『鬼武者 Way of the Sword』幻魔をズバッと斬り伏せるシリーズ完全新作のシステムを紹介。どこを斬るかで効果が変わる剣戟アクション“崩し一閃”がボス戦のカギになりそう【SGF2025】

byヒゲメガネ長谷部

『鬼武者 Way of the Sword』幻魔をズバッと斬り伏せるシリーズ完全新作のシステムを紹介。どこを斬るかで効果が変わる剣戟アクション“崩し一閃”がボス戦のカギになりそう【SGF2025】
 2024年6月7日より、アメリカ・サンフランシスコで開催中の“Summer Game Fest2025”プレイデイにて、新作アクションゲーム『鬼武者 Way of the Sword』が出展。開発者によるプレゼンテーションが実施された。

 本作は2001年にリリースされた『
鬼武者』から始まるシリーズの完全新作。先だって公開されたトレイラー第2弾では、佐々木小次郎の名でも知られる佐々木巌流の登場が明らかになったほか、剣戟アクションなども公開された。

 プレゼンテーションでは本作で使用できるアクションや新要素などが紹介されたので、まとめて紹介していこう。
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どこを斬るかで効果が変化。新システム

 『鬼武者 Way of the Sword』は、江戸初期を舞台にした剣戟アクションゲーム。低レベルの敵を一撃で斬り伏せる“一閃”をはじめ、複数の敵をまとめて斬り伏せる連鎖一閃、敵が放った矢弾を跳ね返す“弾き返し”など、シリーズの特徴である豪快、かつ爽快に敵を斬り伏せる“バッサリ感”のある剣戟アクションが大きな魅力だ。

 同じくシリーズを通してのアクションとなる、魂吸収も健在。敵を攻撃すると魂が放出され、これを吸収することでさまざまな効果が得られるシステムだ。

 なお魂にはいくつか種類があり、色によって効果が異なる。黄魂が体力回復、青魂がスキルに使用、赤魂は経験値の取得になる。なお魂は放っておくと消滅してしまうので、戦闘ではどのタイミングで敵を倒し、どのタイミングで吸収するかが立ち回りのキモになりそうだ。

一閃・連鎖一閃

 敵をズバッと斬り伏せる、本作の代名詞とも言えるアクション“一閃”は、本作にもしっかり登場する。一閃は専用のボタンで発動するものではなく、敵が攻撃を仕掛けてきたその瞬間、攻撃ボタンを入力することで発動。そのためタイミングを誤ればダメージを負うリスクがある。闇雲に攻撃をするより、敵の動きをしっかりと見極めて攻撃を重ねていくほうが効果的となるシステムのように感じられた。

 なお敵が複数まとまっている場合は、一閃を決めた後にタイミングよくボタン入力をしていくことで、つぎつぎと敵を斬り伏せる“連鎖一閃”が発動する。集団戦においては、この連鎖一閃をどう決めていくかが重要だ。
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ガード

 ガードは、360度全方向からの攻撃を防ぐ手段として登場。ハイリスク・ハイリターンな一閃とは異なりリスクの低い安全な防御手段だが、ガードをし続けていると体勢が崩されてしまうという。こちらもまったくのノーリスクというわけではないようなので、使いどころの見極めは重要だ。
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背後からの攻撃もしっかりガード! 敵の殺気を感じ取れるほどの熟達者のみが使える技のようで、かっこいい

受け流し・弾き

 敵の攻撃をいなす、パリィの要素も2種類存在する。ひとつは近接攻撃を仕掛けてきた敵の姿勢を崩す“受け流し”、もうひとつは遠距離攻撃を弾き返すこともできる“弾き”だ。受け流しはただ攻撃の起点として使えるだけでなく、敵が攻撃してきた勢いのまま篝火に突っ込ませて燃焼ダメージを与えるといった使いかたも可能であるという。
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ボス相手にも受け流しは有効のようだ。
 弾きもパリィ要素ではあるのだが、受け流しとは違うボタンで発動する模様。こちらは先述の通り遠距離攻撃を弾き返すほか、刀などの近接攻撃を正面から弾き返すこともできるようだ。
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弾きはボス敵のゲージを大きく削る効果もある。ボス戦では狙って使っていきたい

スキル

 スキルは、先述の通り青魂を使って発動する攻撃手段。トレイラー第1弾でも登場した、二刀を使って敵を切り刻む攻撃はこのスキルとなる。なおあの乱舞技は当たると黄魂を多く放出させる効果を持っているとのこと。

崩し一閃

 戦闘面で注目したいのが“崩し一閃”。これはボスとの戦闘中に発生し、ボスの体力ゲージの下にあるゲージを削り切ると発動する。発動すると攻撃する箇所を選択できるようになり、どこを攻撃するかでその効果は変化するようだ。プレゼンテーションでは佐々木巌流との戦闘で使用しており、そこでは赤く光っている箇所を選ぶと大ダメージを与える攻撃が発生し、紫の箇所を選択すると大量の魂が放出されていた。
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崩し一閃で巌流の頭部に攻撃を加えると、かぶっていた笠が切られるという演出も確認できた。

黒魂

 もうひとつの気になる新システムである“黒魂”。これは吸い込むことで、その場所で過去に何が起きたのかを見せてくれる特殊な魂。戦闘に影響を及ぼす魂ではないが、ストーリーを追う上では重要な要素となりそうだ。
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黒魂は殺された人たちの怨嗟の念や負のエネルギーが具現化したもの。吸収するとその土地で起きた凄惨な事件などが垣間見える。

眠覚醒

 “眼覚醒”というアクションも紹介された。これは隠されたものを見ることができる能力で、道中の謎解きに使うシステムのようだ。実際にプレゼンテーションでは、“眼覚醒”を使うことで道の妨げとなっていた幻魔が見えるようになり、これを倒して門を開いていた。
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気になる強敵の情報も

 プレゼンテーションでは、トレイラー第1弾に登場した百穢(びゃくえ)との戦闘シーンや、トレイラー第2弾から登場した気になる存在“佐々木巌流”についても簡単に紹介された。

 百穢は、巨大な斧を軽々と振り回す幻魔。公式サイトでは“体が己の血に染まるほど、その力は高まっていく”と記されているが、これはフレーバーテキストではなく実際にそのような力があるようで、プレゼンテーションでも“斬れば斬るほど強くなっていく”と紹介されていた。

 佐々木巌流は、武蔵のライバルとして登場するようだ。武蔵は、鬼の篭手を付けたことで手に入れた常人を超える力を使うのにためらいがあるのに対して、佐々木はそれを積極的に利用して楽しむ、堕落した存在であるという。

 プレゼンテーションの最後には、『鬼武者 Way of the Sword』の発売予定時期と対応プラットフォームが改めて告げられた。発売時期は2026年予定で、対応プラットフォームはプレイステーション5、Xbox Series S/X、PC(Steam)となる。
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