シリーズの人気キャラクター・真島吾朗を主人公とし、『龍が如く8』後の物語が描かれていく本作。その舞台となるのは、人々のさまざまな思惑が渦巻くハワイの海、そして島々……。真島は大海原を、“ゴロー海賊団”の仲間たちとともに駆け巡っていくのだ。
『龍が如く8外伝』注目の新要素である“海賊バトル”、そして“ミナト区系女子”とのイベントを実機でプレイする機会を得たので、そのプレイフィールを紹介していこう。
ポジショニングが重要なシリーズの新境地“海賊バトル”

島々を結ぶルート上には青い輪っかのような“追い風スポット”が設置されていて、これをくぐると自動で加速するので便利。また、航路の途中には素材アイテム入りの箱が浮かんでいたりする。

操船は、地上で人間を動かすのと比べて小回りが利かないので、最初はストレスを感じるかもしれない。とはいえ、移動関係の操作はかなりシンプルなのですぐに慣れるだろう。
各地にある灯台近辺には“セーフエリア”が設けられており、航海に向けてのさまざまな準備を行える。船員の編成やゴロー丸の装備変更、性能強化、見た目変更などもここで行う。


さらに“甲板モード”に切り替えると、船の機能を利用可能だ。船上の船員と交流できるほか、“引き網”では魚や資材などのアイテムが手に入る。船長室では会食をして船員たちの経験値と士気を上げたり、カラオケもできたりする。
また、集めた食材を使って真島みずから料理も作れる。料理はミニゲーム形式になっており、料理の内容に応じて難易度も上がっていくようだ。真島に付き添うゴロー(海賊団のマスコットでもあるトr……猫)や、後ろで見ている船員たちの姿がかわいい。




洋上にはいたるところに危険な敵が待ちかまえており、近づくと船どうしで戦う“海賊バトル”が始まる。
船での戦いは、おもに船の右舷、左舷に設置してある大砲で攻撃を行う。そのため、敵船は進行方向の正面ではなく左右に収められるように操船する必要がある。
船の後方に設置されている機銃で、正面にいる敵船も攻撃できることはできるのだが、大砲と比べると威力がだいぶ落ちてしまうので、メインの攻撃方法としてはオススメできない。



ただし、大砲は一定数発射すると再装填まで少し時間を置かなければならないのが悩みどころだ。そのほかの攻撃手段として、加速状態で体当たりすることでもダメージを与えられる。また、基本的に船の弱点は“船尾”なので、なるべく敵船の後ろにポジションを取るように動くといいだろう。
この独特な海戦アクションが苦手な人は“甲板モード”に切り替えて戦うのもアリだ。真島を動かして機銃を使えるほか、“ロケットランチャー”で直接狙うことも可能。船が動かない状態になるので、多少敵を狙いやすくなっている。その代わり無防備になってしまうので、煙幕を張って敵から見えないようにすると安全だ。


両舷に大砲が配置される、船の砲撃戦ならではの要素が盛り込まれているため、初めて海戦をプレイする人は面食らうかもしれないが、慣れてくるとこれがおもしろい。ポジショニングによっては一方的に攻撃できたり、敵を視界に入れることなく戦うことができるようになったりと、上達をわかりやすく感じられるので自己肯定感が爆上がりである。
ボス船に直接乗り込む“船上決戦”では、船員たちとともに集団戦闘を行い、敵を全滅させれば勝利となる。大乱戦になるので、うまく周囲の状況を利用したり、スキルを使ったりして戦おう。こちらはいつも通りのバトルなので、シリーズ経験者(とくに『龍が如く7外伝』以降)なら問題なく戦えるはずだ。



島に上陸してお宝探し

仲間とともに奥へ奥へと進んでいく。船上決戦と同様、集団どうしの戦いであるため、混戦になってダメージを負いやすい。アイテムによる回復ができないので、いつもより慎重に戦う必要がありそう。
虎や熊など、人間以外の敵もいてなかなか手強い。真島同様、船員たちも消耗していくためなるべく連携しながら戦いたいところだ。道中にはお金の入った樽や回復スポットなどが出現することも。分かれ道があったら、チェックしておくといいかもしれない。


今回のプレイでは、同行する船員に赤ちゃんプレイでおなじみの権田原組長や、大阪のオバチャン悦子などを選んでみた。こういった、シリーズファンを楽しませてくれる要素が随所に盛り込まれているのも本作の魅力である。

戦いが続くと“狂気ゲージ”が溜まっていく。“パイレーツスタイル”ではこのゲージを消費して“呪神”を召喚可能だ。いざというときの切り札として使いたい。

最後の戦闘を終えると、財宝をゲットできる。宝島での戦いは長期戦となるうえ、途中で自由に回復ができないため、あまり実力差があるような場合は全滅(敗北)してしまう危険性が高い。敗北すると船員たちの士気が大きく下がってさまざまなデメリットが生じてしまう。リスクとリターンを天秤にかけて挑むといいだろう。


パイレーツ・コロシアムで腕試し
モードはおもに4つ。砲撃戦→船上決戦で構成される“海賊バトル”を1戦行う“海賊シングルマッチ”、船上決戦だけに連続して挑む“船上バトルラッシュ”、海賊バトルの連戦に挑戦する“パイレーツ・チャンピオンシップ”、そして海賊団同士がぶつかり合う“海賊決闘ショーダウン”である。


クリアタイムに応じてS~Cまで4段階の評価がつけられ、より高評価を得るなどすると基本報酬にボーナスがつく仕組みになっている。そして、いくつもの戦いに勝つことで“海賊RANK”が上がると、より強い敵と戦えるようになるようだ。
バトルのルールは通常の海賊バトルと同じ。ただし“より速く”勝利するために、ブーストやドリフトなどを駆使した、通常とは異なるムダのない操船テクニックが求められる。
実際に何度かプレイしてみると、プレイヤーのテクニック向上がクリアタイムというわかりやすい形で反映されるため、かなりやり甲斐を感じられる。



若者文化に還暦オヤジが果敢に挑む! “ミナト区系女子”
「ミナト区系女子とコンパをしたい」という夢を持つ船員・マサル(出演:秋山竜次)のために、ひと肌脱ぐことになった真島。どうやったら実現できるのかをホノルルシティのバー、リボルバーで相談するのだが……。


ミナト区系女子を語るマスターがおもしろすぎる。サブキャラクターたちのトボけた会話は『龍が如く』シリーズを語るのに欠かせない要素と言えよう。また、周囲にどう思われているかをあまり気にしない(と思われる)真島だけに、各イベントのノリもシリーズ屈指の明るさ、テンポのよさが感じられる。
そして現れたのは、『龍が如く8』でマッチングアプリを手掛けていたマチコさん。パンチの効いたファッションとトークは相変わらずだ。ミナト区系女子の情報料として1万ドルも取られてしまうが、払わなければ話は先に進まない。やむなし、である。


コンパの相手候補となるミナト区系女子は5人。話題性も十分なキャストが揃っている。
彼女たちと仲よくなる手段は、特定のスポットに通って会話をしたり、プレゼントをして好感度を高めていくキャバクラ形式ではなく、サブストーリーのひとつとして連続イベントをこなしていくという形になるようだ。


今回は5人のうち、みそしー(出演:みそしる)との出会いのサブストーリーをプレイしてみた。
みそしーがMCを務めるゲーム大会が、ホノルルシティの一角で行われていた。大会終了後、ケンカになりかけたところに真島が通りがかり、その拳でまたたく間に解決してしまう。それがきっかけで体よくみそしーにアプローチすることに成功するのだが……。


ストリーマーだのコラボだの、極道の世界に生きてきた真島はどうにもピンと来ない単語の連続に戸惑いつつも、ゲーム実況に挑戦することを決めるのだった。果たして、ここからコンパ開催へどのように繋がっていくのか。そして還暦を迎えてから初めて挑む真島のゲーム実況はどうなるのか……楽しみしかない。




















