『OMORI』展示会で原画やコンセプトアートを見てきた。押し寄せる画力の暴力に圧倒された先行レポ【ネタバレ注意】

byトニオ國崎

『OMORI』展示会で原画やコンセプトアートを見てきた。押し寄せる画力の暴力に圧倒された先行レポ【ネタバレ注意】
 2025年8月29日(金)~9月15日(月・祝)の期間、東京の渋谷モディ 7F マルイノアニメにて、『OMORI』の展示会“THE ART OF OMORI EXHIBITION”が開催中だ。9月~11月には大阪、福岡でも順次開催される。

 『OMORI』はOMOCAT制作による人気インディーRPG。2020年12月25日のPC(Steam)版発売を皮切りに、2021年~2022年にはPC版の日本語対応、家庭用ゲーム機への移植、3周年記念コンサートや雑誌
『アフタヌーン』でのコミカライズ連載(漫画:此糸縫氏)……など、原作の発売後もいろいろな企画を展開している。

 本イベントではゲーム制作時のコンセプトアートや原画、イベント限定描き下ろしアートなどが展示され、グッズ販売も実施される。開催前日に取材の機会をいただいたので、今回は撮影OKのエリアを中心にその模様をお届けしていく。

 なお本記事は、
撮影写真や展示内容に大きなネタバレが含まれている。本作を未プレイだったりまだ遊んでいる途中の人は、クリアー後に読むことをおすすめしたい。
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量が……とにかく量が多い! 大量のアナログ作画資料に圧倒される

 
 展示内容を順番に見ていくと、本作の紹介やOMOCATからのメッセージから始まり、メインキャラクターたちや作中シーンのモノクロ原画がずらっと並んでいた。アナログ作画による下書きやペン入れ状態、細かい表情差分などとにかく量が多い。ストーリーの時系列に合わせた配置になっていたことから、プレイしたときを思い出すような感覚に浸れたので、よくできた構成だと思う。

 ちなみに、
ゲーム内では暗くてわかりづらかったシーンも原画ではハッキリ見られるようになっている。ぼんやりとした言い方になってしまったが、直球で言うのも憚られる場面なので「もしかしてアレのことだろうか?」と、気づく人は気づく……かもしれない。

 ゲームで見られた完成形の原点を、いま、この目で見ている。

 「とにかく絵がうまい」の一言に尽きる。

 
画力の暴力ラッシュである。本編のことを思い出して、少ししんみりとしてしまうが、ここまで圧倒されると「いやすげぇな……」と顔もニヤけてしまう。感情が迷子である。

 見ごたえはバツグンだったが、原画やコンセプトアートは残念ながら写真撮影NG。ただ、これは絶対に実物で見たほうがいいのでその判断もわかる。
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あらゆるイラスト資料を切り貼りして作られたオモリのアート(撮影OK)
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じっと近くで見る。『OMORI』の物語を1枚に表したものではないだろうか。隅から隅までぜったい見たほうがいい。
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現実のサニー、オーブリー、ケル、ヒロ、バジルたちの大型パネル。
 ゲーム以外で公開されたアート集も展示されていた。こちらは撮影OK。夢のような朗らかな世界を見ていたと思ったら、いつしかどろりとした重たい現実が見え隠れし始める。正反対な表現力が『OMORI』の持ち味だと感じる。
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 こうして彼らの出来事を眺めていると、楽しかった過去と起こってしまった現実にウソはない。いろいろな意味で忘れてはいけないものなのだと、改めて思う。取材中なのにちょっと泣きそうになった。あぶない。
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コミカライズの複製原画、描き下ろしグッズ、展示会のために用意されたフィギュアも

 現在、『アフタヌーン』で連載されているコミカライズの複製原画展示コーナーも。此糸縫氏が手掛ける作中シーンの数々が飾られている。お気に入りのページを選ぶなら、やはり下記のふたつは外せない。『OMORI』のテーマは一言で表せないけど、“愛”も含まれているのではないだろうか。
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此糸縫氏によるマリの描き下ろしアート。夢でもあなたを想う。
 展示エリアのラストには物販コーナーも展開。展示会の描き下ろしアートを使用したアクリルキーホルダー、キャンバスアート、Tシャツなどをはじめ、BIG YELLOW CATの抱き枕やホットサンドメーカー(オモリデザイン)といったユニークなグッズが用意されている。
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BIG YELLOW CAT 抱き枕 9900円[税込]/トレーディングラバーキーホルダー 990円[税込]
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ホットサンドメーカー 6600円[税込]
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Tシャツ XLサイズ(コミカライズ描き下ろしVer.)4400円[税込]
 会場ではコミカライズのコミックスも販売中。購入した人には描き下ろしイラストカードがランダムで1枚プレゼントされる(1冊につき1枚)。デザインのネタは開催場所である東京、大阪、福岡にちなんだものという。カード配布は会場限定、なくなり次第終了なので気を付けておこう。
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コミックスは累計15万部突破。原作イラストの扱いかたがうまい。
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描き下ろしイラストカード
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オモリたちの集合ビジュアルをデザインしたエポスカード。各会場にて申し込みを受け付けており、会場限定の新規入会特典も用意されている。

 さらに物販コーナーには気になるものが展示されていた。
オモリのフィギュアである。
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 まったく知らない情報が急に飛んできた。なんだこれは。

 スタッフさんに「これはいったい……?」とおそるおそる聞いてみたところ、今回の展示会のために用意した特製フィギュアだというのだ。ちなみに3DデータはOMOCATが製作している。
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 禍々しい赤い手と、前に向けたナイフはただのポージングか、それとも……。こうして振り返ると、『OMORI』のアートはなにかを訴えかける、心を動かす力に溢れていてそこが本作の独自の強みだと思う。

 また、今回の展示会にあわせて、さまざまな人たちからOMOCATへのメッセージも展示されていた。こちらは撮影OKなのだが、ちょっとしたサプライズだったので、ぜひ会場で確かめてみてほしい。

“THE ART OF OMORI EXHIBITION”開催概要

【東京会場】
【大阪会場】
【福岡会場】

入場について

 入場は有料のチケットが必要で、現在は一般チケットが販売中。価格は1100円[税込]。

 購入はイベント会場での販売ほか、
イベントチケット申し込みサイトでのLINE連携を使用した入場予約(先着)も受け付けている。

事前予約入場について

 混雑緩和のため、一部の日時/会場ではウェブによる事前予約(先着順)が実施される。

<事前予約制 対象日時>
■渋谷モディ■
  • 2025年8月29日(金) 11:10~18:30 入場回(終日)
  • 2025年8月30日(土) 11:10~15:00 入場回

■なんばマルイ■
  • 2025年9月27日(土)11:10~17:00 入場回
  • 2025年9月28日(日)11:10~13:00 入場回

■博多マルイ■
  • 2025年10月25日(土) 10:10~15:00 入場回
  • 2025年10月26日(日) 10:10~15:00 入場回

【一般チケット入場予約(先着)】

  • 申し込み期間:2025年8月22日(金)12:00~ 各回の入場時間10分前まで
※先着順・完売時もキャンセルが出た場合は再予約可能。

【詳しくは下記ホームページにて】

【その他日程の入場について】
  • フリー入場を予定しているが、混雑時は入場制限や入場整理券を配布する場合もある。
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      集計期間: 2025年08月29日19時〜2025年08月29日20時