
【おすすめポイント】
- 広がり続ける戦略性のSRPG
- じっくりコツコツ育成する“盆栽ゲー”
- 無課金にも超やさしい
ジーパン松田がおすすめするゲーム
『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』
- プラットフォーム:PC(Win・Steam)、iOS/Android
- 発売日:2024年8月1日
- 発売元:X.D.
- 価格:基本プレイ無料(アイテム課金制)
もうSRPGは一生これを遊んでいればいいんじゃないかな
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「とは言え、スマホ向けタイトルだから、なんとなくまったりぬるめにできてるんでしょう?」と感じるかもしれないが、否。ゴリゴリの正統派タクティクスRPGだ。
こう聞くと逆に引く人もいそうだが、家庭用ゲームとしてあっておかしくないタイトルをスマホで遊べると言い換えれば、「おお!?」となるはず。本作では、それくらい美しいピクセルアート、歯応えのあるタクティカルバトルが楽しめる。
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一手一手を慎重に行動し、トライ&エラーをくり返して最適解を導き出すのがシミュレーションRPGの醍醐味。
本作ももちろんその通りで、難度の高いステージで甘えた一手を打とうものなら余裕のワンパンでさようならだし、最高レア度のキャラクターだからといってひとりで乗り込めばあっさり死ぬ。そこを、移動場所やスキル選択を考え、岩を転がして轢いたり、爆発樽を起爆して巻き込んだりとギミックの利用を工夫していく。
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それに加えて本作ならではの戦略性と言えるのが、スマホゲームらしさのあるキャラクターの多さ。
ご想像の通り、キャラクターはいわゆるガチャで入手するが、このゲームはイベントなどで“石”の入手機会が非常に多い。そして課金圧が異常に低い。心配になるほど低い。
キャラクターの凸素材はゲーム内で手に入るし、常設の武器ガチャで出る武器にいたっては、最高レアが毎日クエストでドロップする。じゃあ誰が常設の武器ガチャを回すんだよって聞かれたら、正直わからない……。
とまぁ脱線ぎみではあるが、キャラクターを入手しやすい雰囲気は伝わったと思う。すべてのレアリティーを合わせると現状約90体のキャラクターがおり、2週間ごとに新キャラクターが追加。そして、それぞれが多種多様なスキルを持っており、必ずしも最高レアが最低レアに勝るとは限らないのがおもしろいところ。
最高レア度のキャラクターで数ターンかけて殴り倒す一方で、最低レア度のノックバックスキル持ちが敵を崖から落として一撃で倒す、といったこともザラにあり、いろいろな構成で多彩な戦略を生み出せる。そのため、「このキャラクターのこのスキルはあの場面で役立ちそう!」というタラレバの妄想をかき立てられ、無意識にガチャをポチっていくのだ……。
ほかに本作には、固定メンバーでクリアーに30〜40時間かかる、まさに家庭用ゲーム機タイトルのようなマルチエンディングのストーリーが複数あるという魅力もあるのだが、それは触ってみて体感してほしい。キャラクターが深掘りされて、より楽しめますよ!
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