こういう人もいるかと思うので、ざっくり説明しておこう。10分でわかるから、興味ない方も我慢して目を通してほしい。
『バビロニアン・キャッスル・サーガ』の物語とは……
- 塔を上って(カイの冒険)
- 助けに行って(ドルアーガの塔)
- 塔から出て(イシターの復活)
- ロッドを返す(ザ ブルークリスタルロッド)
派生作品もいくつかあるが、おもにこの4作品が『バビロニアン・キャッスル・サーガ』と呼ばれている。響きがカッコいいので声に出したい。
『ドルアーガの塔』は決して難しくはない。現代ならカジュアルに楽しめる良作
第1作であるアクションゲーム『ドルアーガの塔』の登場は1984年。当時のゲームはストーリーが皆無なものが多く、あっても「敵が攻めてきたので倒せ」とか「〇〇を助けろ」といったものがほとんど。しかしナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)は『ゼビウス』(1983年にアーケード版が稼動開始)を筆頭に、異様なほど世界設定にこだわったゲームを数多く作っていたと思う。
1984年ということはまだ『ドラゴンクエスト』も出ておらず、RPGというジャンルが世間に浸透していなかった時代。主人公である騎士・ギルが囚われた巫女・カイを助け、奪われたロッドを取り返しに行くという物語や設定が練り込まれていた。塔を登りつつブーツや剣といった装備やアイテムを入手し、成長していくシステムは当時としては唯一無二。
ついでに言うとぷるぷるしたかわいいスライムも筆者の知る限り本作が初で、ものすごい発明だと思った。当時想像できた“スライム”はバケツみたいな容器に入ったドロドロしたおもちゃだったし。まさにエポックメイキングの塊。





作品ごとにシステムがまったく異なる。派生作品それぞれの個性
イシターの復活(アーケード/1986年)
冒険をしているのはギルとカイだけではない。本作はアーケードゲームでありながら、パスワード保存形式のRPG風作品となっている。国内でRPGがブームになり始めた時代に、ものすごく思い切ったことをしている。ナムコもまた冒険家だ。




カイの冒険(ファミリーコンピュータ/1986年)
ブルークリスタルロッドって何?
『バビロニアン・キャッスル・サーガ』でもっとも重要なアイテム。このロッドが放つ青い輝きは、永遠の繁栄を豊かな実りをもたらしてくれるのだとか。でも、それを悪用しようとする者が現れるのも必然の流れ。こんなものがあるなら筆者だって欲しい。
ドルアーガは手が8本、足が4本もある悪の権化。ブルークリスタルロッドはコイツを封じ込めることでも役立っていたので、それが奪われたことで復活を果たした。それもこれも帝国のせい。ともあれ、女神イシターのお告げによって巫女であるカイがロッドを取り返しに行くことになる。
本作は『メジャーハボック』(※)を彷彿とさせる、サイドビューのアクションゲームだ。ぼちぼち気付いた方もいると思うが、シリーズ作品ひとつひとつがまったく違うシステムのゲームになっている。何らかの理由があるのだろうが「前作のシステムをそのまま流用したろ!」とはせず新たな遊びを創造し続けたナムコ、恐るべし。
ザ・ブルークリスタルロッド(1994年/スーパーファミコン)







オンラインゲームやアニメ、アトラクションにもなった
2008年に放映されたテレビアニメ『ドルアーガの塔』では、作中で登場人物がテーブル筐体に入ったアーケード版1作目をプレイするシーンも。また、同年にはPC用のオンラインRPG『ドルアーガの塔~the Phantom of GILGAMESH~』もサービスを開始した(現在はサービス終了)。
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さらなる朗報として、2011年にフィーチャーフォン向けにリリースされた『ドルアーガの迷宮』という外伝的作品をWindows向けに復刻した特典CDまで付いてくるとのこと。こんなのもう買うしかないじゃん。さあ買え。いますぐ買え。






















