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『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』スマホ版先行レビュー。稲作は代かき・田植え・水量調整・溝切り……と安心の細かさ。コシヒカリやひとめぼれの実装でお米がますます恋しくなる

byジャイアント黒田

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『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』スマホ版先行レビュー。稲作は代かき・田植え・水量調整・溝切り……と安心の細かさ。コシヒカリやひとめぼれの実装でお米がますます恋しくなる
 遊んでいると、無性にお腹がへるゲームってあるよね?
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著者近影。ジンギスカンにはご飯もあうけど、ビールも最高の組み合わせ。
 食欲の秋を堪能しているライターのジャイアント黒田です。

 冗談みたいな写真から記事をスタートさせたところ、担当編集者ミス・ユースケから「ご飯をおいしく食べそうだからOK」と返信がありました。そんな理由でチェックが通ることってあるんですね。

 ご飯と言えば、遊んでいてもっともお米が恋しくなったのは、えーでるわいすが企画・開発し、マーベラスからリリースされたNintendo Switch、PS4、PC(Steam、Epic Games ストア)向けアクションRPG『
天穂のサクナヒメ』(てんすいのサクナヒメ)でした。

 そんな
『サクナヒメ』シリーズの新作『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』のスマホ版をひと足早く体験できる機会をいただけたので、プレイできた範囲でゲームの内容を紹介しながら、所感をお伝えしたいと思います。

 結論から言うと、本作もお米が恋しくなりそう&体重増加の予感! 食べながら遊ぶゲームのお供を考えるのもいまから楽しみ。
[IMAGE]※本レビューで使用したバージョンは開発中のものであり、実際の仕様とは異なる場合があります。

成長した(?)サクナヒメと新キャラクターが織りなす物語に期待大

 『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』は、TOHO Gamesよりリリース予定の新作スマートフォン・PC向けタイトル。前作の主人公・サクナヒメ(声:大空直美)はもちろん、新キャラクターのヒヌカヒメ(声:Machico)が登場し、ヒノエとは異なる島で新たな物語を紡ぎます。
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 残念ながら、開発中のバージョンでは声優陣の演技を楽しむことはできませんでしたが、メインストーリーはフルボイスで展開されるとのことなのでご安心を。本作では“物語”を読み進めたり、行動力(いわゆるスタミナ)を消費して“探索”に出かけたりすることで、ヒヌカヒメたちの冒険を体験できる作りになっています。

 プレイできたのは序盤ということもあり、物語の全容はまだ不明。ヒヌカヒメがどんなキャラクターなのか楽しみにしながらプレイを始めましたが、前作のファンとしてまずうれしかったのが、“あの”サクナヒメが、ヒヌカヒメの前では頼れる先輩になっていたこと。これは非常に好印象です。「おひいさま、立派になられて……」と、心の中のタマ爺が涙を流していました。
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成長しているかと思ったら、やっぱり(?)ダメな一面も。サクナヒメは武神タケリビと豊穣神トヨハナのあいだに生まれた女神ですが、女神の威厳なんてものが微塵も感じられないところが最高。信心深くない性格ですが、サクナの言うことなら信じちゃう。
 ヒヌカヒメのほかに、新キャラクターが続々と登場するのも見どころ。主要キャラクターのデザインは、『サクナヒメ』のイラストを手掛けた村山竜大氏が監修しているとのことで、温かみの感じられる雰囲気をバッチリ再現。
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序盤のストーリーに登場したオモチヨヒメとハリトギノミコト。メガネっ娘とジジイキャラはどちらも好み。
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筆者が好きなココロワヒメの姿も。ココロワは絶対に仲間にする。ムフッ…!
 キャラクターはガチャだけではなく、ガチャなどにも使用するゲーム内通貨を使い、定額で購入して仲間にできるとのこと。これなら妻に財布を握られている筆者でも、妻のご機嫌をうかがうことなく、比較的簡単に意中のメンバーでパーティーを組むことができそう。

 なお、ガチャでは強化素材のほかに、キャラクターに装備させるカード“心想神画”も入手可能。テレビアニメ『天穂のサクナヒメ』の場面写に加え、アニメの制作を手掛けたP.A.WORKSの描き下ろしイラストがデザインされており、コレクション性も高いと感じました。
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ガチャから排出される“心想神画の一例。
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ミス・ユースケはヒヒカカヒメに感心していた様子。彼いわく「これはたいへんだ。刺さる人には深く刺さりすぎるかもしれない」らしい。グッときた方はお楽しみに!

スマートフォン向けにシンプルな操作ながら爽快感を感じられるアクションを採用

 探索ではデフォルメされたキャラクターを操作し、見下ろし型のマップで冒険をくり広げます。前作『サクナヒメ』は歯ごたえのあるバトルも魅力のひとつでしたが、本作ではスマートフォンでより多くのユーザーが楽しめるようにと、考えられたシステムを採用している印象でした。
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 キャラクターの移動はバーチャルパッドで行い、移動中に行動ボタンを押し続けることで走ることも可能。攻撃ボタンをタップし続けると連続攻撃をくり出せるほか、強力な特技や奥義、回避といったアクションも専用のボタンをタップで発動する、非常に操作しやすい作りになっていました。
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シンプルな操作でザクザクと敵を攻撃できるので、爽快感も感じやすい。
 探索中は操作キャラクターを変更できないなど、正直気になる点もありましたが、パーティーメンバーは積極的に戦ってくれるので、直接操作できなくても頼りにはなりそう。探索ごとに切り換える必要はありますが、キャラクターごとに異なる攻撃や特技、奥義を駆使して戦えるのは楽しみです。
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青色のゲージを溜めると奥義を発動可能。使用時にはカットインが挿入され、迫力のある演出も探索に華を添えます。
 また、強敵との戦いでは攻撃を当てて昏倒ゲージを削り、しばらくのあいだ行動不能にできるといった要素も確認。今回はパーティーメンバーが強化されていたせいか、強敵をあっという間に撃破できたこともあって、強敵戦ならではの駆け引きを体験するにはいたりませんでしたが、物語を進めると歯ごたえのあるバトルが楽しめそうでした。
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特定の探索では強敵が出現。敵の攻撃をタイミングよく回避して反撃し、昏倒ゲージを削るなどの戦術が重要になる!?
 “探索”と名付けられているだけあって、マップを頼りにあちこち動き回って、宝箱のつづらを探したり、さまざまな報酬と交換できる結晶を見つけたりする楽しみも。『サクナヒメ』の羽衣のように、離れた場所に移動できる“飛爪”を使ったアクションも用意されており、探索を盛り上げてくれます。
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灯篭がある場所では“飛爪”を使用可能。この難所では、飛爪で川をひとっ飛びして先に進めました。

やり込みたい人から手軽に遊びたい人まで満足できそうな稲作システム

 『サクナヒメ』と言えば、稲作の要素も欠かせません。前作で日本古来の米作りを深く再現したシミュレーション要素が大きな話題となったように、本作の注目ポイントもやはり米作り。はっきり言って、「短時間の説明で理解するのは無理!」(褒め言葉)と感じるレベル。TOHO Gamesの気合を感じました。
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稲作の様子は見ているだけでも癒される。仕事の合間にスマホを起動する機会が増えそう……。
 できるだけ簡単に説明すると、種もみを入手することで、拠点で稲作ができるようになります。稲作で収穫した米はキャラクターに装備させることが可能で、いわゆる武器や防具のように能力を強化できます。

 稲作は使用する種もみに加えて、稲作を行う人物を最大3人と助っ人ひとりを編成するところからスタート。種もみや人物の能力によって収穫できる米の品質が大きく変わるそうです。

 編成が終わると、つぎは田んぼの調整へ。春夏秋冬ごとに天候や水量を考慮して田んぼを調整することによっても、米の収穫量や品質が変化するとのこと。ほかに農薬や肥料といった要素もあり、田植えから収穫まで6時間のサイクル(アイテムを使って時短可能)で、稲作を堪能できるというわけです。
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 本格志向のプレイヤーを満足させる作りになっている一方で、もっとカジュアルに楽しみたい人に向けて、“おまかせ指示”も用意されています。しかも“おまかせ指示”で収穫したお米も、「最低保証の平均値にはなる」というやさしい仕様。ゲームに慣れるまでや時間のないときは“おまかせ指示”、特定の能力に特化したお米を作りたいときは任意で設定するなど、使い分けられそうです。
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 稲作では、TOHO Gamesの気合を感じられた要素がもうひとつありました。それは品種配合の画面を見てもらうと一目瞭然。
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 そうです! 本作にはコシヒカリやひとめぼれ、初星といった実在するブランド米が登場するのです。しかも実際にお米を栽培できるだけではなく、コシヒカリやひとめぼれが稲の精霊として仲間になる要素も。稲の精霊は探索中に呼び出すことができ、コシヒカリは回復、ひとめぼれは敵の移動速度低下といったように、強力な特技で仲間をサポートしてくれます。
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稲の精霊は日本に昔から生息する動物をモチーフにデザインされており、たとえばコシヒカリはトキがモチーフとなっているそう。ほかの稲の精霊がどんな動物をモチーフとしているか、考察する楽しみも。
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稲の精霊は、一度の探索で使用できる回数が制限されています。どのタイミングで発動させるかが攻略のカギになりそう。
 お米の能力には、“硬”や“粘”、“香”といったもののほかに、“味”の項目も……。ゲームとはいえ、“味”を数値化するのは生産者に気を使ったはず。それでも多くの生産者の協力のもと、ブランド米が実装されていることには感無量!

 我がふるさと、広島のブランド米“あきろまん”が今後実装されるかどうかも気になるところ。担当編集者ミス・ユースケの実家は新潟県の稲作農家。「新之助は登場する?」とそわそわしていました。サービス開始がますます楽しみです。
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実在するブランド米が登場することも、お腹がへる要因に。ご飯を食べながら遊びたいので、サービス開始後はおにぎり作りがはかどりそう。
 また、稲作を行う拠点では、牛小屋や鴨小屋などを配置・強化するといった要素も堪能できます。稲作作業をするキャラを眺めるかたわらで、拠点作りを楽しむのも乙かと思います。設定した後は自動で進行する稲作を眺める楽しみもあるので、のんびり遊べる新作ゲームを求めている人にもピッタリではないでしょうか。
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 スマホ向けのタイトルとして操作性やシステムを最適化しつつも、カジュアルに遊びたい人からじっくりやり込みたい人まで、満足できそうなつくりになっていると感じられた本作。本稿で少しでも興味を持たれた方は、11月7日20時から実施された公式生配信もチェック!
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食事の要素はキャラクターの強化システムに。ご飯を食べると強くなるのは、個人的に共感できて納得。

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