
本記事では、“ライトヘビー級”に続いて、“至天の座アルカディア:クルーザー級”の物語や、登場する闘士たちを、公式設定資料集にも未収録で初公開となる設定画(一部公開済み)や、開発チームのコメントともに振り返っていく。なお、“至天の座アルカディア”のストーリーのネタバレを多く含む内容となっているので、未プレイの人はその点を留意してほしい。
闘士たちを脅かす“魂蝕症”
“魂蝕症”の治療法を探りながらも、まずは冒険者との対戦が終わった闘士にその真実を伝えることに。
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至天の座 アルカディア:クルーザー級
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クルーザー級1:“パーティー野郎”ダンシング・グリーン
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クルーザー級の初戦の相手は、“パーティー野郎”ダンシング・グリーン。その見た目からもわかるように、根っからの遊び人で、夜な夜な歓楽街を渡り歩いているようだ。
アルカディアでのバトルも楽しいパーティーだと思っているようで、トードの魂を注入して得た驚異的な身体能力を活かし、ダンスをしながら闘うのが特徴。
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煌びやかなダンスフロアのリングでは、ビートに合わせて華麗なステップとともに攻撃をくり出してくる。冒険者たちをダンスに誘う攻撃では、ノーミスでダンスに成功(ギミックを突破)すると“PERFECT GROOVE”となり、一定時間、与ダメージが上昇するというバフ効果に加え、リミットブレイクゲージも獲得可能だ。
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BGM『Ride the Rhythm』は、そんな“パーティー野郎”の彼らしいダンスナンバー。往年のさまざまなダンスミュージックを彷彿とさせる曲調で、「どんどんアゲてくぜ」という彼のセリフにぴったりなリズムにノリやすい楽曲となっている。
ダンシング・グリーン設定画&開発者コメント
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「みんなといっしょにディスコ」で、レトロなディスコをイメージしています。カエルコンセプトとレトロな服装がポイントです。
クルーザー級2:“リングはアトリエ”シュガーライオット
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元グラフィティ・アーティストの闘士。ソリューション・ナインの街中にある落書きは、彼女の手によるものか、そのスタイルを模倣したもの。
プリンの魂を注入することで、特殊な塗料を生成。スプレーガンで描いたアートを具現化させて闘う。この力でリングの環境をも変化させる。また、口調も特徴的で「〇〇してきまちた」、「〇〇でちゅよ」など、独特な言い回しが印象に残っているプレイヤーも多いだろう。
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バトルでは、その場で爆発する爆弾や、描かれた位置から直線状に攻撃を放つ矢など、さまざまな絵を描き、具現化させてプレイヤーを攻撃。“ランドスケープ”では、リング(アトリエ)自体を砂漠、河など、さまざまな環境に変化させる。
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BGMは、ややダークな雰囲気を感じさせるEDM風の曲調の『Back to the Drawing Board』。ストリートでグラフィティを手掛ける彼女を彷彿とさせる、ラップが特徴の楽曲に仕上がっている。
シュガーライオット設定画&開発者コメント
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スライム化した体とストリート系ファッションというオーダーでした。三色のスライムを混ぜ合わせた塗料で絵を描いているイメージでデザインしました。
クルーザー級3:“反則王のリベンジ”ブルートアボミネーター
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ライトヘビー級の試合後に冒険者から魂蝕症の真実を伝えられるも、その真実に直面することを拒み、頭を悩ませていたブルートボンバー。アルカディアのオーナーに相談した彼は、複数の魔物の魂をその身に注入することを条件に、冒険者と再戦する機会を得る。
そしてブルートボンバーの暴走を止めるべく、指定された第八層建設区域に向かう冒険者は、複数の魔物の魂を注入し、人の形を成していない“ブルートアボミネーター”と対峙することになるのだった。
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取り込んだ魔物の力で武器を作りだしたり、種をばら撒いて魔物を生み出したりと、多彩な攻撃を仕掛けてくるのが特徴。また、ライトヘビー級3でブルートボンバーが使用していた“スマッシュインパクト”、“ラリアット”といった技も健在だ。
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BGMは、THE PRIMALSが手掛けているヘヴィメタル調の『Not Afraid』。取り込んだ魔物の力を利用し、つぎつぎと攻撃を仕掛けてくるバトルにぴったりな、ハードかつハイテンポの楽曲だ。
ブルートアボミネーター設定画&開発者コメント
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取り込んだ魂はカトブレパス、サイクロプス、ベラドンナの3種になります。ボムの魂もいれて電流爆破デスマッチにしようと画策しましたが、いまの姿で落ち着きました。
まさかあんなことになるとは……もう少し元の姿の雰囲気を残してやればよかったと思います。
クルーザー級4:“孤高の狼”ハウリングブレード
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クルーザー級の現王者。もともとは駆除人だったが、優秀な剣の腕前の噂を聞いたオーナーの加入で闘士になった。その端正な顔立ちからデビュー直後から善玉闘士(ベビーフェイス)と呼ばれている。
魔狼“フェンリル”の魂を注入し、トレードマークの光剣から素早さと鋭さを併せ持つ強力な斬撃をくり出す。闘いの舞台となるリングは、“空想物語風”となっている。
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ユトロープ(ウィケッドサンダー)と同じころに“魂蝕症”の症状を自覚していたが、死を受け入れる覚悟を持ち、闘士として闘い続けることを決断している。なお、ユトロープとは恋人関係にあるようだ。彼女の口からハウリングブレードの本名が“レザラ”だということも明かされる。
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ハウリングブレードとのバトルでは、素早い動きから残像を生み出し、強力な斬撃を仕掛けてくる。そのほか、ビットを使った攻撃や、土と風の力を宿した群狼(フェンリル)を使った攻撃なども特徴だ。
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零式クルーザー級4の後半フェーズでは、土と風のフェンリルの力をすべて取り込み巨大化。フィールドを破壊して浮島デスマッチのリングでバトルが展開する。体躯に合わせて彼の持つ光剣やビットも巨大化しており、攻撃範囲も広く、限られた足場でギミックを対処していくのがポイントだ。
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BGM『Unleashed』は、これまでにも『FFXIV』の数々の名曲を歌い上げているJason Charles Millerさんが歌唱を担当。風を感じるような疾走感と爽快感を併せ持つ、気持ちがいいナンバーだ。後半フェーズ(零式のみ)で流れる『Peerless』は、『Unleashed』のメインメロディーを踏襲しつつ、エレキギターのサウンドやコーラスで表現した、壮大な楽曲となっている。
ハウリングブレード設定画&開発者コメント
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発注時点で「ビーム状の剣と浮遊型のビットを使用したい」という指定がありました。これまでのレイドボスとは印象を大きく変えるため、思い切ってメカ寄りのデザインに仕上げています。
制作時は無機質なメカニック部分と、有機的な動物モチーフの要素を組み合わせるのに苦戦しました。体に対して少し大きめの尻尾を生やしたり、趾行(しこう)動物のつま先立ちを表現するために、足元をヒール状のデザインにしたりなど、いくつか工夫を凝らしています。
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フェンリルの魂を暴走させた状態になります。“腕にフェンリルの顔がついている”という発注でしたが、“白虎征魂戦”、“希望の園エデン:共鳴編”のリーン+フレースヴェルグと似た表現にならないよう、顔だけでなくフェンリルの上半身を腕につける形で提案しました。
闘いの舞台は最高峰“ヘビー級”へ
オーナーは、冒険者たちが欲してやまない再生因子を強化するための薬“生命の雫”の在処も知っているといい、統一王者になればその在処を教えると語りかける。そして冒険者はアルカディアの最高峰の階級“ヘビー級”に挑むことに……。
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というのが、パッチ7.2までの“至天の座 アルカディア”のおもなあらすじ。さらわれたユトロープやネユニの行方、アルカディアを牛耳るオーナーの正体など、まだまだ残されている謎は多い。
“至天の座アルカディア”のつぎのストーリーは、パッチ7.4での実装が予想される。“ヘビー級”ではどのような個性や特徴を持った闘士が待ち受けているのか、そしてどんなバトルが展開されるのか……。さらなる激闘を期待して待とう。