2025年2月28日にカプコンから発売予定のプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、Steam向けハンティングアクション『モンスターハンターワイルズ』。世界中のハンター待望の人気シリーズ最新作だけに、発売直前となる現在、盛り上がりのピークを迎えたと言っていい。
発売前に製品版相当のバージョンをプレイさせていただける機会を得たので、その模様をお届け。4人のライター視点で、フィールド“緋の森”の探索やスキルやガンナーのシステムなど、オープンベータテストでは味わえなかった部分に関してもお伝えしていく。発売前最後の予習として、レ・ダウ、ヒラバミ、アジャラカン、ヌ・エグドラの狩猟動画とともに、ぜひご一読いただきたい。
なお、プレイしたバージョンは武器種調整のパッチが当たっていない状態なので、アクション面ではオープンベータテストと同等の環境となっている。また、記事内のボタン表記はPS5版に準じたもの。
緋の森を散策! 卵運びができる巣や罠に使えそうな地形を見つけた
ライター:ぽんきち 『モンハン』といえば、やはり個性的なモンスター、そしてそれぞれに特徴のある武器種を使った骨太なアクションが挙げられる。そして同じくらいに重要な要素として、狩りの舞台となるフィールドがある。緑に溢れた場所だったり、乾燥した砂地だったり、果てはすべてが凍てつくような寒冷地だったりと、本作はもちろん過去シリーズにおいても、そのバリエーションはじつに豊かだ。筆者はそんなフィールドの探索に注目。方向音痴だが探索は大好きなので、あちらこちらと迷いながらも、緋の森をゆったりじっくりと歩き回ってみた。
さっそく緋の森へと出かけてみる。ついでにクリアー報酬などで素材も集めようと欲が湧いたため、フリークエストのランゴスタ討伐を選択した。
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緋の森へ出ると、討伐対象であるランゴスタの位置がアイコンで示されるという親切設計に驚き。これ幸いと、探索に本腰を入れることにする。
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少し歩くと、大木を伝う小さな虫が。コノハコビアリという環境生物で、捕らえてみると回復薬グレートも同時に手に入った。いったいどうやって運んでいるのだろうか……。
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緋の森には赤い水に満たされた場所が多くある。なぜ赤いのか……と考えを巡らせながら歩いていると、小型モンスターのガジオスを発見。スリンガーを使うと角を採集できるようで、スリンガー裂傷弾を入手。小型モンスターから直接スリンガー弾を取れるのは、なかなか役に立ちそうだ。
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途中で小さな洞窟らしき地点へ。内部はクモの巣が多くあり、赤い糸で覆われている。まさしくラバラ・バリナが根城にしている場所だが、突然やってきて襲われても困るので早々に退散する。
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奥へ進むと緑の割合が多くなり、これぞジャングルといった景観に。『モンスターハンター:ワールド』の古代樹の森を思い起こさせるが、ここまで探索してみた感じ、フィールドの作り自体はそこまで複雑ではなさそうだ。
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道中でドクカズラを発見。過去シリーズにもあった自然の罠だ。スリンガーを使うことで毒が地面に広がり、それに触れると毒状態になる。注意すべきはハンターが触れても毒状態になることだが、セクレトに騎乗していると大丈夫なようだ。もしこの辺でモンスターと対峙することになった場合は注意する必要があるだろう。
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キャンプ設営候補地を発見。しかしかなり開けている場所なうえ、形状的にモンスターの通り道にもなりそう。その分モンスターのいる場所へはアクセスしやすくなるが、テントはモンスターに発見されると破壊され、一定時間使用できなくなるため(ギルドポイントを消費して任意で修理することも可能)、設営はよく考えて行いたい。筆者は心配性なので安全な場所だけに設営した。
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ハチミツが滴り落ちる、巨大なハチの巣らしきものがある場所に目が引き寄せられる。さほどハチミツは採集できないようだが、豊穣期だとどうなるのだろうか……?
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さらに進むと、目の前には巨大な滝。こういったロケーションに出会えるのも、探索の醍醐味だ。そしてミニマップも合わせてよくよく見てみると、滝の裏に洞窟が! 奥にはキャンプ設営候補地のほか、いくつかの鉱脈もあって便利そうだ。さらには釣りに適した水場もあり、モリバーが釣りに興じる様子も見られて得をした気分に。
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緋の森は二層構造になっているようで、ここまで見てきた場所は、すべて下層部分のもの。それではと思い立ち、上層部分へ行ってみることにする。
木のツタが絡み合い、通路状になっている場所をセクレトでひたすら進む。ここまで獣竜種などの大型モンスターがやってくることは考えにくい。来る可能性があるとすれば飛竜種だろうか。
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最上段まで来ると、かなり開けた場所に来た。直感的に、「ここは巣だ」と判断する。
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少し観察して回ると、やはりというか、飛竜の卵を発見。当然拾って持ち運びができ(いわゆるいつもの運搬状態)、キャンプに納品することもできるようだ。
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ちなみに、卵はその場に置けたりする。再度拾って運び直すこともでき、運搬はやりやすくなっている……かもしれない。筆者は探索の続きがあるのでまた今度。
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上層部を上がり切ると、かなり開けた水場に到着。遺跡らしき跡があるのに加え、水が赤くないのが興味深い。
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上空には楔虫が多く設置してあり、ビュンビュンと空中を飛び回れる。大型モンスターと対峙した際は、これを利用してジャンプ攻撃を仕掛けるのもおもしろい。
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水場の奥には水上の瓦礫なるギミックが。フックスリンガーを引っかけてから起動すると、瓦礫が瞬く間に崩れ落ちた。これだけ大がかりなギミックなのだから、大型モンスターに対して使えばかなりのアドバンテージを取れるはず。武器だけでなく、こういったギミックを使って立ち回るのも『モンハン』特有の楽しさだ。
といったところで、探索はいったん終了。何よりも言いたいのは、やはり発見はとても楽しいということ。とくに探索時は不意に目に飛び込んでくるぶん驚きも大きく、自分で“探し当てた”という達成感による喜びもあって二度おいしい。あくまでモンスター狩猟をメインにやるというプレイヤーでも、狩猟時の進行ルート構築や、モンスターの縄張り範囲やその生態を深く知る楽しみかたもある。
なお、今回の探索でお見せしたのは緋の森全体の半分にも満たない程度。実際に製品版をプレイする際には、存分に歩き、迷い、そしていろいろなものを探しまくってほしい。
気づいたら150時間プレイ……これが新時代の『モンハン』沼か!
ライター:堤教授 趣味でも仕事でも1作目から遊び倒している『モンハン』シリーズ。さて、最新作の出来栄えやいかに。ということで、神妙にプレイ開始したところ……やめどきが見つからない! (自称)ベテランハンターのわたくしが、150時間遊んでみての本作のすごみをお伝えしようと思う。
モンスターを狩る“ハンター”という存在に切り込む物語
これまでも「なぜハンターはモンスターを狩るのか」という論争を見かけることがあったが、本作ではその問いに対するひとつの答えを用意してくれているように感じた。
従来のシリーズ作では、登場人物がみなハンターがいること、ギルドがあることが当たり前の世界だった。しかし、本作は違う。ハンター(プレイヤー)たちが向かった“禁足地”に住む人々は、モンスターを狩れるものだとは思っておらず、ハンターの装備やギルドの設備を見て驚くばかり。
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そんな人々と接し、未開の地だった禁足地を調査していく中で、モンスターを狩るという行為がどういうものなのかがおのずと見えてくる。ハンター(プレイヤー)も、従来作と違ってかなり自我を持っていてよくしゃべるのだが、不思議と違和感がなく、むしろ感情移入しやすい。
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また、テンポよく新たなフィールドが解放されていく点も遊んでいて心地いい。レビュー版はマルチプレイはできなかったが、本作は“サポートハンター”を呼べるので、ソロプレイでも大勢で狩りをしている感覚が味わえた。
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サポートハンターは、プレイヤーの体力が減ると回復してくれたり、スリンガー閃光弾で目眩ましを狙ってくれたりする。ハンマーでモンスターを気絶させてくれることもあってすごい。
自在に方向を修正できる集中モードという発明
武器を振ったときに「あと少し方向を変えられればモンスターに当てられていたのに……」と、苦い経験をした方も多いはず。そんなハンターの願いを現実のものにしてくれるのが“集中モード”。
操作説明は省くが、集中モード中はハンターは照準がある方向(画面の中心)に向かって攻撃をくり出すようになる。大剣で力を溜めているあいだに、振る方向を自由に変えられる日がきたのだ(限界はあるけど)。
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筆者はチャージアックスをよく使う。“超高出力属性解放斬り”も集中モードを使えば振りかぶり中に方向を変えられるので当てやすい。
初期設定では抜刀後にL2ボタン長押しで集中モードに入れるのだが、オプションで切り替え式にもできる。自分はかなり集中モードを多用するため、指が疲れないように切り替え式にした。
近年のシリーズ作はオプションがかなり充実しているのだが、本作でもこれでもかというくらいに細かく設定をいじれるので、遊び始めたらひと通り目を通すことをおすすめする。
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大胆なメスが入ったスキルやガンナーのシステム
本作では、新たに武器にもスキルが付くようになり、最初はそれだけだと思っていた。しかし、少し遊んでいると付与されているスキルの傾向の変化に気付く。剣士には定番の“砥石使用高速化”の付いた防具がないぞ?
そう、本作では武器種に関するスキルの多くは武器にのみ付くようになっていて、防具はそれ以外に関するスキルの発動を担うものになっている。スキル発動を補助する“装飾品”も同様で、武器スロット用の装飾品と防具スロット用の装飾品では、発動させられるスキルの種類が異なる。
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長く遊んでいる身に染みるのだが、この変化によってスキルの組み立てがかなり簡単になっている。武器で発動させたいスキルはこれ、防具ではこれ、と明確に決められるので、素材集めの道筋も立てやすい。
一方で、とくに序盤は諦めなくてはならないスキルも出てくるのも事実。従来作のように武器と防具の区別なくスキルを発動できるほうがよかった、と感じる方もいそう。ここは好みが分かれるところだが、ゲームが進行すればこれまで通り装飾品スロットが増え、かなりの数のスキルを発動させられるようになるのでご安心を。
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お見せできる範囲の序盤でのスキルはこんな感じ。装飾品スロットもまだない状態。
ガンナーの変化にも触れておきたい。細かい説明は省くが、ボウガンは通常弾、貫通弾、散弾をアイテムとして用意する必要がなくなり、リロードは必要だが好きなだけ撃てるようになった。弓のビンも同様で、ゲージを消費して装填する形に変化している。
スキルに関しても、“反動軽減”や“装填速度”のような従来作のボウガン用のものがいまのところ見当たらないので、変化しなくなったと思われる。弓にはベータテストでも大いに話題になった“導ノ矢”という、非常に強力な技が追加されたので、ガンナーの間口は広くなっている。
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これまでの作品よりもスッキリしたボウガンの弾に関する表記。
筆者のこれまでのプレイスタイルは、剣士でコンテンツを解放していき、エンドコンテンツに近くなってきてからガンナーの装備を用意、という感じだった。しかし、スキルシステムの変化とガンナーの準備の簡略化によって、序、中盤での乗り換えも楽に行えた。
武器持ち替えの最適解はいまだ模索中
本作は、メイン武器とサブ武器のふたつを同時に装備でき、セクレトという騎乗動物に乗ると、狩り中でも持ち替えができる。スキルシステムが刷新されたのも、武器持ち替えの影響を考慮してのことだろう。防具に“砥石使用高速化”を付けられるようにすると、ガンナー用武器を持つという選択肢を消してしまうことになりかねない。
最初にこのシステムが公開されたときは「剣士用武器とガンナー用武器をひとつずつかなぁ」なんて安直に思ったりしていたが、いざ遊んでみるとコンテンツを解放しながら進めているうちは一線級の武器をつねにふたつ用意する、というのがなかなかたいへん。
ひとつの武器を使い続けたほうが動きが洗練されていく、というのもあり最初のうちはチャージアックスの属性違いをふたつ用意し、モンスターに合わせて使い分けるといった感じで利用していた。
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双剣や太刀、チャージアックスのように攻撃してゲージを溜めて強化するタイプの武器は、メインで使っていると強化されたら持ち替えたくないし、サブ武器として使おうとするとすぐに全力が出せないのでもどかしい。ベータテストで狩猟笛をサブ武器にするのが人気になったのも、狩り中の持ち替えの難しさからだろう。
レビュー版をたっぷりと遊んでいるいまでも、いまだに使いこなせている気はしない持ち替えシステム。2種類のモンスターが狩猟目標になっているクエストではそれぞれの弱点属性の武器を持っていける点は気に入っているが、もっといい使い道がありそうな気もしている。リリース後、製品版でのマルチプレイが可能になったらまた別のアプローチが見えてきそうなので、これを発売後の楽しみとしたい。
シームレスな狩猟生活が快適すぎる。サポートハンターを連れてのソロプレイもお手軽
ライター:バーボン津川 『モンハンワイルズ』が発表されてからは、『モンハン』熱が高まり、とことんやり込んだはずの『モンハンワールド:アイスボーン』や『モンハンライズ:サンブレイク』をまた最初からプレイ。そのくらい本作を楽しみにしていた。
そして待ちに待った製品版相当でのプレイ。何よりも驚いたのがメインストーリー(ミッション)の演出。本作ではイベントシーンからプレイヤーが操作するシーンへとシームレスに移行。ロードを挟まずダイナミックに物語が展開していくため、没入感もすさまじい。オープンベータテストでもその一端を体験できたが、ストーリーの最後までこの作り。おかげでこれまでの作品以上に物語にグッと引き込まれ、堪能することができた。
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ゲームの作りは『モンハンワールド:アイスボーン』に近しく、『モンハン』ならではの魅力はそのままに利便性がよりアップした印象。たとえば、フックスリンガーで離れた場所の素材を採集できたり、クエストカウンターの役目を担う編纂者アルマがプレイヤーに追尾していていつでもクエストが受注できたり、携帯焚き火台でキャンプに戻らずともその場で料理が食べられたりと、さまざまな要素が進化を遂げ、より快適な狩猟生活を実現している。
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食事シーンは何度見てもお腹がすく。ハンターがひと口食べた後に「くぅ~」という至福の表情を見せるのがたまらん……。
個人的に気に入っているのはセクレトのオート移動。仕組みとしては『モンハンワールド:アイスボーン』の“モンスターライド”と似ているが、本作ではワンボタン(デフォルトでは十字ボタンの上)でセクレトに騎乗できるようになっている。
モンスターがエリア移動を開始したときに、すぐさまセクレトに騎乗し、モンスターを追いかけながら砥石や回復薬を使用するといった一連の動作がスムーズに行えるのは、かなり快適。入り組んだ地形のフィールドでも、フィールドマップを開いて目的地として設定すると自動で移動してくれるので、めちゃくちゃ重宝した。この機能に頼りすぎて、オート移動なしだと迷子になりそうなほど……。
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便利な機能といえば、“サポートハンター”にも注目したい。救難信号を発信するとほかのプレイヤーに協力要請が送れるが、一定時間経っても人が集まらないときにはNPCのサポートハンターが参加してくれる。このサポートハンターが、プレイヤーの体力が大きく減ったときは回復してくれたり、打撃武器でモンスターを気絶状態にしてくれたりと、とにかく優秀。特定の素材がほしいときも、サポートハンターでマルチプレイ感を味わいつつソロプレイで気軽に狩猟できるのはうれしいポイント。
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クエストカウンターからの設定でクエスト開始と同時にサポートハンターを参加させることもできる
狩猟生活が快適になったぶん、ついつい時間を忘れてプレイしてしまう本作。かくいう筆者も、遊びすぎて寝不足の日々が続いている状態。ぜひ体調管理にも気を配りながら、じっくりと進化した狩猟生活を堪能してみてネ!
多彩なアクションが追加された太刀は爽快感抜群
ライター:けんけん すでにオープンベータテストでキャラクター作成は終えており、筆者が得意とする太刀を手に、これまでの経験を活かしながら新たな狩猟に挑む準備は整った。新システムやシームレスなフィールドでの生活にどう適応していくか、実際に狩猟を通して確かめていくことにした。
本作での太刀の使用感は、多彩なアクションが追加されたことでプレイスタイルが広がり、思わず熱中してしまう。新システム“集中弱点攻撃”は、モンスターに傷を付けた箇所が赤く表示されるため、とても視認しやすく、狙いやすい。弱点にうまく攻撃を当てると、派手なエフェクトとともにモンスターが怯み、爽快感が得られる。ただ、太刀の攻撃のモーションが大きい性質上、ピンポイントで弱点を狙うのが難しい場面もあるが、成功すれば練気ゲージの色段階を上昇させられるため、積極的に狙っていきたくなる。
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狩りに夢中になっているとつい忘れてしまいがちだが、本作では2種類の武器を持ち運ぶことができ、動きの幅が大きく広がっている。
初見のモンスター相手にはライトボウガンで様子見しつつダメージを蓄積し、状態異常や疲労で動きが鈍ったところで太刀に切り替えてコンボを決めるのもよし。マルチプレイ時で、仲間に大剣やハンマーなどの一撃が重い武器種を使うプレイヤーがいる場合は、ボウガンの状態異常弾でサポートに徹するなど、状況に応じて柔軟に対応できるといった具合に、立ち回りへの奥深さを味わえた。
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さらに、ストーリー演出からシームレスに狩猟へ移行するシステムは新鮮でおもしろい。イベントシーンをそのまま引き継いで狩猟が始まるため、より深くゲームの世界に入り込めると感じた。
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サポートハンターの存在も頼もしい。プレイヤーの体力が減ると回復してくれたり、モンスターに乗り攻撃を仕掛けてダウンを狙ったりと、狩猟のサポートを的確にこなしてくれる。とくに、飛んでいる大型モンスターを閃光弾で撃ち落としてくれたのには驚かされた。かと言って、傷口の破壊や大ダメージを与えるところはしっかりプレイヤーに楽しませてくれる、いわば“接待”っぷりがとてもいい塩梅。
なお、サポートハンターの呼び出しは設定で切り替えられるので、ソロプレイを追求したい孤高のハンターの方も心配無用だ。
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これまで公開された情報や、オープンベータテストでは皆さんもグラフィックの大幅な進化を目の当たりしていると思うが、本作の魅力のひとつとして改めて強調させていただきたい。なかでも食事シーンのクオリティは圧巻で、思わずお腹が鳴るほどのリアルさだ。深夜に見ると、飯テロ級の破壊力があるので気を付けてほしい。ソフトを購入するだけでなく、リアル携帯食料(カップ麺や菓子パン)を準備しておくことをおすすめしておく。手に入る食材が増え、料理のバリエーションが広がることを考えると、ますます期待が高まるばかりだ。
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狩猟をサポートするシステム面も充実している。モンスターの大技が来る前に体力バーが大きく波打つため、回避の準備や反撃の対策を講じやすくなった。ほかには、ショートカットには体力の最適回復機能が導入され、マップ上には各アイテムのアイコンが詳細に表示されている点にも要注目だ。こうした、従来作からの細かな改善は目立たないが、狩猟を重ねるうちにその便利さを実感していくことになるだろう。
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また、携帯焚き火台の存在もありがたい。シームレスに狩猟へ移行する本作では、食事を取らずに狩猟が始まることもあるが、焚き火台を使えば場所を選ばず準備を整えられる。いつでも万全の状態で狩りに臨めるのは、非常に大きな利点だ。
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まだすべての要素を使いこなせてはいないが、簡易キャンプやセクレトの活用次第でさらに狩猟が快適になっていくだろう。モンスターの生態やフィールドの環境変化など、気になる要素は尽きないので、これからも新たな発見を楽しみながら、充実したハンターライフを楽しんでいきたい。