ハンマーと頭を使ってビルを解体
『レッキングクルー』は、任天堂から発売されたアクションパズルゲーム。プレイヤーは解体屋(レッキングクルー)のマリオやルイージとなり、ハンマーを片手にステージ内のすべての壁の破壊を目指していく。
ベースとなっているのは1984年にアーケード用として稼動していた『VS.レッキングクルー』。もともとふたり同時プレイが可能な固定画面アクションゲームだったが、ひとり用(ふたりプレイ時は交互にプレイ)にアレンジされて移植・発売されることとなった。
ちょうど世界的な大ヒット映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が公開される直前のタイミングでの発表で、同作での名称も同様にスパイクになっていたため筆者などは少し寂しく感じたものだった。まあ、ご時世的にも致しかたないことだったのだろう。
ファミリーコンピュータ向けソフト『レッキングクルー』などに登場するキャラクター「ブラッキー」の名称を、欧米での名称と同じ「スパイク」に変更いたします。なお、2023年4月28日に公開される『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』での名称も、同様に「スパイク」となっています。 pic.twitter.com/HhTXEOmzxn
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) April 20, 2023
かと言ってゆっくり考えていればスパイクに邪魔されたり謎のモンスターに襲われてしまうので、移動しつつも先を考えなければならないといった具合に忙しいながらも楽しいという感覚だった。昔のゲームにはよくあったが、画面の端どうしがワープで行き来できたため、それをうまく利用するのも重要なテクニックになっていた。
これらを愚直に真正面まで移動して叩いてもいいが、ダイナマイトを使って連鎖的に壁を破壊したり、支柱を壊すことでその上にあるオブジェクトを落下させ、敵の排除や無力化を狙ったりなんてこともできた。一気に壁を破壊できればもちろん爽快な気分も味わえる。
Nintendo Switch Onlineでは、現在『レッキングクルー』と『レッキングクルー'98』の両作品をプレイすることが可能。40周年のこの機会に遊んでみてもいいだろう。また、おおもととなったアーケード版『VS.レッキングクルー』のほうは、『アーケードアーカイブス VS.レッキングクルー』として復刻されているので、こちらもチェックしてみよう。