タイトル的にもテーマ的にもディストピアをイメージするけど、見た目は静かで柔らかなユートピア。そんな不思議で不穏な未来像を描くのが、日本のマルミッツゲームスによるパズルアドベンチャー『ディートピア』だ。本作のTGSデモをプレイしてきたので、その内容をご紹介しよう。 本作は大手インディーパブリッシャーのAnnapurna Interactiveから、2026年にプレイステーション5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PCで発売予定。東京ゲームショウではホール6のAnnapurnaブース(06-C01)で日本語のデモをプレイ可能だ。
最大多数の最大幸福のために作られた楽園へようこそ
本作の舞台となるD-トピアは、AIによって管理された楽園。プレイヤーはその新たな住人“No. 46”として過ごしていくことになる。
午前中にちょっと働けば午後は自由(うらやましい!)というD-トピアで主人公に割り当てられたのは、施設整備士という仕事。ファクトリーでちょっと働き、自由時間にとある人物と出会ったことで、ゆっくりと物語が動き始める。

割り当てられた住居は綺麗で、朝食も自動で出てくるという最高の環境。いいなぁホント

住民は通常は美しく視界が調整されているそうなのだが、施設整備士は施設内の問題を起こしている部分にアクセスできるよう、視界モードを切り替えられる。
さて冒頭で書いたように、“幸福のために完全に管理された楽園”とか言われたら「はい実は真逆のディストピアだったってヤツですね、名前もそれっぽいし」と考えるのが普通だと思うのだが、元レベルファイブ系の開発者による本作は「……あれ、もしかして俺の心が汚れてました?」と不安になってくるぐらい、優しげな未来世界なのが面白い。
キャラもメカも丸っこいデザインはキュートだし、グレーがかった落ち着いたトーンの配色やピコピコしたサウンドまで柔らかでトゲがない。「逆にこのテイストで怖いこと起こったりヤバいディストピアの話になる?」ってな感じなのだ。

インテリアデザインとかも丸っこくて、世界そのものが文字通り「角が取れてる」感じなんですよ。

怪しいのでチェックしてみたら「タダの展示品です」とか言い出す謎の存在。自分で展示品とか言い出す展示品があるか。
とはいえ、やっぱり一筋縄ではいかないのは間違いなさそうだ。何か裏を知っていそうなキャラが登場したり、住民ランクの上級者だけがアクセスできるらしい高級品ショップロボットがいたり、業務時間外に親切心からやったことで管理側に目をつけられたらしい描写があったり、ちょっとずつ不穏な雰囲気はぬぐえない。
ちなみにパズル要素は、ぶつからないように目標の場所まで線を引いていくとか、数字ブロックを動かして指定された場所に置いていくといったシンプルなルールのもの。オープニング部分ということでプレイできたのは簡単なものだったが、だんだん解き方を考えさせるルールが追加されていく様子はうかがえた。
さて本作、物語がどうなっていくのか妙に気になる。やっぱりディストピアで合ってるのか、それともそこまででもない感じで進行していくのか? ちょっと変わった感じのキャラクターたちとのやり取りも気になるところだ。

このタイプは数字ブロックを動かして指定された場所に置けばいいのだが、「通過すると数字が増えるゲート」や「上にブロックを置くと邪魔ブロックが下がるスポット」などのギミックがあるので、動かし方などを考えないといけない。

猫缶を買ったのだが、デモの範囲ではあげられず。チクショー