『風来のシレン6』1周年。14年ぶりに登場した1000回遊べるダンジョンRPGにファン歓喜。原点回帰を図り大成功を収めた【今日は何の日?】

byウワーマン

『風来のシレン6』1周年。14年ぶりに登場した1000回遊べるダンジョンRPGにファン歓喜。原点回帰を図り大成功を収めた【今日は何の日?】

PC版も登場し、さらなる盛り上がりに期待

 2024年(令和6年)1月25日は、Nintendo Switch用ソフト『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』(以下、『風来のシレン6』)が発売された日。本日で発売から1周年を迎えたことになる。
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 『風来のシレン6』は、スパイク・チュンソフトから発売されたローグライクゲーム(ダンジョンRPG)。「1000回遊べるRPG」というおなじみのフレーズで長年愛されてきた『不思議のダンジョン 風来のシレン』シリーズの最新作だ。

 ナンバリングの完全新作としては約14年ぶりとなる登場だったのでシリーズファンたちは大いに湧いたはず。実際、シリーズ最速で出荷本数20万本突破を記録したし、2025年1月11日に公開されたインタビュー記事では売上がすでに30万本を超えていることが明らかにされた。
 2024年12月12日には待望のSteam版が発売されたばかりなので、いまなおダンジョンを攻略中というユーザーも少なくないだろう。

 本作の物語は、『不思議のダンジョン 風来のシレン 月影村の怪物』』の舞台“月影村”の冒険から数カ月後の世界が描かれる。プレイヤーは旅の風来人“シレン”となり、相棒の語りイタチの“コッパ”とともに海賊のお宝が隠された“とぐろ島”の攻略を目指す。
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 とぐろ島は入るたびにマップの形や入手できる道具、モンスターの配置などが変わる“不思議のダンジョン”。倒されると所持品をすべて失い、レベルも1に戻ってしまうシビアなシステムとなっているのだが……冒険の中で身につけた知識によりプレイヤー自身が成長。知恵と経験を頼りに窮地を乗り越え、ダンジョンを攻略していくのが途轍もない達成感で、本作の大きな魅力となっている。

 最後の悪あがきで使った道具が思いも寄らない結果を生み出し、危機から脱出なんてこともしばしばあるため、これがじつに快感だったりもする。
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 『風来のシレン6』は“原点回帰”を意識していて、複雑になった仕様を見直してくれているところもうれしいポイント。脱出の巻物が最初は出なかったり若干序盤のシビアさが増した気もするが、旅の途中でさまざまなイベントが発生して中継地点が追加されたり、宿屋、鍛冶屋、倉庫といった施設が利用可能になるなど、どんどん便利になっていくのがよかった。とくに徐々に増えいく“旅仲間”は頼もしく、かなり助けられた人もいるはずだ。

 さまざまなルールのダンジョンとともに道具やシステムも追加され、少しずつ新しいテクニックと知識を学びながら自身が成長していけるところも楽しかった。好みの問題はあると思うが、遊びやすいフロア数のダンジョンが多かった点がありがたかったな。

 “デッ怪”と呼ばれる超巨大なモンスターや、満腹度の上限が150以上になることでシレンが丸々と太ってしまう“ドスコイ状態”、通常よりも強化された状態で見つけられる“神器”など、本作からのまったく新しい要素も多数追加。ユーザーインターフェースもパワーアップされており、快適にプレイできるのが最高だった。手帳関連も充実していて非常に重宝したと思う。
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 ダンジョンの途中で倒れても、おなじみ“風来救助”でほかのユーザーに助けを求められるし、攻略の続きをほかのプレイヤーに挑戦してもらう“パラレルプレイ”というオンライン要素も登場した。パラレルプレイではIDを共有すれば、同じ状況のダンジョンを複数人のプレイヤーが挑めるため、多人数でスピードランを楽しんだりピンチからの脱しかたを見出してもらったりと、活用方法も多種多様でおもしろいアイデアだった。
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 2024年9月5日には有料追加コンテンツ“plusパック”の前編が、同年10月31日には後編が発売。操作キャラクターとしてコッパやアスカが登場するほか、新しいダンジョンが多数追加されている。『風来のシレン6』本編発売時にやり込んだプレイヤーも、DLCで改めて遊び直してみるのもいいんじゃないだろうか。これらのDLCはSteam版でも発売済みだ。
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