの傾向を完全に理解し、アドバイスをしてくれます。
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“解析進行度”が低いうちはどんなメッセージが有効なのかも分かりづらいが、会話を重ねるにつれて精度がアップしていく。
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解析進行度が100%に到達! ここで改めて、相手の女の子が好みそうなノリでの自己紹介が行われます。
 “むーみん”との会話がおもしろかったので、今度は隣りのPCで“しゅり”とも会話してみることに。最初はぶっきらぼう気味な態度に尻込みしましたが、“キュートアグレッション”の意味をすぐに調べてツッコミを入れてくれるなど、話題への食い付きは悪くない様子。
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 そして“好感度予測値”を見てみると、先ほどの“むーみん”とは明確な違いが見て取れます。“むーみん”は下心が見える話題を選ぶと“好感度予測値”が大暴落を起こしていましたが、“しゅり”はそれっぽい話題を選んでも意外とノッてくれる模様。サブカルネタも行けるクチで、話せば話すほどノリのよさが垣間見えます。
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ほかの選択肢よりはポイントが低いけれど、嫌われないと分かっているならいちばん下の反応が知りたくなってしまう……!
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参考までに、“むーみん”に下心が透ける話題を振った場合の“好感度変動予測値は「-380」。絶対にやめましょう。
 それにしても、主人公の口調が馴れ馴れしくてちょっとキショ……などとマッチングアプリ未経験の自分は少しばかり思わないでもありません。けれど、お相手の側も日常では経験できない“つながり”を求めてこのアプリを使っているのでしょうから、これくらいしっかりと好意を表現するのが丁度いいのかもしれませんね。

 “むーみん”が「BL好きのオタクだけど、マチアプでの出会いにはオタク仲間を求めているわけじゃない」とか、“しゅり”は「一見塩対応だけど、おかまいなしにずけずけと甘えてみると案外好感触」みたいな、一面的ではないパーソナリティだからこそ、打ち解けていく過程は非常に楽しいものでした。
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“むーみん”の性格分析
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“しゅり”の性格分析
 ブースの手伝いをしていたのが女性の方だったので、女性の視点でこれらのやりとりをどう感じるのか聞いてみたところ、「女性の視点でも納得感があるし勉強になる」とのこと。やはり、膨大なインプットは伊達じゃないようです。

 もちろん、現実のマッチングアプリで「この子はオタク女子だから、“むーみん”と同じような受け応えをすれば仲よくなれるはず!」みたいに、一面的な影響の受けかたをするのは危険だと思います。安易なカテゴライズをするのではなく、あくまで対話相手としっかり向き合って、どんなやりとりなら喜んでもらえるのか? しっかり見定める大切さも、本作の“最強AI”は伝えようとしている……プレイしていてそんな印象を受けました。

 製品版では、会話が進むと「告白」や「未来の話」をする仲にも進展するとのこと! “むーみん”、“しゅり”はこのあとどんな一面を見せてくれるのか? そして、ほかにどんな女の子と会話ができるのか? 非常に楽しみです。
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イラストは、はらけんしさんが担当。キービジュアルの女の子はどんな性格なのでしょう?

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