メインスゲームのその後、奈緒江の母つゆを追う
少しネタバレになるが、本編の結末を見ている方ならご存知だろう。
つゆは、アサシン教団(裏刀衆)として日本に存在する3つの秘宝(神器)を守る任務を遂行していた。そのなかで出会った伊賀の忍、藤林正保とのあいだにもうけた娘が奈緒江というわけだ。母と娘の再会、そしてつゆの過去が物語の重要な核として語られることになる。
本編では服部半蔵が意外な形でつゆや正保に絡んで来たので、そのあたりも気になるところだが……。








新たなターゲットとなる夜叉一派は曲者揃い



淡路島に乗り込んだ一行がまず向かうのは、つゆが捕らえられたとされる洲本城。奈緒江のステルスアクションから弥助のダイナミック戦闘への場面転換、ふたりが協力して城から脱出するバトルなど、緊張感溢れる展開が序盤からこれでもかと用意されており、つかみはオーケーとばかりに物語に引き込まれていく。

既存プレイヤーをあっと言わせる仕掛けもいっぱい
奈緒江には、新しい武器カテゴリである“棒”が追加。アクロバティックな動きが特徴で、上段・中段・下段の3つの構えを切り替えながら戦う新たなシステムが採用されている。

上段ではスタンから脆弱状態が狙え、弱点攻撃につなげやすい。中段で攻撃すると相手を押し戻せるため、距離を取ったり単体を集団から離しながら前進しつつ連続攻撃を与えられたりする。下段では足払いによるノックダウンが可能で、倒れた敵に地上攻撃を追撃できるし、集団戦では放置しておけば時間を稼げる。
棒ではそれぞれの敵の動きを制限したり、コントロールが可能なため、集団戦にもめっぽう強いのが特徴。スキルでは巴投げのような形で投げて、複数の相手を巻き込める大技もあって、かなり重宝する。


本編で筆者は短刀(暗殺しやすいため)+集団戦用の鎖鎌のスタイルを愛用していたが、これからは短刀+棒をメインにすることに決めた。試しに洲本城の門から城の奥までステルスいっさいなしの棒のみで進んでみたが、なんなく敵を制圧できるほど。もちろん、暗殺するより時間はかかるので、見つかったときの対処用に使うといい感じだ。



なかでも圧巻なのが、金棒を投げて敵の装備を破壊する攻撃。弥助の剛力っぷりを見事に体現した大技で、世界中から来ていた記者たちもこれには大ウケだった。

また、夜叉一派の一角を倒すたびに島の警戒度が上昇していくため、頭数を減らしたからといって油断できず、プレイヤーに絶え間ない脅威を与えてくる。そして、それぞれのボス戦では、これまでにない環境や独自のメカニクスを有した戦いが待っている。
そのひとつ、暗殺のスペシャリストであるボス格“野分(のわき)”との戦いが体験できた。この奈緒江と野分の暗殺対決では、専用のアリーナ状ステージが用意されている。ステージ内のどこかに野分が隠れており、音を頼りにそれを見つけ出し、暗殺攻撃を加えていくのが目的だ。

ステージ内には罠やダミーの人形がこれでもかと配置されており、奈緒江がミスをしたり大きな音を立てると野分は隠れた位置から鉄砲を撃ってくる。毒攻撃付きなのがまたいやらしい。

“観察”を行うと野分の位置がなんとなくわかり、近づいてイーグルビジョンを使うと本体かダミーかの見分けがつく仕組み。罠をかいくぐって音を出さずに慎重に行動する緊張感が、これまでにはない睨み合いのような戦いの舞台に充満している。


このように“淡路の罠”は、エンディングのその後を描く物語、新たな脅威となる一党、探索しがいのあるマップ、追加された技や戦いの舞台と、内容盛りだくさんの拡張コンテンツ。追加の物語自体は8~10時間ほどのプレイ時間を想定しているとのことだが、探索やアクティビティーの攻略を含めれば、倍以上は楽しめるはず。
開発者が「本編を100時間遊んだプレイヤーでも、新鮮な体験を楽しめる」と言う通り、短時間の先行プレイの中でも新たな刺激に満ちたコンテンツの数々が味わえた。なお、“淡路の罠”をプレイするには、本編のメインストーリークリアー(エンドロール)まで到達しておく必要がある。これから『シャドウズ』を始めようという人は、まずはゲーム本編をプレイして、奈緒江と弥助の物語をじっくりと楽しもう。本編のストーリーもかなりおもしろい。
ちなみに、奈緒江の棒や弥助の新スキルはゲーム本編でもプレイ可能とのことなので、棒で悪代官どもをしばき倒しまくるのもヨシ。





















