
アイテム圧縮管理に奥深さを感じる一作
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レベルアップをベースにしたおなじみのRPGとは異なり、キャラクターの強さは装備アイテムの性能に依存している。スキルポイントで強くなっていくシステムもないため、強い装備を手に入れていくことが重要なわけだ。
ちなみにアイテムは敵を倒したり宝箱から拾ったりしてゲットしていく。
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どんなアイテムが入手できるかは(恐らく)ランダムなので、「運ゲーすぎておもしろ味にかけるのでは?」と思うかもしれない。しかし心配は無用だ。本作におけるおもしろさの根幹をなす、アイテム合成がいいスパイスになっており、ゲーマーの好奇心を刺激してくれるのだ。
アイテム合成は装備中のものを含むアイテムを、モグモに食べさせることで行える。合成には3つのアイテムが必要だが、食べさせる前よりもちゃんと強いアイテムになって帰ってくるので、よほどの理由がない限り合成をしないという選択はないだろう。
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中には特殊なスキルがついたレアなアイテムもあり、同じスキルを持ったアイテムを複数合成すれば、スキルがひとつにまとまってレベルアップするという仕様も。自身の周囲を炎の嵐が舞う“モエールストーム”、自信を回復させる“ジブンヒール”など多彩なスキルが用意されており、組み合わせによるビルドも幅広いものになっている。
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装備できるアイテムは近接武器、遠距離武器、服(上半身用&下半身用)の4種類のみ。上述の通り、同じカテゴリーのアイテムをふたつ以上食べさせればそのカテゴリーのアイテムが出てくるという仕様上、狙ったカテゴリーのアイテムを作っていけるのはありがたい。
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合成は、カバンの中身を圧縮するのにも有用。カバンには最大9個までしかアイテムが入らないので、合成は積極的に利用していくといいだろう。強くなるのと同時にカバン整理もできるのだ、便利便利!
本作のバトルは完全なオートバトルとなっている。といってもユーザーがまったくバトルに介入できないわけではない。バトルステージはエリア制になっており、プレイヤーはどういったルートを選んで進んでいく。そしてルート選択の際には、ふつうの敵と戦うか強敵と戦うかを選べる場面もある。
強敵のいるルートを選んだ際には、主人公の少年が瀕死になってしまう場面もしばしばあったが、アイテム合成を積極的に利用していったところ、強敵だろうが何だろうが「こいつどうやって死ぬの?」というぐらい強くなっていた。アイテム運と合成運次第では、かなり爽快なバトルが体験できそうだ!
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1周目では苦戦しつつのバトルとなったが、ただひたすら同ジャンルのアイテムを見つけては合成をくり返した2周目では戦力に明らかな差が生まれた。スキル面もマジメに考えて合成をくり返せば、きっとより強くなっていくのかもしれない。
試したい……心底試したいが、試遊台はみんなのもの。取材のためとは言え、すでに2回も遊んでいるので試遊はこれで引き上げることに。これ以上の独占はいけない。デモ版や製品版が出た際には、アイテム合成システムのさらに奥深い部分を見てみたいものだ。
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どこか懐かしいデザイン
もちろんゲームシステムなどは『MOTHER』と大きく異なる。しかしアメリカ風の田舎の町を舞台に、少年少女の不思議な冒険に旅立ち、バット、パチンコ、ヨーヨーを使って戦う。意識すれば各所から『MOTHER』のテイスト、そしてリスペクトを感じられる作品だ。
と物知り顔で語ってはみたが、勘違いだったら恥ずかしいので当たっていてほしい……。
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治安悪すぎじゃね?
主人公の少年も少年だ。挑んでくる相手にまったくひるまず、果敢にバットで応戦する。しかもバットを振るその手に躊躇はなく、問答無用でぶん殴る。
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最終的に何の理由もなく通行止めをするヘッド的なやつも出てくる始末。
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町並みがすごくキレイなだけに、謎の治安の悪さがいいギャップを生み、おもしろおかしく感じてしまった。これはぜひとも続きをプレイしたいところ。製品版のリリースが待ち遠しい!