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ファミコン版『レッキングクルー』40周年。全100ステージの大ボリューム。壁の破壊が気持ちよかった。ブラッキーがスパイクに名称変更されたことで近年話題に【今日は何の日?】

byウワーマン

ファミコン版『レッキングクルー』40周年。全100ステージの大ボリューム。壁の破壊が気持ちよかった。ブラッキーがスパイクに名称変更されたことで近年話題に【今日は何の日?】

ハンマーと頭を使ってビルを解体

 1985年(昭和60年)6月18日は、ファミリーコンピュータ用『レッキングクルー』が発売された日。本日で発売から40周年を迎えたことになる。

 『レッキングクルー』は、任天堂から発売されたアクションパズルゲーム。プレイヤーは解体屋(レッキングクルー)のマリオやルイージとなり、ハンマーを片手にステージ内のすべての壁の破壊を目指していく。

 ベースとなっているのは1984年にアーケード用として稼動していた『
VS.レッキングクルー』。もともとふたり同時プレイが可能な固定画面アクションゲームだったが、ひとり用(ふたりプレイ時は交互にプレイ)にアレンジされて移植・発売されることとなった。
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 近年では登場キャラクターのひとりである意地悪おじさん“ブラッキー”の名称が、欧米での名称と同じ“スパイク”に変更されて大きな話題となったのがまだまだ記憶に新しいところ。

 ちょうど世界的な大ヒット映画
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が公開される直前のタイミングでの発表で、同作での名称も同様にスパイクになっていたため筆者などは少し寂しく感じたものだった。まあ、ご時世的にも致しかたないことだったのだろう。
 おもしろかったのは単に壁を破壊するだけでなく、壊しかたや壊す順番にパズル的な思考が求められた点。本作にはいわゆる“詰み”があり、適当に破壊していくだけだとドラム缶に挟まれて脱出不可能になったり、穴にハマって出られなくなるなど、リトライしなければならなくなる。

 かと言ってゆっくり考えていればスパイクに邪魔されたり謎のモンスターに襲われてしまうので、移動しつつも先を考えなければならないといった具合に忙しいながらも楽しいという感覚だった。昔のゲームにはよくあったが、画面の端どうしがワープで行き来できたため、それをうまく利用するのも重要なテクニックになっていた。
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 なんとステージ数は全部で100。上下にスクロールするビルには数回叩く必要がある壁やはしご代わりになる壁など、さまざまな種類の壁が存在した。

 これらを愚直に真正面まで移動して叩いてもいいが、ダイナマイトを使って連鎖的に壁を破壊したり、支柱を壊すことでその上にあるオブジェクトを落下させ、敵の排除や無力化を狙ったりなんてこともできた。一気に壁を破壊できればもちろん爽快な気分も味わえる。
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 ニンテンドウパワーで先に登場し、1998年1月1日にパッケージ版が発売になったスーパーファミコン用の続編『レッキングクルー'98』も存在。対戦型のアクションパズルになっていて、パネルを壊したり動かしたりしながら同じ色の壁を3枚以上揃えて消していくというものだった。

 Nintendo Switch Onlineでは、現在『レッキングクルー』と『レッキングクルー'98』の両作品をプレイすることが可能。40周年のこの機会に遊んでみてもいいだろう。また、おおもととなったアーケード版『VS.レッキングクルー』のほうは、『
アーケードアーカイブス VS.レッキングクルー』として復刻されているので、こちらもチェックしてみよう。
※画面はNintendo Switch Online版のものです。
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