キーをまとめて叩くほど強くなる! 斬新な操作方法を採用した2Dアクションゲームが本日発売
日本時間2025年6月9日に開催されたオンラインショーケース“PC Gaming Show 2025”。そのイベント内で、『Berserk or Die』が『Vampire Survivors』の開発元poncle初のパブリッシュタイトルとなることが発表。同時にSteamでリリースされた。
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本稿はponcle社の提供でお送りします。
『Berserk or Die』は、Nao GamesのNao氏がひとりで手掛けた作品。昨年の“BitSummit”に出展したところ、poncle代表のルカ氏の目に留まり、このたび発売される運びとなった。
本作は派手な演出やドットによる細やかな表現が特徴的な2Dアクションゲームだが、何よりも尖っているのがその操作方法だ。左右から迫り来る敵を攻撃して撃破数の更新を目指すというルールのもと、プレイヤーはなんとキーボードを叩きつけて敵を撃破していくことになる。
今回、ファミ通.comでは本作を先行プレイする機会をいただいたので、操作感やシステム説明などとともにゲームの魅力をお伝えしていこう。
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ベータ版を先行レビュー! 左右から押し寄せる敵を片っ端から倒す爽快感
まずは、本作を立ち上げてメニュー画面へ。戦場にひしめく敵たちと、崖上からその様子を見つめるひとりの戦士という対比が印象的だ。ドットで表現された力強くも繊細なデザインと、高揚感のあるBGMがこれから始まる激戦を予感させる。
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“戦場へ”を選ぶと画面が切り替わり、チュートリアルがスタート! さっそく本作の斬新すぎる操作説明が始まった。
左側への攻撃は1~4までのキーとそれぞれの数字の下4段の計16キー、右側への攻撃は7~0までのキーとそれぞれの数字の下4段の計16キー。まとめてキーを押すことで攻撃力がアップする。つまり、手のひらでバンバンと叩くように操作しなければならないのだ!
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ふだんゲームをしない人でも気軽に遊べそうだが、左側へのガードは5、T、G、Bのキー、対して右側のガードは6、Y、H、Nのキー。むむ……これは意外と繊細だ。敵を倒そうとバンバンやっていたら、間違えて押してしまうではないか。
さらに、強力な攻撃である“スペシャル”は、左下のゲージが満タンになったらマウスを左右に素早く動かすことで発動可能。筆者は多いときで月に30数本のタイトルをプレイしたことがあるが、こんな操作のゲームは正直初めて。
不安と期待を胸に、いよいよ実戦へ。最初のステージはローマの兵士たちが闊歩する“平原”。画面中央の主人公目掛けてひとり、またひとりと駆け寄ってくる敵を、チュートリアル通りに片っ端から倒していく。
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まだまだ敵が少なく余裕はあるものの、体力(ハート)が3つのみなので、連続して攻撃を食らうのは避けたい。そう考えながらキーボードをバンバン叩いて応戦していると、みるみる空が暗くなっていき、夜の帳が下りた。なんとか1日目を生き延びることができたのだ。
夜にはどこからともなく商人が現れ、回復アイテムの“パン”や攻撃の移動速度がアップする“皮のブーツ”などの商品を見せてきた。それならばとブーツを買おうとしたのだが、所持金がまったく足りていない。先ほど倒した敵からお金が手に入っていたと思っていたが、ドロップしたお金はキャラクターを移動させて回収しなければいけないのだ。
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同じ装備を複数購入すると、性能がアップする。1度強化すると、強化後の品物がお店に並ぶことも。
このゲームでの移動は攻撃を兼ねており、スタミナを消費する。敵と応戦しつつ移動してお金をかき集めていくのはたいへんそうだが、2日目以降はなるべく所持金を増やしてアイテムを買おうと心に決めた。
翌日。明け方から敵が左右から押し寄せてくるものの、キーボードを叩いて撃退していく。チャリンチャリンと落ちていくお金もついでに入手するので、1日目より慌ただしい。お金集めに夢中になりすぎたせいか、ここで初めて敵の攻撃を食らってしまった。
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反省しつつ応戦していると、新たなタイプの敵を発見。チュートリアルでも見かけた槍兵だ。投げ槍などの飛び道具はガードで防いでもいいし攻撃して弾き返してもいいのだが、まだスタミナに余裕があるため槍を投げる前に倒していく。
敵だけでなく道端の樽にも攻撃を当てると、袋のようなものが飛び出してきた。入手してみると、一定時間近くのアイテムを引き寄せる効果が付与された。ほかにも“少しの間無敵になる”、“少しの間スタミナ回復が早くなる”などの効果を確認できた。
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50人を撃破したところで、2日目の戦いは終了。再び商人がやってきたので、体力回復の“パン”を購入。ちなみに一度購入した商品は、翌日以降に値上がりする。ときたま値切ることもできるが、失敗すると増額の憂き目に。ちゃっかりした商人だ。
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撃破人数が一定まで達するとカットインが挿入。シルエットやフォント、効果音など、どことなく和のテイストを感じるデザインに親しみが湧く。
3日目ともなると、開始直後から敵が束になって押し寄せてくる。それに加えて時折空から矢が降り注ぐようになり、移動の範囲が狭まる。むやみやたらとキーボードを叩くのみでは、もはやきびしくなってきた……。
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槍兵も増えたのでガードも交えて戦い抜き、なんとか被害を最小限にして夜を迎えた。さすがに危機を感じてきたので、この日は“パン”と“皮のブーツ”、さらにアイテムの回収範囲が広くなる“商人のカバン”も購入。さて、どうなることやら。
4日目に突入すると、これまでの比でなく敵が右から左から引っ切りなしに押し寄せ、私の手の動きもだいぶ鈍ってきた。徐々に体力が減っていき、最後には敵に攻撃しようとして移動した先で矢に当たってゲームオーバー。
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悔しがっていると、リトライ画面に“行商人:ジャベリン”の文字が表示された。次回から店の品ぞろえにジャベリンが並ぶということだ。つまり、本作ではプレイすればするほど主人公がパワーアップする可能性がある。この敗北も決して無駄にはしない。
すぐに再トライするものの、出撃しては倒されることのくり返しで、“平原”ステージのボスであるローマファランクスに会うことができない。たが、プレイを重ねるほど“ロングソード”、“行商人の品ぞろえ増加”などの要素がつぎつぎと解放され、バトルは少しずつ楽になっていった。
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道中で手に入れた宝箱の中身は、一度メニュー画面に戻ってチェック。より性能の高い武器が入っていたら、装備して出撃!
何回目かの挑戦ののち、初めて5日目の朝を迎えると、ついにローマファランクスが出現! このボスは幾人ものローマ兵が密集陣形をとった軍団で、盾を構えて突進と退却をくり返してくる。通常の敵も倒しつつボスを1体1体撃破していくが、無念にも押し切られてしまった。
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商人の品ぞろえはランダムで、体力の最大値を増やせる“羊肉のロースト”を早い段階で買えればラッキー。そんなときは、バトルにもより力が入る。
しばらくやり込んでいると、武器や防具が充実してバトルが安定してきた。コンボの効果がアップする“剣闘士の飾り”Lv.3とスペシャルの回復量がアップする“ドライフルーツ”、ボスへのダメージが増加する“暴君の護符”を購入してボス戦に挑むと、なんと攻撃と1回の“スペシャル”でボスの集団を7割ほど撃破。途中、敵の投げ槍で体力が1まで減って肝を冷やしたものの、ローマファランクスの部隊を撃破できた。
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ようやく5日目の夜を迎え、これでクリアーかと安堵していたら、無情にも6日目の朝がスタート。満身創痍のキャラクターが敵の猛攻に耐えられるはずもなく、あえなくゲームオーバーに。けっきょく、この回の撃破数は354まで伸びた。
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その後、“砂漠”や“森”、“武家屋敷”などのステージをプレイしてみたが、どれも特色豊かで興味深い。未解禁のステージもあったため、製品版ではさらなる強敵と戦う楽しみが増えた。貴方もぜひ、キーボードを叩きすぎて手のひらが熱を帯びるなんていう、これまでにないゲーム体験をしてみてはいかがだろうか。
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屈強なアステカの戦士が潜む深い“森”、忍者や鉄砲隊が登場する“武家屋敷”。どのステージにも特徴があり、プレイヤーを飽きさせない。