今回は同作をひと足早くプレイする機会を得たので、記事担当ライター・Qマインによるプレイレビューをお届けする。
人類なき世界を継いだのは愛くるしいウサギたち


ラスティを演じるのは『龍が如く』の桐生一馬役や『呪術廻戦』の夜蛾正道役でおなじみの黒田崇矢さん。見た目はキュートなのに、声は滅茶苦茶渋く、かわいさとかっこよさの両方を同時に味わうことができる!

そのほかにも、さまざまなウサギが登場する。中でもとくに個性的なのが、“BB団”と呼ばれる存在だ。彼らは、スポンサーであるネザーランドというウサギに雇われた錆掘りチームで、個性豊かなメンバーが揃っている。ラスティは、さまざまな場面で彼らを助けたり、ときには助けられたりする。ここで簡単にメンバーの紹介もしておこう。

■アナ(声:ファイルーズあい)
BB団の雇われリーダー。錆掘り経験のある常識ウサギで、流儀もわきまえている。ちなみにBB団の正式名称は“ブラックベリー団”。なぜかほかのメンバーにその名を覚えてもらえず、苦悩することもしばしば。

■ネザーランド(声:速水 奨)
資産家でBB団のスポンサー。エントツ山にあるナニかを捜すために、メンバーを集めてBB団を作った。彼は団の正式名称がブラックベリー団であることをちゃんと覚えている。

■ボーリッシュ(声:小林ゆう)
フレミッシュの弟。錆掘りだが、腕は三流でムードメーカー的な存在だ。結構な間抜けで、エントツ山で毎回何かしらのトラブルに巻き込まれる。BB団の正式名称を“ブリッツ・ブレイド団”と誤解している。

■フレミッシュ(声:森久保祥太郎)
ボーリッシュの兄で、ベテランの錆掘り。探索中のラスティに、エントツ山に仕掛けられているトラップの存在を教えてくれることも多く、プレイヤーは何かと世話になる場面が多い。BB団の正式名称を“ブリリアント・ベイビィ団”と勘違いしている。

■ソマリ(声:くじら)
最年長のベテラン錆掘りで、戦闘に特化したウサギ。スタンプと同じように、かつてはエントツ山で錆掘りをしていた過去を持つ。暴走するボーリッシュやレッキスを止める役目を担うことも。BB団の正式名称を“ボーリング・ベア団”と誤解している。

■レッキス(声:鬼頭明里)
ガラクタと機械いじりに対する天性の才能を持つ少女で、チームの最年少。ガラクタや機械に目がなく、とにかく好奇心旺盛。そのせいで、エントツ山を単独で行動することもしばしばある。迷子になっているところをラスティに助けられることも多く、そのお礼として、ポンコツをパワーアップさせるためのパーツや設計図をくれることもある。

このように、BB団のメンバーを演じる声優陣も超豪華! アニメが好きな人であれば「おっ!」と思えるような人選になっている。そんな個性派揃いのBB団とラスティのやり取りは本作における見どころのひとつ。癒やしあり、お馬鹿あり、頼もしさあり、何やら事情ありと、さまざまな魅力を提供してくれる。上記で頻繁に登場するBB団の正式名称ネタも非常におもしろいので、ぜひ注目してほしい。



操作性は直感的で取っつきやすい! 育成要素のおかげでポンコツが徐々に優秀なメカへと進化するのも楽しい









初期のウェポンは掘削用のドリル1本で、まずはこれを使ってブロックを破壊したり、敵を撃破する。アクション同様、ゲームが進むにつれて、さまざまな方法でウェポンをクラフトするための設計図が手に入り、遠隔武器や近接武器の使用も可能になる。ウェポンには掘削、射撃、斬撃、打撃という4つの種類があり、それぞれ1種類ずつ装備可能だ。なお、ポンコツは右手にしかウェポンを持てないため、状況に応じて各ウェポンを切り換えながら、ブロックや敵に対応していくことになる。



序盤は、こまめなウェポンの切り換えがやや億劫に感じられるかもしれない。しかし、途中から各ウェポン専用の強力な溜め攻撃が解放されることで、その煩わしさは一変する。溜め攻撃はド派手で威力も高く、ドリル以外のウェポンでもブロックを破壊できるようになるため、プレイの幅が広がり、爽快感も格段に増すのだ。






このように本作は、“操作するのがおもしろいスクロールアクション”であると同時に、RPG的な育成要素を強く持っており、キャラ育成が好きなプレイヤーにも刺さる内容となっている。ありがたいことに、目に入った敵やブロックをひたすら破壊しているだけでレベルがどんどん上がるため、経験値稼ぎを意識する必要がないのもうれしいポイントだ。

ディータムが世界観、大型ボスが戦闘に深みを与える





その後、音沙汰はなかったが、偶然にも娘が記録した情報がエントツ山のディータムに表示され、スタンプは意外な形で娘の思いや現在の生活を垣間見ることになる。そんな娘の記録に対するスタンプの反応も魅力のひとつだ。

ふたつ目の魅力は大型ボスだ。特定のダンジョンの最深部には、大型のボスモンスターが潜んでおり、倒すことでストーリーが大きく進展する。道中の敵と比べて、そのサイズは圧倒的で、登場時の演出もド派手だ! もちろん、攻撃のパターンも複数あり、ゴリ押しでは倒せない。ボスの特徴を把握し、ボス部屋にあるギミックを活用しながら、撃破を目指すことになる。


ボス討伐に成功すると、ランダムダンジョンに“錆獣戯画”というコンテンツが追加され、強化されたボスと再戦が可能になる要素もある。錆獣戯画にはタイムアタック機能があり、一定のクリアータイムを達成すると報酬がもらえる。こういった要素は、ストーリーをクリアーしたあとでも楽しめるため、やり込み勢にとってはありがたい。

スタンプの拠点であるブラス村には便利な施設が盛りだくさん

●スタンプの家
クラフト、ウェポンとパーツの装備、レストア、スキンの変更が可能。レストアはエントツ山で拾ったパーツを使って車を作るという要素。レストアを行うと、その度にスタンプが機械にまつわる話をしてくれる。ちょっとしたアーカイブ要素である。レストアを完了させると、スキルポイントがもらえる。


●工務店
スタンプの友人・ジェドが経営する店。パーツの売買やウェポンに秘められたスキルの解放が行える。

●ダイナー
村の住人とお喋りできる場所。ダンジョンで獲得した“チモシーカプセル”を消費してトークすると、換金アイテムや消費アイテムなどがもらえる。

●バー
クエストの受注と報告を行う場所。受注はバーに入ると自動で行われる。敵を倒したり、素材を納品したりと、クエストの内容はさまざま。達成するとお金やスキルポイントがもらえる。

●教会
神父のバウアーから、この世界に関する話を聞ける。話を聞くには寄付(特定のアイテム)が必要だが、一度聞いた話は無料で聞き直せる。

こんな感じで、村にはさまざまな施設がある。とくに教会は必見だ。人類が消えてから数千年が経つこの世界で、人類の存在がどのようにウサギたちに言い伝えられているのかが楽しめる。

荒廃した世界観に反した癒やしと練られたゲーム性によって誰でも楽しめる快作に仕上がっている
まさに虚淵ワールド全開! と思いきや、登場人物であるかわいらしいウサギたちが織りなすコミカルなやり取りが、重く暗くなりがちな世界観を打ち消し、プレイヤーに絶えず癒やしを与えてくれる。

とくにBB団のメンバーには、究極の癒やしが詰まっている。間抜けなボーリッシュ、ボーリッシュに手を焼くフレミッシュ、頼れる姉御かと思いきやすっごく脳筋なソマリ、愛くるしさ全開のレッキス、うさん臭さを隠しきれないネザーランド、そして、そんなメンバーに振り回されるアナ。彼らが登場するたびに、今度はどんなやり取りを見せてくれるのかとワクワクさせられる。そういった点で本作は、虚淵氏の新境地とも言える作品に仕上がっている。

アクションとRPGのバランスも秀逸だ。直感的に操作できるポンコツが、ゲームを進めたり、スキルを解放したりすることで、パワーアップしていく。より動かしやすく、さらに強くなっていくので、遊べば遊ぶほどおもしろさが増していくという見事なデザインになっている。溜め攻撃をぶっ放して複数の敵やブロックを一掃することもでき、爽快感もしっかりと感じられたのも印象的だ。

ウェポン、パーツ、スキルによるビルド構築やランダムダンジョン、錆獣戯画といったやり込み要素も豊富で、ガッツリ遊び込むことができるのもありがたい点だ。また、ゲームの難易度は簡単すぎず、難しすぎずといった絶妙なバランスに調整されているため、幅広い層のプレイヤーが楽しむことができる。

ぜひとも『Rusty Rabbit』で、かわいいウサギたちが織りなすマクレガーな物語と作り込まれたゲーム性を堪能してみてほしい。
『Rusty Rabbit / ラスティ ラビット』
- 発売日:2025年4月17日発売
- 対応プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション5、PC(Steam)
- 発売元:NetEase Games
- 開発元:ニトロプラス
- 価格:各3278円[税込]
- ジャンル:アクション・アドベンチャー
- 対象年齢:CERO 全年齢対象、IARC 7歳以上対象







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