ロックスター・ゲームスの『グランド・セフト・オートV』(以下、『GTAV』)にてサービス中の『GTAオンライン』。

2025年3月4日にPC版『GTAV』が無料アップグレードされ、PS5版とXbox Series X|S版の『GTAオンライン』で提供されていた機能が導入。この機会に『GTAオンライン』を始めてみようと思った方もいるはず。
このタイミングに合わせて、恒例の大型アップデートである“オスカー・グズマン再び空へ”が実施された。
『GTAオンライン』の大型アップデートでは、『GTAV』本編の登場人物がミッションに現れることがあるが、オスカー・グズマンもトレバー絡みの武器商人。『GTAV』をプレイしたなら、このアップデートはうれしいサプライズだろう。そこで今回、“オスカー・グズマン再び空へ”の内容を紹介するとともに、実際に追加コンテンツを体験したプレイリポートをお届けする。


『GTAオンライン』とは?
『GTAオンライン』は、2013年11月7日よりスタートしたオンライン専用タイトル。『GTAV』の世界を舞台に、プレイヤーは自分自身の分身を操作して、裏社会のトップを目指しながらさまざまな体験を楽しめる。
ミッションや対戦モード、レースなど多彩なコンテンツが用意されており、オンラインならではの他プレイヤーとのコミュニケーションも含めて、遊びの数は膨大。長いサービス期間の中で、いまだにコンテンツがアップデートで継続して追加されているのも特徴で、根強い人気を誇っている。
そのなかでもメインとなるのは“ビジネス”と呼ばれる、ストーリーミッション的なコンテンツだ。対象となる物件を購入すればミッションに挑めるようになり、裏社会で活躍しながらお金を稼ぐことが可能。ビジネスによって内容もさまざまで、表向きは健全に見える仕事だったり、ストレートにめちゃくちゃヤバめのビジネスも存在したりする。
なお、昨今は“GTARP”という、PC版のみのコンテンツが動画配信で人気を博している。こちらはもともと“MOD”と呼ばれるものがベースとなっているが、MOD制作チームがロックスター・ゲームスに参画したことが話題となった。
新たなビジネスが登場
今回紹介する最新アップデート“オスカー・グズマン再び空へ”は、これまでになかった新たなビジネスに参加できるコンテンツだ。マップの北側に位置する新しい物件“マッケンジーフィールド格納庫”を購入することで体験できるようになる。

マッケンジーフィールド格納庫と言えば、『GTAV』本編では主人公のひとり・トレバーが購入できる不動産のひとつだ。このアップデートでオスカーはトレバーから格納庫を継承し、新たなオーナー(プレイヤー)とともに再び武器密輸業へと乗り出す。
しかし、軍需複合企業である“エバハード・ミュニション”から物理的な圧力を掛けられてしまい、ライバル関係に。そこでオスカーは、エバハードが所持する最新の輸送機兼ガンシップ“タイタン250D”を強奪しようと画作する。

こちらがオスカー・グズマン。
マッケンジーフィールド格納庫
マッケンジーフィールド格納庫は、ほかの物件種である“格納庫”とは異なり、独立した物件となっている。機能は“格納庫”とあまり変わらないが、居住スペースの追加といったカスタマイズ要素はない。
航空機格納庫としての機能もだいたい同じだが、マッケンジーフィールド格納庫固有の機能として、飛行機“ダスター”を、所有していなくとも無料で呼び出せる特典が付いている。また、ほかの格納庫と違い、航空機を出す際に地上ではなく、空中からすでに離陸した状態で発進できるというユニークな機能がある。


また、事務所のような場所が個人スペースとなっており、ベッドやスナック(『GTAオンライン』における回復アイテム)が付属。ほかに特筆すべき点はないが、最低限の拠点機能だけは揃っている。
内容としては“オスカー・グズマン再び空へ”を挑むための物件に近いが、短時間で何度でも楽しめるミニミッション“武器密輸”も存在する。

いずれもマッケンジーフィールド格納庫のPCからスタートできる。


武器密輸ミッションはいくつか存在し、たとえば敵を襲って降下貨物を奪うものなど、内容は比較的シンプル。
ライバルに痛い目を見せてやれ!
さて、ここからは“オスカー・グズマン再び空へ”で挑める一連のミッションを紹介しつつ、感想をお伝えしていこう。
なお、“オスカー・グズマン再び空へ”ミッションでは、武器は基本持ち込めるほか、個人車両も使用可能だ。ただし、一部の強力すぎる車両(空飛ぶバイクの“オプレッサーMk2”など)は持ち込み不可となっている。ほかの強盗ミッションと同じようなルールだ。
また、すべて最大4人で協力プレイが可能だが、今回はすべてソロでチャレンジした。

アップ・アンド・ランニング
マッケンジーフィールド格納庫を訪れると、自動で挑めるようになるスタートミッション。エバハードの航空機を襲って、貨物を強奪して売り払うビジネスだ。
航空機の高度を下げると、航空機を攻撃しながら貨物を奪取するチェイスが始まる。ほかの敵車両がこちらを襲ってくるため、車両に乗りながらドライブ・バイで射撃を試してみたが、航空機にダメージが入りにくく、ほかの敵もいるので長期戦になりやすい。

航空機の高度を下げるために電波塔を壊すのだが、その付近に野生動物がいる。噛まれると一撃で倒されるのでご注意を。

ミサイルが撃てる“ホーミングランチャー”を使いたいところだが、どうやらロックオンできない模様。車両である程度まで近づいてから降りて、スナイパーライフルを連射したほうが効率よく、かつ安全にダメージを与えられた。
一定のダメージを与えるたびに貨物を落とすので、4つの貨物を回収したら、あとは売り手に届ければミッションクリアーとなる。

ホーミングランチャーでは、ロックオンできなかった。

遠距離からスナイプするだけでもダメージを与えられた。
しかし、売り手のもとに、襲撃されて怒り心頭のエバハードが、最新鋭機“タイタン250D”による爆撃を実施。そこでオスカーは、タイタン250D強奪の計画を練るのだった。

準備ミッション:モーグル
ここからフィナーレのミッションに挑むために、準備ミッションを進めていくことに。目標さえ達成すればクリアーとなるが、準備をより完璧に済ませると、フィナーレの“タイタンジョブ”を有利に進められるほか、報酬額も増えていく。
まずはタイタン250Dに安全に近づくために、同じくエバハードの戦闘機“モーグル”を盗む準備ミッションだ。これはエバハードの拠点で敵を倒し、“モーグル”に乗り込んだら、あとは逃げるだけ。

モーグルの周辺には敵兵が存在し、見つかると戦闘ヘリが向かってくる。なるべく見つからずに乗り込もう。
逃げる際には敵機が追撃してくるのだが、敵のホーミングミサイルはモーグルに搭載されたフレアデコイで回避できるので、逃げるのはたやすい。格納庫まで戻ると、オスカーが敵機を撃墜してくれる。

撃墜した後は、エバハードの基地を爆撃することに。敵の戦闘ヘリが守っているが、そこまで脅威ではない。すべて爆撃したのちに格納庫に帰ればクリアーとなる。
必要なモーグルは1機だけだが、2機盗むことも可能。2機目をフィナーレミッションで使用できるようになるようだ。

準備ミッション:機密情報
襲撃のために、エバハードの情報を盗み出すミッション。まずはドローンステーションに向かい、ドローンを操作するというステルスミッション的なパートが始まる。データサーバーの近くに行って、視界内で止まればハッキング成功となる。


ドローンに見つかってもさほど危険はなく、射撃で敵を倒しても気づかれにくい。もしドローンが壊されても、ほかのドローンが4機あるので、気軽に再チャレンジできるだろう。

サーバーにはこれくらい近づかないと、ハッキングできない。
続いては、海で難破船の貨物を盗むパートに。灯台のある岬にスキューバスーツが置いてあるので、まずは敵を倒して奪おう。


ミニマップに表示されたエリア内の海底には貨物が4個落ちているので、探し出してすべて拾えば任務達成。帰還すれば、ミッション成功となる。

大きな難破船は目立つが、その近くには1個しか置かれていない。周囲の瓦礫を探す必要がある。
基本的に危険な場面はないが、海の中にはサメが複数存在する。噛まれても1発で倒されることはないが、少しだけ厄介。海底にはいないので、基本は海底から進んでいくと避けやすかった。

『GTAオンライン』のサメはそこまで強くない。

準備ミッション:アイアンミュール
軍事物資を運ぶための輸送ヘリ“アイアンミュール”を強奪するミッション。このミッションは戦闘メインの内容となっており、激しい襲撃戦がくり広げられる。“クルマ(装甲)”などの防弾車両を持っていれば、グッと攻略しやすくなるだろう。
敵拠点にジャマーを仕掛けるフェーズが終わると、敵のヘリ・兵士が多数出現。エバハードの設備を破壊しながら敵を倒しつつ、画面右下にある“援護のアイアンミュール”ゲージを最大まで溜める必要がある。何もせずに数秒が経過すると、時間経過とともにゲージが減っていくので、連続して設備破壊や敵を倒さなくてはならない。



ゲージを溜め終えるとアイアンミュールが数機登場。しかし、ジャマーを起動するとアイアンミュールが地上に降りるので、奪えるようになる。

アイアンミュール1機を盗めばミッション達成となるが、ほかの3機も盗めば追加報酬が手に入るほか、つぎのミッションでアイアンミュールの数を増やすことが可能だ。複数人でプレイしている場合は、ぜひとも複数機を奪っておきたい。
また、武装車両“インサージェント トラック・カスタム”を盗むと、フィナーレミッションで使用可能になる。アイアンミュールにフックするだけで盗めるので、余裕があれば手に入れておくのがオススメ。

インサージェント トラック・カスタムを吊って回収。

正直、ミッションの助けになるかというと、そこは微妙かも。追加のお金が欲しければ取っておこう。
準備ミッション:弾薬
エバハードの船を襲って、軍需物資を奪うミッション。アイアンミュールを使って、船の貨物をクレーンゲームのように盗んだり、オブジェクトを落として攻撃したりする、ユニークな内容になっている。

アイアンミュールは見た目よりも脆いが、それなりに耐久力はあるので、敵を無視して目標を吊ってしまえば後は飛び立つだけ。ただし、ヘリの操縦技術はそれなりに必要となる。
ミッションのメイン目標はタイタン250Dに積む弾薬を盗むことで、ほかはサブ目標だ。武器箱・重量アーマーはプレイヤーたちの装備品を整えるものなので、あまり無理をしなくていい。つぎのミッションが不安ならば、戦闘機のモーグルを強化する“アップグレード”も狙っておくのがオススメだ。


時間が経つと、敵がアイアンミュールに向かって、回避しにくいホーミングミサイルを撃ってくるが、ヒットしてもダメージはほとんどない様子。何発撃ち込まれても耐えられたので、気にしなくてもオーケー。弾薬と、お好みの目標をトレーラーまで輸送したらミッション終了となる。


タイタンジョブ

最後となるフィナーレミッションは、タイタン250Dを盗み、さらにエバハードの作戦センター、潜水艦、列車などを壊滅させ、最後にタイタン250Dを売り払うという、一石“百”鳥を狙う大胆な内容だ。
まずはタイタン250Dを奪うことになるが、ここでプレイヤーはさまざまな作戦を取ることができる。たとえば、インサージェント トラック・カスタムを盗んでいれば地上からも攻めることが可能だが、攻撃にはふたりのプレイヤーが必須なほか、相手は飛行機ゆえにかなり難度は高いだろう。
基本的には、準備ミッションで奪ったモーグルに乗るのがオススメ。ソロプレイの場合、オスカーが操縦するモーグルの銃座に乗り、タイタン250Dを撃つのがオススメだ。複数人プレイの場合は、事前に2機目のモーグルを奪っておけば、より攻撃手段を増やせる。

機銃でとにかくタイタン250Dを撃ち続けよう。しかし、威力はあまり高くないので時間がかかる。

プレイヤーがモーグルに乗った状態で倒されてしまうと、オスカーは無事だが、プレイヤーは戦闘ヘリでリスポーンすることになる。戦闘ヘリの攻撃力はかなり高いが、狙いを付けるのが難しい。なるべくモーグルで戦ったほうがいいだろう。

戦闘機に戦闘ヘリ、そして追尾ミサイルが追ってくる。戦闘機は放置してもいいが、戦闘ヘリは運が悪いとプレイヤーに弾が当たってしまう。追尾ミサイルの迎撃は非常に難しいので、無視してしまおう。
ある程度のダメージを与えると、タイタン250Dが地上に不時着する。故障したタイタン250Dのエンジンを直し、弾薬を積み込むことで強奪は成功だ。タイタン250Dの周囲には敵兵士が多数現れるので、適宜倒しながらまずはエンジンを修理。


着陸したタイタン250Dの周囲は、かなり敵が多い……。

戦闘ヘリもやってくるので、対空攻撃も必要だ。

エンジンを直すと、オスカーが弾薬の入った箱を投下してくれるので、タイタン250Dに近づいて弾薬を詰め込んでいくことになる。弾薬装填にはかなり時間がかかり、かつ敵の出現も止まらない。装填を中断してもいいので、敵から身を守りながら弾薬装填を完了しよう。


弾薬装填中は視点がこの画面に固定されるが、周囲の敵はかまわず撃ってくる。ミニマップなどを見ながら、装填するか迎撃するかを決めよう。

なお、装填する地点の手前に車両を置いておくと、装填中の壁になってくれる。
いよいよタイタン250Dを動かせるようになったら、あとは目標をタイタン250Dで射撃していくだけ。ひとりプレイでも、運転席の銃座を切り替えれば問題なく進行できた。ちなみにタイタン250Dの武装は機体の左側にあるので、左側に目標が来るように飛行すること。


その間にも敵の戦闘機や戦闘ヘリがこちらを襲ってくるが、タイタン250Dの耐久力はものすごく高く、かつタイタン250Dに搭載された武装では当てるのがかなり難しい。無視して問題ないので、目標をとにかく狙うといい。


すべての目標を破壊し、格納庫まで帰れば、“オスカー・グズマン再び空へ”の全ミッション完了となる。

オスカーと羽ばたこう!
地上でのチェイスや射撃戦、そして多彩な空中戦と、かなりバラエティー豊かな展開を楽しめる一連のミッション。ひとりプレイでもこなせるが、全体的には複数人でプレイするとより楽しめる内容となっていた。
とくにタイタン250Dを強奪・修理し、そして敵に反撃していくフェーズは、複数人だからこそ取れる戦術や展開が多く、かつミッションもグッと達成しやすくなるようになっている。もし仲間とプレイする機会があれば、ぜひとも挑戦したいところ。
今回のアップデートを機会に、まだ『GTAオンライン』を遊んだことがない人や、昔遊んでいたが辞めてしまった人も、ぜひチャレンジしてみてほしい。来たる『GTAVI』の発売までプレイして、『GTA』の“いま”に触れておくのもオススメだ。
